婚約指輪はどの指につける?左手薬指にリングを着ける意味やサイズ選びをわかりやすく解説

  • 2025.09.19
  • コラム
チャームスジュエリー 婚約指輪はどの指につける?左手薬指にリングを着ける意味やサイズ選びをわかりやすく解説

婚約指輪を贈ろうと考えたとき、「どの指につけるものなんだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

一般的には左手の薬指につけるのが定番ですが、実は指ごとに込められた意味があり、世界的にも文化によっても違いがあります。

さらに、サイズを合わせて贈るためにも「リングをどの指にはめるのか」を知っておくことは大切です。


こんにちは。チャームスジュエリーです。

この記事では、一緒に婚約指輪を選ぶカップルに役立つように、そして婚約指輪を贈る男性も安心して選べるように、「着ける指の意味」や「サイズの考え方」をわかりやすく紹介します。

婚約指輪はどの指につけるの?

婚約指輪はどの指につけるの?

婚約指輪は、左手薬指につけるのが一般的ですが、実際は、指輪を着ける手や指に、決まりはありません。

左手薬指は、イギリス、フランス、アメリカ、イタリアなどの国々で、婚約指輪を装着する指になっています(1)。

しかし、他の国や宗教の違いなどでは、右手薬指や人差し指につける場合もあります。

ドイツでは、結婚後は左手薬指ではあるものの、婚約の時には、右手の薬指に着用する、土着の習俗があります。

また、ロシアやインドなどでも、右手はより重要で純粋かつ祝福と幸運を象徴するため、同様に婚約指輪は右手に着けます。

さらに、ユダヤ教では、教義により、新婦が右手の人差し指に着用します。

このように、婚約指輪を着ける手や指の違いは、慣習や文化的なアイデンティティによって生じています。

また、現実的にも、結婚式の最中は、指輪交換で結婚指輪を左手薬指にはめるため、一時的に右手薬指などに着用します。

そのため、婚約指輪を着ける手や指は決まっておらず、本質的には、個人の好みや合うかどうか次第です。

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なぜ左手薬指?

なぜ左手薬指?

婚約指輪を左手薬指に装着する文化は、紀元前の古代ギリシャやローマの時代までさかのぼります。

古代ローマでは、さまざまな指に着用されていたものの、左手薬指の記録が多いとされています。

しかし、14~16世紀のルネサンス期に入ると、一旦、指輪を着用する指は自由になり、左右の人差し指にはめることが多かったとされています。

ですが、17世紀にはいると、キリスト教のローマ・カトリックが、『ローマ典礼儀式書』にて、左手にはめるようにガイドラインを定めました(1)。

さらに、そこへ古代ローマ時代の薬指の伝統が習合して、キリスト教の権威により、再び左手薬指の習慣が広がり、18世紀ごろには定着していきました。

日本にも、婚約指輪の文化が入ってきたのが明治大正の時代ですが、ヨーロッパの結婚における指輪文化が、そのまま伝わった形になります。

婚約指輪の文化は、昭和時代の高度経済成長期を中心に一般大衆まで広がり、古代ギリシャやローマから続く左手薬指の慣習が、そのまま定着した形になります。

指ごとに異なる意味とは?

指ごとに異なる意味とは?

それぞれの指に、指輪をつける意味を、一覧で紹介します。

親指

親指

信念や意志の強さを象徴し、目標を達成したいときに身につける指ともいわれます。

親指につける指輪は、「サムリング」と呼ばれます。

男性が着けることが多いですが、女性も着けることがあります。

人差し指

人差し指

薬指に次いで、歴史・文化的に、婚約指輪を着ける指でもありました。

行動力やリーダーシップを発揮し、性格が活発化するとされていたり、集中力を高めるとされています。

中指

中指

直感やひらめきを象徴し、協調性を高めるとされています。

しかし、ヨーロッパでは16世紀ごろまで、中指に指輪をはめることはタブー視されており、現在も、中指に婚約指輪をはめることは一般的ではありません。

薬指

薬指

婚約指輪では、最も重視される指です。

薬指にはめる指輪のことは、「アニバーサリーリング」とも呼びます。

古代ギリシャの俗説では、心臓から左手薬指に血管が通っており、それは愛の導管と信じられていました。

日本でも、薬師如来の指とのかかわりが指摘されたりしています。

心の安定や、絆や愛を深めるといった意味を持ちます。

小指

小指

チャンスや出会いを象徴し、魅力を高めるとされています。

小指にはめる指輪のことを「ピンキーリング」と呼び、お守りやファッション性の高い意味合いや想いが込められて使われることが多いです。

婚約指輪を着ける指はなぜ重要?

婚約指輪を着ける指はなぜ重要?

婚約指輪を着ける指を把握することは、彼女にサイズがピッタリの指輪を贈るために重要です。

リングサイズは、左右の手及び指によって異なります。

リングサイズは、利き手の方が指が太くなるため、1号程度(内周で約1mm)の差が出ることが多いです。

さらに、指ごとには、平均で1~3号程度(内周で約1~3mm)の差が出ます。

具体的には、女性の平均サイズで、

薬指→8~11号
人差し指→11~14号
中指→12~15号

とされています。

そのため、一般的な左手薬指に婚約指輪を着用する場合は、左手薬指のサイズを把握する必要があります。

左手薬指のサイズは、婚約指輪を注文する際に必要な情報です。

なぜなら、婚約指輪は、着ける指にピッタリと収まる必要があるからです。

婚約指輪は、記念品として購入することも重要ですが、普段使いを続けることも大切です。

普段使いを続けやすくするためにも、リングサイズが指にピッタリとフィットすることは、ダイヤモンドやデザイン選びと同じくらい重要なことです。

そのため、婚約指輪を購入する前には、必ず、つける予定の指を決めて、その指のサイズを計測して下さい。

サイズはどうやって選ぶ?

サイズはどうやって選ぶ?

指輪のサイズは、ジュエリーショップで指のサイズを測定してもらって、そのサイズの指輪を選ぶことが最も確実です。

彼女と婚約指輪を探すため、一緒にショップを訪れることは、デザインが、彼女の好みや日常生活のファッションに合うのかなどを確認するために重要です。

さらに、指のサイズを、店員やスタッフに計測してもらうことは、適切なサイズを把握するのに確実で、一石二鳥です。

しかし、サプライズでプロポーズしたい場合や、男性一人で婚約指輪を購入する場合は、指のサイズを、ショップ以外で計測する必要があります。

その際は、リングゲージを使用して計測する方法がおすすめです。

リングゲージは、ジュエリーショップには必ず置いてある、リングサイズを測る道具で、店舗やオンラインサービスによっては、無料で貸し出しを行っているところもあります。

リングゲージによる計測方法については、以下の記事で詳しく説明していますため、よろしければ併せてご確認下さい:

また、リングゲージが入手しづらいと感じる場合は、身近なものでも指のサイズを測ることができます。

身近なモノでの指サイズの測り方

身近なモノでの指サイズの測り方

では、リングゲージを使わず、身近なモノでも指のサイズを計測できる方法を紹介します。

1.測る場所を決める

1.測る場所を決める

指のサイズを測るときは、指の中で最も太い部分で測ります。

一般的には、指の第二関節、もしくは関節が気にならない方は、指の根元のフィット感を基に、位置を決めて測っていきます。

2.道具を用意する

2.道具を用意する

測定する道具として、

  • 細く切った紙または糸
  • ペン
  • ものさし

を準備する。

細く切った紙は、実際の指輪の幅に近い太さで用意すると、サイズの誤差がより少なくなります。

なお、結婚指輪の平均的な幅は、2.2mm程度が多い印象です。

3.巻きつける

3.巻きつける

細く切った紙または糸を、1で確認した指の一番太い部分を中心に巻き付けます。

巻きつける際は、「少しきつい」と思うくらいピッタリ巻いて下さい。

4.しるしをつける

4.しるしをつける

巻きつけた紙が重なる箇所に、ペンで印をつけます。

5.計測する

5.計測する

紙を広げて、印と印の間をものさしで測って下さい。

6.サイズを照合する

6.サイズを照合する

先ほど測った数字と内径(mm)を、上の表と照らし合わせて、近い数字の号数(日本基準)を確認します。

その号数が、指のサイズとなります。

結婚指輪との重ね着けも意識しよう

結婚指輪との重ね着けも意識しよう

左手薬指は、婚約指輪のみならず、結婚指輪も着用することが一般的です。

そのため、左手薬指には、婚約指輪だけでなく、結婚指輪も一緒に身に着けることを意識しましょう。

結婚指輪は、婚約指輪と一緒に身に着ければ、人気のあるかさね着けになり、手元が違う印象になります。

指輪を贈る際は、相手の彼女がぴったりと身に着けやすい状態で用意しておくことが肝心です。

しかし、結婚式の特別な際に限っては、一時的に婚約指輪を右手薬指に付け替えて、指輪交換で左手薬指に結婚指輪を着用することが多いです。

そのため、結婚後は、指輪の存在感を高められ、デザインやスタイルの変化も楽しめる重ね着けがおすすめです。

きついと感じたら別の指にはめるかサイズ直しを検討しよう

きついと感じたら別の指にはめるかサイズ直しを検討しよう

婚約指輪を日常的に着用していて、「きつい」や「はめにくい」と感じたら、別の手や指に着用しましょう。

指のサイズは、体の体調の変化などによって、時間と共に変わることがあります。

「きつい」と感じる状態は、実際に、指輪がきつすぎる状態で、痛みや指が赤くなる症状が現れる可能性があります。

また、前述の通り、婚約指輪をつける指には、決まりがありません。

そのため、「きつい」と感じたら、すぐに、別の指に婚約指輪をつけ替えることをおすすめします。

しかし、どうしても、婚約指輪を左手薬指に着けたい場合や、ピッタリと着けられる手や指がない場合などは、サイズ直しを行いましょう。

サイズ直しは、基本的に購入したお店に相談し、ショップによっては、アフターサービスでリーズナブルな価格や無料で行ってもらえます。

購入したお店以外にも、職人が在中するジュエリーショップに依頼すれば、その場でサイズ直しについて詳しい話を聞きながら、サイズを変更してもらえます。

まとめ

まとめ

本記事をまとめると、以下の通りです:

  1. 婚約指輪はどの指につけるの?→左手薬指が一般的。しかし、つける手や指に決まりはない
  2. なぜ左手薬指?→古代ギリシャやローマの時代から記録があり、その時から続いている伝統が、国内にも入ってきて定着したため
  3. 婚約指輪を着ける指はなぜ重要?→彼女にサイズがピッタリの指輪を贈るため
  4. サイズはどうやって選ぶ?→ジュエリーショップで指のサイズを測定してもらって、そのサイズの指輪を選ぶことが最も確実。ジュエリーショップ以外で計測する必要がある場合は、リングゲージを使用することがおすすめ。入手しずらいと感じる場合は、身近なものでサイズを計測する(方法は本文を参照)

婚約指輪を着用する指は、一般的には左手薬指とされています。

そのため、人によって特に好みや理由が無い場合は、左手薬指に指輪を着けることが無難かと思います。

左手薬指には、多く選ばれている理由も、歴史的にあるため、ブライダルにもちょうどよいのではないでしょうか。

指輪を着用する指を決めることは、何といっても、指輪を彼女にピッタリとはめてもらう上で重要です。

左手薬指に着用するつもりなのに、誤って、右手薬指や、人差し指などのサイズで指輪を注文してしまったら、「きつい」や「緩い」と感じながら着用しなければならない可能性が出てきます。

指輪は、記念品としても重要ですが、使い続けてこそ、価値が生まれるものですので、ぜひ、着用する指を決めて、その指にピッタリのサイズで指輪が入るように、測定や注文を行って下さい。

素晴らしい婚約指輪が手に入ることを祈っています!

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〇この記事は以下の文献を参考にしています。本文中に同じ番号が降ってある箇所は、文献内容から直接引用した箇所になります:
(1)「図説 指輪の文化史」浜本隆志 著 河出書房新社
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