ピンクゴールドの結婚指輪とは?マリッジリングとしての魅力・特徴・プラチナとの違い・人気デザインを紹介
- 2025.06.12
- コラム

手元にやさしい色合いを添えてくれるピンクゴールドは、ブライダルで特別感がありながらもどこか落ち着いた雰囲気を持ちます。
シンプルなプラチナが主流とされる中で、ピンクゴールドの結婚指輪はあえて“選びたくなる”魅力を持っています。
肌になじむやわらかい発色と、実はしっかりとした耐久性も備えているメリットがあり、近年マリッジリングで人気が高まっている素材です。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
本記事では、ピンクゴールドの特徴や、プラチナとの違い、選び方、具体的なデザインの一覧をご紹介します。
選ぶ前に知っておきたい情報をまとめていますので、ぜひ指輪選びの参考にしてください!
目次
ピンクゴールドとは?
まずは、ピンクゴールドとは何かを紹介します。
特徴と定義
ピンクゴールドは、ローズゴールドとも呼ばれ、ピンク色を呈したジュエリーの素材です。
プラチナとはカラーが異なり、ファッションとの組合せも考えられるため、ジュエリーではいつも選択肢のうちの一つになります。
しかし、結婚指輪だけでなくネックレスやブレスレットを含むジュエリー全体で”ゴールド”は、一般的にK18ゴールドのことを指します。
K18ゴールドとは
K18ゴールドとは、金が厳密に75%含まれたゴールドのことを指します。
そのため、一般的には、K18ピンクゴールドと表記します。
これは、アクセサリーなどでよく用いられている金が約42%含まれている「K10ピンクゴールド」などと区別する上でも重要です。
実物で見分ける際は、リング内側の刻印を見て、K18ピンクゴールドの指輪の場合は「K18PG」の文字が入っているかどうかを確認します。
なぜピンクなのか?
K18ピンクゴールド以外の素材にも、K18イエローゴールドやK18ホワイトゴールドが存在します。
名称のとおり、それらの素材も、金が75%含まれています。
そのため、素材の違いは、金(Au)以外の、残り25%の金属によって生まれます。
K18ピンクゴールドは、残り25%の金属に、銅(Cu)を多く含むことから、赤みを帯びた素材になります。
ピンクゴールドの色の違い
K18ピンクゴールドは、お店やブランド、メーカーによって色が違うことがあります。
色が違う理由は、含まれる銅の割合に原因があります。
また、K18ピンクゴールドは、銅と銀を混ぜて作りますが、その割合に対して特に規定がないことも原因です。
当店の例ですが、金75%以外の25%の素材中で、K18イエローゴールドは銅が40%ほど、K18ピンクゴールドは銅が60%ほどと決まっています。
しかし、この銅の含量は、お店やブランド、メーカーによって異なることがあるため、銅と銀の割合が変わると、ピンクゴールドの色も変わることがあります。
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ピンクゴールドの結婚指輪の魅力
ピンクゴールドの結婚指輪は、素材の温かみと日本人の肌になじみの良い色合いから、女性らしさや可愛らしい印象が引き立ちます。
そのため、婚約やプロポーズの後に探す結婚指輪では、いつも選択に入る素材です。
また、K18ピンクゴールドの結婚指輪は、耐久性が強く品質の面でも優れています。
金(Au)は劣化しないものの、変形しやすい特徴があります。
しかし、K18ピンクゴールドで割金にする銅(Cu)には硬い性質があり、一緒に混ぜることで、毎日身に着けていても変形のしにくい素材に変わります。
ピンクゴールドは変色するのか?
ピンクゴールドは、化学的に変色しますが、一般的に気になるほどの顕著な変色はしません。
ピンクゴールドには銅が含まれており、銅は酸化するため、普段から身につけていれば、いずれ変色して色が濃くなります。
しかし、含まれている銅は全体の一部に過ぎないため、変色するといってもわずかであり、普通に身に着けている分には気になるほどではありません。
例えば、身近なアクセサリーで、シルバー素材のものはよく変色して黒ずみますが、シルバーほどの変色はまずあり得ません。
結婚指輪は普段から身に着けるものであるため、化学的な変色よりも、物理的に細かい傷がつくことによって素材のテクスチャーが変わり、色が違って見えることの方がよくあります。
ピンクゴールドは、定期的にお店のクリーニングに出せば、化学的に変色した薄い表面や傷を綺麗に磨いて無くすため、すぐ元の色に戻ります。
プラチナとの違いと比較
プラチナとの主な違いを、比較しながら解説します。
価格の違い
ピンクゴールドは、プラチナに比べて、価格がやや高いです。
K18ピンクゴールドは、プラチナ(Pt950)に比べて27~30%ほど軽い素材のため、同じ結婚指輪を作る際には、少ない材量で作れます。
しかし、現在(2025年6月)、ゴールド(金)の相場は2020年辺りと比較して著しく価格が高騰しており、重さ当たりの価格がプラチナの2倍以上です。
そのため、結果的には、指輪の状態になると、ピンクゴールドの指輪の方がやや高価になります。
しかし、結婚指輪の平均価格は男女ペアで25万円前後と言われていますが(2024年12月現在)、シンプル志向のデザインであれば、平均的な予算でピンクゴールドの指輪を購入できます。
印象の違い
プラチナは、結婚指輪で82%の人が選んでおり(プラチナ・ギルド・インターナショナル調べ)、純白の輝きがウェディングドレスや白無垢の白色と相性が良い素材です。
しかし、ピンクゴールドにも、長く愛されてきた歴史があり、女性らしく柔らかい雰囲気などが魅力的です。
普段使いにも、支障はありません。
実際に、プラチナとピンクゴールドの結婚指輪を、タイプ別に同じデザインで比較してみましょう。
シンプル系デザイン
ストレートの甲丸リングで、リング自体に柔らかい印象があります。
デザインはダイヤを1石のみ使用した、すっきりとしていてシンプルです。
プラチナは結婚指輪の定番ともいえるデザインですが、ピンクゴールドにすることによって、指輪に暖か味が加わります。
華やか系デザイン
ダイヤモンドの輝きがデザインのメインとなるハーフエタニティリングでは、全体的に華やかな印象があります。
プラチナは、ダイヤモンドの無色透明感と合わさって清涼さを覚えますが、ピンクゴールドはダイヤの輝きと共に色味のポジティブな強さを感じます。
ピンクゴールドならではのデザインはある?
結婚指輪に、ピンクゴールドならではのデザインはあまりないですが、ややエレガントなデザインと相性が良いです。
ピンクゴールドの結婚指輪は、普遍的でクラシックな印象から、モダンからアンティークな印象まで、さまざまな商品が作られています。
ピンクゴールドにデザインの決まりは特になく、実際に自分の好みに合うかデザインを確認する必要があります。
しかし傾向として、やや上品で優雅な雰囲気を感じられるデザインに、ピンクゴールドは合うように思います。
デザインの一覧
では、詳しくデザインを見ていきましょう。
個性的なデザイン
ストレートのリングで、西洋の建築的なフォルムのリングに、大きめのタイプのミル打ちが施してあります。
アンティークでややエレガントな印象を演出し、ピンクゴールドがよく似合います。
モダンなデザイン
ダイヤモンドをリングのシンプルなV字に沿って、惜しみなくセッティングしたデザインです。
特別な装飾は施さないものの、ダイヤモンドとピンクゴールドの光沢から繊細な輝きが放たれて美しいです。
エタニティリング
エタニティリングは時代を超えて愛される、作りがシンプルながらもゴージャス志向で、魅力的なデザインです。
幅がやや細身で指馴染みも良いリングですが、ダイヤの輝きと共にピンクゴールドの色味を強く感じられます。
ウェーブ
ウェーブのリングは、身に着けると女性らしく柔らかい印象を放ちます。
ウェーブのS字ラインとオーガニックなバンドの立体的な形を強めにすることで、ややエレガントな印象になり、ピンクゴールドと合うようになります。
その他のデザイン
ピンクゴールドには、似合うデザインに決まりはありません。
そのため、デザインをもう少し探求したい場合は、参考になるデザインを確認すると良いです。
例えば、カルティエなどの海外老舗ブランドのデザインコレクションを見ることで、無駄のない洗練されたピンクゴールドのデザインを知ることができます。
コンビ素材でつくる結婚指輪
指輪の素材に迷う場合は、プラチナをベースに、一部のパーツをピンクゴールドにするコンビネーションが人気です。
デザインの一部をピンクゴールドにすることで、地金がアクセントになり、色味の特徴がよく現れます。
テクスチャによる印象の変化
ピンクゴールドの色味にこだわりのある人は、艶消しがおすすめです。
一般的に素材は、磨いて鏡面仕上げにすることにより、光沢がある状態になります。
しかし、艶消しやマット加工は、ピンクゴールドの光沢を抑え、素材そのものに近い微細な凹凸のあるテクスチャにします。
艶消しをすることによって、ピンクゴールドの色は、はっきり現れます。
そのため、日常の光環境で色味が目立たないようなシチュエーションでも、素材の色がよくわかります。
かさね着けとの相性
ピンクゴールドの結婚指輪は、プラチナの婚約指輪との重ね着けで、相性が比較的良いです。
プラチナの婚約指輪とかさね着けすることで、色の違いが分かりやすくなり、ピンクゴールドの特徴が生きてきます。
パートナーと色を合わせるべき?
結婚指輪は、パートナーと色を合わせるような決まりはありません。
逆に、男性用はプラチナで、女性用はピンクゴールドにする組み合わせは、よく支持されています。
そのため、同じデザインをセットやふたりペアで購入する際も、女性用のみをピンクゴールドにすることはよくあります。
ピンクゴールドのデザインは少ない?
ピンクゴールドのデザインは、少ないことはありません。
しかし、プラチナの商品よりは数少ないため、お気に入りのデザインが見つからない場合は、セミオーダーメイドやオーダーメイドのサービスを利用すると良いです。
結婚指輪はプラチナが多いですが、ピンクゴールドのデザインもよく販売されています。
しかし、デザインが見つからない場合は、セミオーダーメイドでプラチナの結婚指輪をピンクゴールドに変更可能です。
また、一から完全オリジナルで作るオーダーメイドでは、豊富なデザインから、ピンクゴールドの良さを生かした結婚指輪を作れます。
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- ピンクゴールドとは?:
-特徴と定義→ローズゴールドとも呼ばれ、ピンク色を呈した素材。ゴールドは、一般的にK18ゴールドのことを指す。
-K18ゴールドとは→金が厳密に75%含まれたゴールドのこと
-なぜピンクなのか?→銅(Cu)を多く含むことから、赤みを帯びた素材になる - ピンクゴールドの色の違い→お店やブランド、メーカーによって色が違うことがあり、含まれる銅の割合に原因がある
- ピンクゴールドの結婚指輪の魅力→素材の温かみと肌なじみの良い色合いから、女性らしさや可愛らしい印象が引き立つ
- ピンクゴールドは変色するのか?→化学的に変色するが、一般的に気になるほどの顕著な変色はしない
- プラチナとの違いと比較:
-価格の違い→プラチナに比べて、やや高価
-印象の違い→プラチナは純白の輝きがウェディングドレスや白無垢の白色と相性が良い一方、ピンクゴールドは女性らしく柔らかい雰囲気などが魅力的 - ピンクゴールドならではのデザインはある?→あまりないが、ややエレガントなデザインの指輪と相性が良い
- コンビ素材でつくる結婚指輪→一部の素材をピンクゴールドにするデザインがおすすめ
- テクスチャによる印象の変化→艶消しがおすすめ
- かさね着けとの相性→プラチナの婚約指輪とのかさね着けで、相性が比較的良い
- パートナーと色を合わせるべき?→パートナーと色を合わせる決まりはない
- ピンクゴールドのデザインは少ない?→少ないことはないが、お気に入りのデザインが見つからない場合は、セミオーダーメイドやオーダーメイドのサービスを利用すると良い
ピンクゴールドは、近年人気が高まり、結婚指輪での素材の選択肢として増えています。
それでもプラチナは主流ですが、結婚指輪に、少しでも個性的な印象を求めたい場合には、一度検討してみても良いと思います。
結婚指輪をピンクゴールドにする際は、ややエレガントな印象のデザインが良いと思います。
しかし、デザインが似合うのか、自身の好みに合うかどうかは、実物を身に着けて見ないとわからないことが多いです。
そのため、ピンクゴールドの指輪を、ジュエリーショップや店舗で色々と試着してみることをおすすめします。
特に海外の大手ブランドでは、コンセプトに沿ったエレガントで洗練されたデザインの結婚指輪が、ピンクゴールドでもよく取り扱われています。
ぜひ、納得のいく理想の結婚指輪を手に入れて下さい!
特別な結婚指輪をお探しの方、
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理想の結婚指輪をお探しでしたら、
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- 1996年創業名古屋のジュエリーブランドで、お二人にとって特別な結婚指輪に出会うためのアドバイスを、専門家が無料で行っております。
- 「結婚指輪の実際を知りたい」「選び方や目安を把握したい」「デザインのバリエーションを知りたい」「結婚指輪の悩みを聴いてほしい…」という方は、お気軽にご相談下さい。
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