ハーフエタニティリングとは?結婚指輪・婚約指輪に選ばれる理由と後悔しない選び方を解説
- 2025.07.11
- コラム

結婚指輪(マリッジリング)や婚約指輪(エンゲージリング)の候補に「ハーフエタニティリング」を考えている方も多いのではないでしょうか。
小さなダイヤモンドが連なって輝くエタニティリングは、華やかで上品な印象があり、長く愛されているスタイルです。
ハーフエタニティリングは、手のひら側にはダイヤモンドを入れず、指の表側だけにセッティングして、実用性と美しさのバランスが取れた人気の高いスタイルです。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、ハーフエタニティリングの定義・デザイン・注意点・重ね着けとの相性まで、初めての方でもわかりやすく解説します。
指輪選びの参考に、ぜひご覧ください。
目次
ハーフエタニティリングとは?
ハーフエタニティリングとは何かを、解説していきます。
ハーフエタニティリングの定義
ハーフエタニティリングは、ダイヤモンドを中心とした宝石が、リング上をおおよそ180度半周する指輪をいいます。
エタニティ(英:eternity)には、「永遠」や「無限」の意味があり、普通のエタニティリング(フルエタニティ)の場合、宝石がリングを360度一周します。
宝石は、一定間隔で、同じサイズが連続して並んでいることが条件になります。
また、リングの形状は一般的に、ストレートです。
ブライダルジュエリーでの位置付け
ハーフエタニティリングは、結婚指輪として購入されることが多いですが、婚約指輪としても購入されています。
ハーフエタニティリングは、結婚指輪としては高額で、婚約指輪としては平均からやや安価な価格帯の位置付けです。
結婚指輪の中で、ハーフエタニティは、比較的ダイヤの量が多いデザインになります。
結婚指輪は男女ペアで25万円が平均的とされますが、ハーフエタニティは男性用のリングも合わせると平均的な価格帯を越えることがほとんどです。
しかし、婚約指輪の中では、鑑定書付きのダイヤを購入しないため、その分価格が下がり、平均的とされる30~40万円の予算内に収まることが多いです。
ハーフエタニティリングの価格
ハーフエタニティリングは、普通のエタニティリングに比べてダイヤが少なく、安価に購入できます。
そのため、普通のエタニティリングのように、1本で100万円を超えることは少ないです。
ただし、ダイヤモンドの数が比較的多い指輪ではあるため、普通のエタニティイングのように、ダイヤモンドの条件によっては価格が大幅に変動します。
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ハーフエタニティリングの魅力
ハーフエタニティリングには、結婚・婚約指輪で選ばれる上で、多くの魅力があります。
ハーフエタニティリングの魅力を、ランキング形式で紹介します。
1位 ダイヤモンドの輝きが多い
ハーフエタニティリングは、他の結婚指輪に比べて、手元が華やかになります。
ハーフエタニティリングを身に着けると、手の甲側ではリングの全てにダイヤがセッティングされているように見え、輝きに満たされます。
結婚指輪はもちろん、華やかな印象とそれを裏付けるダイヤモンドの多さから、婚約指輪としても受け入れられます。
2位 シンプルで身に着けやすい
ハーフエタニティリングは、好みに合うと感じる人が多く、年齢を問わず、幅広い世代から受け入れられています。
そのため、長く愛用する、結婚指輪及び婚約指輪に向いています。
ハーフエタニティリングは、ダイヤモンドがストレートで綺麗に並ぶだけのシンプルなデザインのため、日常のさまざまなシーンで使いやすいです。
3位 かさね着けしやすい
ハーフエタニティリングは、結婚指輪として、かさね着けしやすいです。
ストレートのバンドであることも理由のうちの一つですが、ダイヤモンドの数が多いことから、様々なデザインの婚約指輪と相性良くかさね着けでき、単体で身に着けるときとは違ったスタイルを楽しめます。
特に、婚約指輪は、バンドやアームにダイヤがあしらわない、ソリテールのデザインが最も選ばれています。
ソリテールは結婚指輪の定番で、1粒のダイヤが綺麗に輝いて素敵ですが、ハーフエタニティリングをかさね着けすることで華やかさが加わり、素材とダイヤモンドのバランスに優れます。
4位 サイズ直しできる
ハーフエタニティリングは、ダイヤモンドの数が比較的多いにもかかわらず、サイズ直しできます。
サイズ直しは、結婚指輪では普通のことですが、エタニティリングのようにダイヤの数が多く、リングで1周して留まっているデザインでは不可能です。
ハーフエタニティは、フルエタニティとデザイン上の見た目は似ています。
しかし、ハーフエタニティリングは、ダイヤが留まっていない地金の部分があるため、サイズ直し可能です。
指(リング)のサイズは、結婚前や後に、体調の変化によって変わるケースが多いため、エタニティのデザインでサイズ直しできることはメリットになります。
デザインのバリエーション
ハーフエタニティリングのデザインは、ダイヤモンドとその留め方で変わります。
そのため、リングを選ぶ際には、ダイヤモンドの情報をまず見て、決めると良いです。
具体的に、ダイヤモンドを中心とした、ハーフエタニティのデザインバリエーションを見ていきましょう。
ダイヤモンドの大きさによる違い
ハーフエタニティは、ダイヤモンドの大きさによって、デザインと身に着けた際の印象が変わります。
小さめ
<画像のリング→ダイヤモンド:直径1.1mm、0.1ct、リング幅1.8mm>
ダイヤが小さいハーフエタニティリングは、輝きが繊細で、普段使いしやすいです。
ダイヤが小さいことから数が多く、リング幅も細身になるため、指によく馴染んで身に着けやすいです。
ハーフエタニティのデザインでは、ダイヤが小さめでも、手元が華やかな印象になります。
中間
<画像のリング→ダイヤモンド:直径2.1mm、0.4ct、リング幅2.7mm>
幅広い世代に好まれるハーフエタニティリングは、直径で2ミリ台のダイヤが普通のサイズ感です。
ダイヤの大きさが普通サイズになると、ダイヤの輝きが強くなり、指輪に存在感が出ます。
小さめのダイヤと同様に、身に着けると、華やかな印象になります。
大きめ
<画像のリング→ダイヤモンド:直径3.5mm、2.7ct、リング幅3.5mm>
ダイヤが大きいハーフエタニティリングは、ダイヤモンドが、そのままリング幅になります。
ダイヤモンドの輝きは鋭くなり、存在感があります。
例えば、かさね着けする際、婚約指輪のダイヤが平均以上に大きくないと、ハーフエタニティリングの存在感でバランスが偏ってしまいます。
ハーフエタニティでは、ダイヤが大きくなるほど、希少性も高くなっていきます。
サイズの大きいダイヤモンドで、大きさと品質は揃いずらくなるためです。
ダイヤの大きいハーフエタニティは、身に着けた時に必然とゴージャスな印象になり、憧れの対象になるようなリングとなります。
ダイヤの留め方による違い
ハーフエタニティは、ダイヤの留め方によってデザインが変わります。
例えば、主なダイヤの留め方は、爪留めと彫り留めです。
爪留めは最もポピュラーな留め方で、華やかな印象を放ちます。
ダイヤの周りがすっきりするため、ダイヤに光が入りやすく、輝きが強くなります。
対して、彫り留めは、リングの形状やラインが明確になる特徴があり、フォーマルな印象を放ちます。
リング表面を精巧に彫ってダイヤモンドを留めるため、ダイヤは繊細に輝き、リングの見た目は、建築的です。
注意したいポイント|後悔しないために
ハーフエタニティリングの選び方として、気を付けたいポイントを、ランキング形式で紹介します。
1位 ダイヤの品質
ハーフエタニティリングは、ダイヤの品質に気を付けなくてはいけません。
ダイヤの品質は、輝き方と見た目の綺麗さに影響を与えます。
品質の目安を提示すると、以下の通りになります:
カラー→「D」~「F」
クラリティ→「IF」~「VS2」
カット→「EXCELLENT」、「VERY GOOD」
カラーは、「D」~「F」を選べば、無色透明といわれる品質の範囲内で、ダイヤは普通に綺麗な見た目をします。
その下の「G」~「I」も許容範囲にはなりますが、高品質なダイヤと並べてみると、ダイヤがやや色づいていることに気づけます。
そのため、「G」~「I」よりも下のランクは、ダイヤが色づいているのがわかり、見た目の綺麗さに影響が及んでしまいます。
クラリティは、「VS2」以上であれば、気泡や傷、内包物を肉眼で確認するのは難しく、見た目の綺麗さはもちろん、輝きにも顕著な影響は出ません。
しかし、「SIクラス」から下のランクになると、ダイヤの気泡や傷、内包物を肉眼で確認できるようになり、輝きと見た目の綺麗さに影響が及んでしまいます。
カットは、輝きに最も影響するグレードのため、なるべく良いものを選ぶ必要があります。
ハーフエタニティリングには、鑑定書の付かないメレダイヤを中心に使用するため、多少のバラつきも考慮し、「VERRY GOOD」も目安の範囲内になります。
「VERRY GOOD」より下でランクが低くなるほど、ダイヤの輝きが少なく、アンバランスになります。
ダイヤの品質は、ブランドやショップで提示されないことがあります。
そのため、ハーフエタニティを選ぶ際は、ダイヤの品質を提示してもらいましょう。
2位 リングの厚み
ハーフエタニティリングを購入する際には、リングの厚みに気を付けて下さい。
リングの厚みとは、リングで円形視点で見た際に、地金のみの部分の幅を指します。
ハーフエタニティを選ぶ際は、リングの厚みのあるものを選んだ方が良いです。
リングが薄い場合、ダイヤモンドが外れるリスクが高まります。
リングが薄い指輪は、普段使いで身に着けている際に、何かの衝撃が加わると、歪むことが良くあります。
ダイヤモンドは、リングが真円に近い状態でセッティングされているため、リングが歪むと、ダイヤの留まっている部分がずれて、ダイヤが落ちてしまう可能性があります。
そのため、衝撃が加わっても歪みにくい、リングの厚い指輪を選びましょう。
目安としては、最低で1.4mmで、「薄いな」と感じない程度は欲しいです。
3位 ダイヤの並び方
ハーフエタニティリングを購入する際に、確認しておきたいのが、ダイヤの並び方です。
選ぶ際は、ダイヤが敷き詰められていて、ダイヤとの間になるべく隙間のないものを選びましょう。
ハーフエタニティリングは、ダイヤが途切れることなく、緻密に連なって輝くところに美しさがあります。
華やかな印象を追求するリングのため、ダイヤモンドを惜しみなく使っているデザインが、ハーフエタニティリングにとって良いデザインです。
4位 ダイヤの外れにくい留まり方
ハーフエタニティリングが、ダイヤの外れにくい留まり方になっているかに気を付けなくてはいけません。
ダイヤの外れにくい留まり方は、ダイヤモンド1石に対して独立した4か所や爪で留まっている状態です。
特に、爪で留まっているもののうち、共有爪で、爪が小さいものに注意した方が良いです。
ハーフエタニティリングの強度によっては、何らかの衝撃でリングが歪み、爪が動いてダイヤが取れてしまいます。
ダイヤモンドがどれだけ並ぶ?
ハーフエタニティは、ちょうど180度ダイヤが並ばなくても、地金の部分が露出しなければ、見た目を変えずに価格を抑えられます。
そもそもハーフエタニティリングは、厳密に180度、半円上にダイヤが並ばない商品が多く、ダイヤの連なる長さは異なります。
ダイヤが多く入っているほど、指輪自体の華やかな印象は強くなります。
しかし、仮にダイヤが半周以下で少なくても、少なすぎて地金の部分が露出しない限り、身に着けた際の見た目は変わりません。
ダイヤが少なくなれば、その分、価格を抑えられます。
ただし、身に着けた際に、指でリングが回ってしまうと、地金の部分が露出するため、なるべくリングサイズがピッタリの条件で装着して下さい。
素材の違いと印象の変化
ハーフエタニティリングは、素材の種類を変えることによって、身に着けた際の印象が変わります。
それぞれの素材を見ていきましょう。
プラチナ
プラチナは、結婚指輪で82%、婚約指輪で92%の人に選ばれており、ブライダルでは基本の素材です(「プラチナギルドインターナショナル」)。
プラチナは、純白の輝きがウェディングドレスや白無垢の白色と相性が良いです。
また、普段使いでも、プラチナのハーフエタニティリングは、清楚な雰囲気を纏います。
ピンクゴールド
ピンクゴールドは、近年増えてきています。
素材自体には温かみがあり、肌なじみの良い色合いです。
ピンクゴールドのハーフエタニティリングは、ダイヤモンドの輝きがメインになりますが、色合いからポジティブで明るい印象を感じられて、おすすめです。
イエローゴールド
イエローゴールドは、世界的にジュエリーで定番の素材で、美しいゴールドカラーが、肌になじみます。
イエローゴールドのハーフエタニティリングは、ダイヤの輝きにクラシックな印象が加わり、どこかエキゾチックな印象があります。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、海外の大手ブランドを中心に使われている白銀色のゴールド素材です。
ホワイトゴールドは、銀白色の美しい希少なパラジウムを多く使用し、素材そのものが白銀色になっている高品質なものは素敵です。
しかし、パラジウムが少なく、素材がややゴールド色を呈したホワイトゴールドもあり、その場合は表面にロジウムメッキが施されています。
ロジウムメッキが施されるタイプのホワイトゴールドは、メッキの剥がれなど、経年劣化に注意しながら、使用する必要があります。
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- ハーフエタニティリングとは?:
-ダイヤモンドを中心とした宝石が、リング上をおおよそ180度半周する指輪
-宝石は、一定間隔で、同じサイズが連続して並んでいることが条件
-リングの形状は一般的に、ストレートです。
-結婚指輪として購入されることが多いが、婚約指輪としても購入される
-普通のエタニティリングに比べてダイヤが少なく、安価に購入できる - ハーフエタニティリングの魅力→他の結婚指輪に比べて、手元が華やかになる。長く愛用する結婚指輪及び婚約指輪に向いている(など)
- デザインのバリエーション→ダイヤモンドの大きさと留め方で変わる
- ハーフエタニティリングの注意点→ダイヤの品質、リングの厚み、ダイヤの並び方及びダイヤの外れにくい留まり方の順に気を付ける
- ダイヤの並び→ちょうど180度ダイヤが並ばなくても、地金の部分が露出しなければ、見た目を変えずに価格を抑えられる
ハーフエタニティはシンプルで人気のあるデザインです。
ダイヤモンドの大きさとそのセッティング方法によってバリエーションがあります。
ハーフエタニティリングはどれも魅力的ですが、この記事で書いたように、注意点がいくつかあります。
特に、ダイヤの品質は、ブランドやショップによって異なります。
ブランドやメーカーごとに、取り扱うダイヤは統一されていることが多いため、違う店舗で実物を見比べないと、違いは分かりません。
加えて、ハーフエタニティリングは着用を続けているとダイヤ回りが汚れやすく、定期的に手入れして、輝きを購入時の状態に戻す必要もあります。
このように、ハーフエタニティリングは注意点がいくつかあります。
しかし、注意点さえ押さえれば、ブライダルで素敵なリングになることは間違いありません。
ハーフエタニティを選ぶ際は、まずはダイヤモンドの品質に関する知識を付けて、輝きの美しい、特別な指輪を選んでいきましょう!
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