婚約指輪を贈ると決めたとき、
「みんなどれくらいの予算を用意しているんだろう？」
「平均ってどれくらい？」
と気になる方は多いものです。

実際、婚約指輪は 20万円台から購入できます。

ただし、予算によって選べるダイヤモンドやデザインは大きく変わります。

そして、相場（平均予算）を知ると分かるのは、
多くの男性が “ある程度の予算” をかけて、しっかりした婚約指輪を贈っている
ということです。

こんにちは。チャームスジュエリーです。

この記事では、婚約指輪の相場、値段で変わるポイント、
そして どれくらい予算を用意すると素敵な指輪が選べるのか を、
ジュエラー視点でわかりやすく解説します。

“できれば後悔したくない”
“喜ばれる婚約指輪を贈りたい”
という方にとって、予算を決める際の判断材料になるはずです。

婚約指輪はいくらで買える？

婚約指輪は、20万円台で購入できれば、1,000万円近くで購入する人もいます。

婚約指輪は、ジュエリーや宝飾品であるため、高価です。

ジュエリーは、宝石とプラチナや18金などの貴金属を使って、素材を扱う専門の職人によって作られます。

婚約指輪の場合、宝石には主に天然のダイヤモンドを使用し、素材には主にプラチナ（950が基本的）を使用しますが、いずれも希少な材料であり、それなりの価格が付きます。

しかし、婚約指輪が最低限のダイヤモンドとデザインであり、かつ良心的なお店を選べば、20万円台で購入することは可能です。

一方で、婚約指輪が最上級のダイヤモンドとデザインであり、かつ海外のハイブランドなどで選べば、1,000万円近くで購入することになります（それ以上の価格帯の婚約指輪もあります）。

そのため、婚約指輪は、20万円台から購入できますが、ダイヤモンドやデザイン、購入する場所などによって、値段が変わります。

婚約指輪の相場はどれくらい？【最新データ】

婚約指輪の相場について、さまざまなデータを一覧で紹介します。

全国のデータ

婚約指輪の相場は、全国の平均価格で39.0万円です（推計値、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」）。

価格帯別に見ると、最も多いのが30～40万円未満で30.3％、次いで20～30万円未満が19.5％、40～50万円未満が14.0％と続きます。

また、50～100万円未満で購入した人は20.8％（※該当データの合計値）で、100万円以上で購入した人は3.7％です。

そのため、婚約指輪は30万円台で購入することが基準であり、2割近くの人がスタートラインの20万円台で購入していると考えられます。

しかし、平均以上の価格で購入する人は、3～4割いると考えられ、スタートラインの20万円台よりも多いことが伺えます。

年代別のデータ

婚約指輪の購入金額を年代別（新婦側）で見てみると、20万円台で購入した人は、25～29歳で22.2％、30～34歳で13.5％、35歳以上で6.7％で、年齢層が高くなるほど減る傾向です。

しかし、50万円以上で購入した人は、25～29歳で30.3％、30～34歳で34.5％、35歳以上で40.0％で、年齢層が高くなるほどやや増える傾向にあります。

そのため、年代別で見ると、婚約指輪をスタートラインの20万円台で購入する人は20代が多く、しっかりめの50万円以上で購入する人は、どの年齢層も20万円台よりも多く一定数いますが、どちらかというと30代などの高い年齢層の方がさらに多くなる印象です。

予算で何が変わる？値段による違いを解説

婚約指輪に費やす金額によって、婚約指輪の

• ダイヤモンドの大きさ
• デザイン
• 購入するお店
• ダイヤモンドの品質
• 購入スタイル

が変わってきます。

それぞれを詳しく解説していきます。

ダイヤモンドの大きさ

婚約指輪に費やす金額を上げることによって、ダイヤモンドの大きさを上げられます。

ダイヤモンドの大きさは、婚約指輪を購入する上で最も大切なポイントです。

さらに、ダイヤモンドの大きさを上げることは、婚約指輪で最も金額がかかることの一つです。

しかし、ダイヤモンドの大きさを上げるほど、一般的に婚約指輪を受け取る相手に喜んでもらいやすくなります。

婚約指輪は、ダイヤモンドが大きいほど、魅力が増します。

メインとなるダイヤモンドは、自然から生まれた天然の宝石であり、その宝石がバランス良く強く輝くような形になっていることから、美しい輝きを放ちます。

美しい輝きは、“輝き”、“きらめき”及び分散光”の3つから成りますが、それらはダイヤモンドの大きさに従って増えるため、ダイヤモンドが大きいと、理由を言うまでもなく婚約指輪の魅力も上がります。

魅力度の高い婚約指輪は、身に着けた人の気分を高め、「進んで身に着けたい」と感じる場面が多くなる、印象的な指輪になります。

ダイヤモンドの大きさについて、以下の記事で詳しく解説しているため、もし興味があればぜひご覧下さい：

デザイン

婚約指輪に費やす金額を上げることによって、デザインを華やかやゴージャスにできます。

デザインの華やかさやゴージャスさは、指輪に装飾する小粒のダイヤモンドによるものです。

デザインは、婚約指輪を決定する際に重要な点で、最も重視されているポイントであり、価格や石の品質、ブランドよりも重視されています（「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」）。

デザインを華やかやゴージャスにするには、金額がかかります。

しかし、ダイヤモンドが0.2～0.4カラット辺りの場合は、デザインを華やかにすることで、基本的に婚約指輪を受け取る相手に喜んでもらいやすくなります。

ダイヤモンドが0.2～0.4カラット辺りでは、デザインがシンプルよりも、華やかになるほど、指輪の魅力が増します。

デザインがシンプルな指輪は、ダイヤモンドが放つ美しい輝きの量が少ない傾向になるため、中央のダイヤモンドは最低でも0.5カラットは欲しく、実際には1.0カラット欲しいところです。

そのため、0.2～0.4カラット辺りの婚約指輪は、デザインを華やかにすることにより指輪の魅力を増やせる余地があり、デザインに金額を費やすと、婚約指輪を受け取る相手の女性に喜んでもらいやすくなります。

また、ダイヤモンドが0.5～0.7カラット辺りの場合は、婚約指輪を受け取る相手がゴージャスなデザインが好みの場合、デザインに金額を費やすしてデザインをややゴージャスにすると、喜んでもらいやすくなります。

購入するお店

婚約指輪に費やす金額を上げることにより、知名度の高いブランドで購入できます。

最も知名度の高いブランドは、海外のハイブランドに分類されるジュエリーメーカーです。

正直なところ、婚約指輪を購入する上で、ブランドにこだわる必要はないと考えます。

しかし、海外のハイブランドは、金額をとても費やす必要がある分、選択としては間違いが起こりません。

海外のハイブランドは、現在の婚約指輪につながるデザインや技術的な歴史を持っている上に、王侯貴族に認められた経歴があります。

さらに、指輪の材料へ並々ならぬこだわりがあり、ダイヤモンドは鉱山からの原石買い付けから自社での加工まで、一貫して行う傾向が強いです。

海外のハイブランドで購入する婚約指輪は、品質も保証されているため、彼女に贈った際、批判を受けるポイントが基本的にありません。

婚約指輪のブランドについて、詳しく知りたい方は、ぜひ、以下の記事もご覧下さい：

ダイヤモンドの品質

婚約指輪に費やす金額を上げることにより、ダイヤモンドの品質を上げられます。

しかし、ダイヤモンドの品質を上げることは、購入を検討するダイヤモンドの大きさによって、意味が大きく異なります。

例えば、0.2～0.4カラット辺りのダイヤを検討する場合、ダイヤモンドは高品質なものが中心に揃っており、鑑定書に品質のグレードが残ることや、「完璧に近い状態のダイヤモンドを贈った」という事実を気持とともに伝えることなどに、意味が見出される傾向です。

一方、0.5～0.7カラット辺りのダイヤを検討する場合からは、カラット数が増えるとともに高品質なダイヤは揃わなくなってくるため、単純にダイヤモンドの見た目や美しい輝きに影響が出ないようにすることに意味がある傾向です。

ダイヤモンドの品質について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧下さい：

購入スタイル

婚約指輪に費やす金額を上げることにより、オーダーメイドで指輪を作れるようになります。

オーダーメイドは、自分の好みをコンセプトからデザインの細部にまでわたって反映でき、世界に一つだけの特別感の強いオリジナルジュエリーを作れます。

既製品の指輪に比べると料金はかかりますが、ダイヤモンドが0.2～0.4カラット辺りでデザインがシンプルという場合でも、彼女の好みや日常のスタイルにとことん合うように全体からディテールまでデザインをよく構想できれば、受け取る側に特別感をより覚えてもらえます。

オーダーメイドに金額を費やすことも、婚約指輪を受け取る相手に喜んでもらえるようにする一つの選択です。

買うならこれ！おすすめの婚約指輪のタイプ3選

おすすめの婚約指輪は、

• 0.5ct以上のダイヤモンド
• 小粒ダイヤが上品にあしらわれたデザイン
• オーダーメイドで彼女の好みに合わせて作る指輪

の主に3つです。

それぞれ詳しく解説します。

0.5ct以上のダイヤモンド

0.5ct以上のダイヤモンドが使われる婚約指輪は最もおすすめです。

実際におすすめのダイヤモンドの大きさには上限が無く、大きいのに越したことはありませんが、おすすめできるラインは0.5カラットからです。

ダイヤモンドは、0.5カラットから直径で5ミリを越え、美しい輝きで存在感を放ち始めるとともに、婚約指輪のデザインも整ってきます。

0.2～0.4カラット辺りでは、デザインによってはダイヤモンドが小さく見えてしまうことがあるため、ダイヤモンドの美しい輝きが引き立つように工夫してデザインされます。

しかし、0.5カラット辺りからは、ダイヤモンドが小さく見えてしまうことはほとんどなく、装着時にダイヤモンドの存在感を覚えられます。

ダイヤモンドの存在感は、普段使いにも影響するため、婚約指輪が一生モノで永く愛用してもらうことなどを考えると、ダイヤモンドは0.5カラット以上でなるべく大きい方が望ましいです。

0.5カラット以上の婚約指輪に興味のある方は、以下の記事もぜひご覧下さい：

小粒ダイヤが上品にあしらわれたデザイン

小粒ダイヤが上品にあしらわれたデザインは、華やかな印象のデザインを中心に、おすすめできる婚約指輪です。

ダイヤモンドの大きさが0.2～0.4カラット辺りでも、小粒ダイヤがよくあしらわれていれば、婚約指輪の印象は華やかになります。

婚約指輪の華やかさは、普段使いに影響します。

ダイヤモンドの大きさが0.2～0.4カラット辺りの場合、小粒ダイヤが少なくデザインがシンプルであると、婚約の記念品としては十分素敵ですが、結婚後の普段使いを考えると、「ダイヤモンドの輝きをもう少し足しても良いのではないか」という印象です。

シンプルなデザインは、元々1.0カラットなど、大粒のダイヤモンドと相性の良いデザインのため、0.2～0.4カラット辺りであれば、小粒ダイヤの繊細な輝きで華やかさをもう少し加えることで、指輪の魅力が上がり、普段も進んで身に着けたいと感じる場面が増えます。

小粒ダイヤのあしらわれたデザインの詳細を知りたい方は、以下の記事もご覧下さい：

オーダーメイドで彼女の好みに合わせて作る指輪

オーダーメイドのサービスを利用して彼女の好みに合わせて作る指輪は、比較的強い特別感を覚えられるためおすすめです。

ダイヤモンドが0.2～0.4カラット辺りで、小粒ダイヤのあしらいが少なくても、オーダーメイドで、デザインのディテールが、彼女の好みにとことん合うものを作れれば、指輪を贈った際に喜んでもいやすくなります。

例えば、リングの形状をストレートからウェーブ状でオーダーすれば、身に着けた時に、女性らしい柔らかな印象を演出できる上に、ウェーブ状の結婚指輪と重ね着けをすることも可能になります。

また、ダイヤモンドを留める爪の本数を、通常の4本や6本から、5本や8本でオーダーすることにより、指輪の印象は一気に個性的になり、他人とは被りにくいデザインになります。

さらに、パートナーとの思い出の情景をデザインや彫刻に反映したり、小粒の誕生石をあしらったりすることによって、ふたりにとってさらに印象に残るような指輪を、製作することができます。

オーダーメイドは、デザインの可能性が無限にあり、アイデアや構想次第では、ダイヤモンドのサイズやデザインの華やかさなどには関係なく、「なるべく多くの場面で身に着けていたい」と思えるような指輪を作ることができます。

実際、予算はいくら用意するとよい？

実際に、婚約指輪の予算は30万円台後半からそれ以上用意すると良いと思います。

30万円台後半以上で価格帯に分けて、それぞれ解説します。

30万円台後半や40万円前後

最低ラインに挙げさせて頂く30万円台後半や40万円前後は、選び方に工夫や知識が必要であるものの、結婚後も彼女に愛用してもらえる素敵な指輪を購入できます。

30万円台後半や40万円前後では、確実に存在感のあるダイヤモンドや華やかなデザインを購入できるとは限らないので、指輪探しに時間をかけたり、彼女と一緒に店舗を巡るような工夫が必要です。

時間をかけて存在感のあるダイヤモンドや華やかなデザインを入手できたり、彼女の意見を聞いて好みにピッタリの指輪を入手できれば、指輪を愛用してもらえる可能性が高まります。

30万円台で購入する婚約指輪をさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事をぜひご覧下さい：

50万円台～100万円

50万円台は、選び方にやや工夫が必要ですが、100万円に近づくに従って、確実に美しい婚約指輪を購入できるようになってきます。

50万円台では、存在感のあるダイヤモンドや華やかなデザインを購入しやすくなってきますが、確実に入手できると言える金額帯ではありません。

そのため、金額にかかわるダイヤモンドの品質について調べたりなど、指輪を探すのに多少時間をかけたり、彼女と一緒にお店を訪れて好みをチェックしながら選ぶと良いと思います。

しかし、予算を100万円に近づけていければ、存在感のあるダイヤモンドや華やかなデザインなどの美しい指輪を、確実に購入できるようになってきます。

さらに、場合によっては、海外のハイブランドで、信頼感のある品質とデザインで指輪を入手することも可能になってきます。

100万円台後半

100万円台後半までになると、1.0カラットを超える指輪も候補に入ってきます。

1.0カラットを超える指輪は、購入する人も少数で希少性が高くなるため、特別感が強く、プロポーズで彼女に贈った際にはとても喜んでもらえるはずです。

まとめ｜婚約指輪は、すこし余裕を持った予算を

本記事をまとめると以下の通りです：

1. 婚約指輪はいくらで買える？→20万円台で購入できれば、1,000万円近くで購入する人もいる
2. 婚約指輪の相場はどれくらい？→全国の平均価格で39.0万円（2024年調査）
3. 予算で何が変わる？→ダイヤモンドの大きさ、デザイン、購入するお店、ダイヤモンドの品質及び購入スタイルが変わる
4. 実際、予算はいくら用意するとよい？→30万円台後半からそれ以上用意すると良い

婚約指輪は、「一生モノ」と言われ、ダイヤモンドやプラチナは、長い年月をかけても劣化することはありません。

結婚後も普段使いを続けられて、永く愛用できれば、お二人にとって婚約指輪の価値は上がっていきます。

そのため、婚約指輪は高額ですが、せっかく購入するとなれば、ぜひ、永く愛用してもらえる指輪を購入してもらいたいです。

ダイヤモンドの大きさやデザインの華やかさは、永く愛用してもらうことにつながりやすいポイントになるため、それらに費用を充てるためにも、多少多めに、予算は用意しておいた方がよいのではないかと考えます。

ぜひ、納得のいく形で、素敵な婚約指輪をお探し下さい！

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