婚約指輪に1カラットのダイヤモンドを選ぶ理由とは?魅力・価格・おすすめリングデザインをわかりやすく解説
- 2025.05.29
- コラム

「婚約指輪、せっかく贈るなら特別なものにしたい――そんな気持ちを形にする選択肢のひとつが、“1カラット”のダイヤモンドです。
婚約指輪を探していると、1カラットのダイヤモンドは特別な存在として目を引きます。
一般的なエンゲージリングよりも存在感があり、受け取る側にとっても、忘れられない特別な一本になるはずです。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、1カラットの婚約指輪のサイズ感や価格、魅力、注意点、おすすめのリングデザインまで、購入前に知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。
目次
1カラットのダイヤモンドとは?
1カラットは、基準的な大きさになり、婚約指輪で憧れの対象になるダイヤモンドです。
ダイヤモンドの1カラットを、さまざまな側面から詳しく解説します。
カラットとは?
1カラットは、0.2グラムと国際的に定められています。
カラットは、ダイヤモンドを説明する上で欠かせない単位です。
ダイヤの大きさを把握する数値として、よく提示されています。
実際は重さの数値ですが、ダイヤが重ければ、サイズも増えるため、把握の仕方としては誤っていません。
このカラットという単位は、イナゴ豆(英:carbo)の種子が名称の由来になります。
イナゴ豆は、重さが約0.2グラムと比較的均一であったため、昔は世界的に重さを計る物として利用されていました。
そのため、現在も、宝石の1カラットは0.2グラムと定められています。
1カラットのダイヤの大きさ
1カラットのダイヤは、直径約6.5mmで、1センチに満たない大きさです。
しかし、ダイヤモンドの6.5mmは、一般的に大きいサイズといえます。
現在(2024年12月)、日本国内で約半数以上の人が選んでいるのは、0.2~0.4カラットのダイヤモンドで、大きさは、約3.8~4.8mmです。
1カラットのダイヤモンドとは1.7~2.7mmの差がありますが、女性の手の上に乗せると、大きな違いです。
0.5カラットは、1.0カラットと、直径は1.3mm程度しか変わりません。
カラットの違いは大きいですが、直径の違いはあまりありません。
身に着けた際の印象
1カラットの婚約指輪は、身に着けた際に、ダイヤモンドの存在感が強いです。
婚約指輪全体のデザインよりも先に、ダイヤモンドの方に視線が向きます。
0.5カラットの場合は、1カラットと同様に、ダイヤモンドの存在感を覚えます。
しかし、婚約指輪全体のデザインにも、同時に視線が向きます。
そのため、0.5カラットの婚約指輪は、リング枠のデザインが、身に着けた際の印象に影響するようになります。
さらに、全国で最も多い0.2~0.4カラットの場合は、ダイヤモンドに存在感があるというよりも、普段使いしやすいように、婚約指輪全体が指と馴染みます。
そのため、0.2~0.4カラットの婚約指輪は、リング枠のデザインが、身に着けた際の印象に大きく影響します。
それらを踏まえると、1カラットの婚約指輪は、身に着けた際に「ダイヤモンドの輝きが美しい」印象を覚える指輪といえます。
1カラットの婚約指輪の魅力とは?
1カラットのダイヤにしかない魅力を、3つ紹介します。
ダイヤモンドそのものの魅力
1カラットの婚約指輪は、シンプルなデザインでも華やかな印象を放ち、ダイヤモンドは飽きることのない魅力的な輝きを放ち続けます。
メレ付きのリング枠などにセッティングすれば、豪華な印象を放つようになります。
また、ダイヤモンド自体は、「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれ、圧倒的な輝きを生みます。
平均的なダイヤモンドのサイズよりも確実に大きい1カラットのダイヤモンドが放つ輝きは、一つ一つのカット面(ファセット)から反射する光が鋭く、鮮明に煌(きら)めきます。
華やかな指輪が好みの彼女へ、婚約(プロポーズ)時にサプライズで1カラットのダイヤモンドを贈れば、間違いなく喜んでもらえると思います。
ダイヤモンドが個性的
1カラットのダイヤモンドは、個性が強いです。
数の少ないダイヤモンドであることから、ダイヤモンド自体が希少であり、婚約指輪がどんなスタイルであっても特別感の強いリングになります。
多様なリング枠にセッティングできる
1カラットのダイヤモンドは、多様なリング枠のデザインと、美しく組み合わせられます。
シンプルな1粒ダイヤのソリテールでは、1カラットのダイヤモンドは、美しく引き立つ大きさです。
プロングセッティングでは、爪の本数を6本にすれば、ダイヤが十分な輝きを放ちながらクラシカルな印象を加えることも可能です。
また、ヘイロー(取り巻き)のデザインでは、1カラットのダイヤには多くの数のメレが取り囲み、1カラットの鋭い輝きと、メレの繊細な輝きが合わさって、時代を超えても愛される、魅力的なリングになります。
気をつけたいポイント(注意点)|品質
1カラットのダイヤモンドは、品質に注意が必要です。
ダイヤモンドは、品質が異なることによって、ダイヤモンドの見た目の綺麗さと輝きが大きく異なってきます。
しかし、全国で平均的な0.2~0.4カラットのダイヤモンドであれば、品質はあまり気にする必要がありません。
0.2~0.4カラットの大きさでは、ほとんどのダイヤの品質が、良いためです。
しかし、1カラットは、一部のダイヤのみが、良い品質を示すことになります。
そのため、1カラットのダイヤモンドは、良い品質条件でダイヤを選ぶ判断が必要です。
1カラットのダイヤの選び方
1カラットのダイヤは、「カラー」、「クラリティ」、「カット」の3つの品質基準を見て、品質の良いものを選びます。
1カラットの婚約指輪で、品質が比較的良いといえる目安を、それぞれの基準ごとに解説していきます。
カラー
カラーは、最高評価の「D」、次いで「E」または「F」が、婚約指輪で使うダイヤモンドの目安になります。
ややグレードが下がりますが、さらに下の「G」、次いで「H」または「I」は、まったく許容できない範囲ではありません。
しかし、1カラットは大きいダイヤになるため、「無色透明」といわれる、「D」、「E」または「F」見た目が優れると感じることが多く、それらのグレードをお勧めします。
クラリティ
クラリティは、最高評価に近い「IF」、次いで「VVS1」、「VVS2」、「VS1」または「VS2」が、目安になります。
ややグレードが下がりますが、さらに下の「SIクラス」は、まったく許容できない範囲ではありません。
ただし、「SIクラス」では、1カラットはサイズが大きいこともあり、物によっては肉眼ですぐに確認できることもあります。
そのため、「SIクラス」を選ぶ際は、気泡やキズ、内包物がどのように入っているのか、実物を確認すると良いと思います。
カット
カットは、最高評価の「EXCELLENT」、次いで「VERY GOOD」が、目安になります。
カットは、ダイヤの輝きに直結する重要な品質のため、できる限り良いカットを選ぶことをおすすめします。
少し気をつけたいポイント(注意点)|人工ダイヤ
1カラットの婚約指輪を選ぶ際は、人工ダイヤモンドの存在を少し気にしながら、お店が天然ダイヤモンドを取り扱っていることを確認して購入して下さい。
人工ダイヤモンドは、化学的に合成して作られるダイヤモンドです。
2015年の時点で、中国国内では、150億カラット以上の生産量に達したとされています(https://www.cgl.co.jp/latest_jewel/tsushin/35/54.html)。
対して、一般的なダイヤモンドのことを、天然ダイヤモンドと呼んで区別します。
人工と天然ダイヤモンドは、化学的にも物理的にも同じです。
しかし、人工ダイヤモンドは、人為的に作りたい時に作れる上に、高品質で価格が安いです。
一般の天然ダイヤモンドは、1カラットのダイヤモンド辺りから、高品質なものが手に入りにくくなってきます。
そのため、1カラット辺りから、人工ダイヤモンドを使う事例が出始めます。
近年は人工ダイヤモンドを取り扱う大手ブランドもあり、天然ダイヤモンドに比べての良し悪しはありません。
しかし、1カラットの婚約指輪になると人工ダイヤモンドの商品が扱われ始めるため、少し気を付けて区別しながら、店舗ごとに指輪を探すと良いと思います。
1カラットの価格帯と相場感
1カラットの婚約指輪は、ダイヤモンドの品質が比較的良いことを前提にすると、価格は180万円以上です(2025年5月現在)。
1カラットのダイヤモンドは、品質によって価格が大きく異なり、品質だけで100万円以上価格が変動することもあります。
ダイヤモンドは、市場での数が少なくなると、価格が顕著に上がります。
サイズが大きいダイヤモンドで品質の高いものは、入手することが難しく、価格も高額です。
全国平均の0.2~0.4ctの婚約指輪では、リング枠のデザインによって、価格が異なる印象です。
しかし、1カラットの婚約指輪はリング枠の占める価格は小さく、多くの場合、ダイヤモンドで価格が決まります。
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おすすめのデザインパターン
1カラットのダイヤで作る、婚約指輪のデザインパターンを一覧で見てみましょう。
ソリテール
ソリテールは、洗練されたクラシカルな印象の指輪にすることをおすすめします。
ソリテールは、ダイヤモンドを1粒のみ使って、ダイヤモンドを引き立たせる定番のデザインです。
1カラットのダイヤモンドは、サイズが大きいため、ソリテールでは6本爪で安定感のあるセッティングを施してクラシカルな印象の指輪にすると、婚約指輪ならではの魅力と1カラットのダイヤモンドの美しさが上手く組み合わさります。
メレ付き(パヴェ1列)
メレ付きのデザインは、指輪に華やかな印象を追求する場合におすすめです。
メレ付きのデザインは、リングの精巧な作りが魅力のデザインです。
自身の好きなリング幅に合わせて、メレダイヤの大きさも変え、バンドからの輝きの程度を調整します。
1カラットの婚約指輪では、ソリテールでも十分華やかですが、バンドにもメレを惜しみなくセッティングすることで、より華やかな印象の指輪になります。
トリロジー
トリロジーリングは、テーパー状のバケットカットのダイヤモンドとの組合せがクラシックで、おすすめです。
トリロジーリングは、宝石が3つ並んでセッティングされるデザインのことを言います。
その3つ並ぶ宝石は、種類や形状に決まりはなく、自由に組み合わせられます。
しかし、数ある組合せの中でも、バンドのシルエットと揃うような幅で、バンドのように覆うことができる、バケットカットとの組合せは、クラシックでトリロジーリングの良さが出ます。
ヘイロー
ヘイローは、古くから愛され、人気のあるデザインです。
ヘイローは、メレダイヤが一周取り囲むデザインです。
聖像などにある後光の意味などから、「ヘイロー」と国際的に呼ばれています。
ヘイローは、ダイヤモンドが大きく見えることに、主な魅力があるとされます。
しかし、1カラットのダイヤは十分大きいため、小さいメレと1カラットの組み合わせの方が主な特徴になり、様々なヘイローリングの中でもバランスが良く美しいです。
素材の選び方と印象の違い
1カラットの婚約指輪が、素材でどのように印象が変わるのかを見ていきます。
プラチナ
プラチナは、婚約指輪で、92%の人が選んでいる素材です。
純白の輝きがブライダルでウェディングドレスや白無垢の白色と、相性が良いことが特徴です。
(引用:プラチナ・ギルド・インフォメーション)
イエローゴールド
イエローゴールドは、クラシックな素材で、1カラットのダイヤとちょうど似合うデザインを考えて、納得のいくリングを作ります。
イエローゴールドは、含まれる金の化学記号(Au)の由来から、ラテン語の「Aurum」かで「輝く夜明け」の意味から来ているように、古くからジュエリーで使われてきた、クラシックな素材です。
耐久性の高い素材であることに変わりはなく、美しいゴールドカラーが、肌なじみに優れます。
しかし、婚約指輪でのイエローゴールドの選択は、リングデザインと人による好みにゆだねられる印象です。
そのため、専門家のアドバイスを参考にしながら、納得のいくデザインを選ぶと良いです。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、白銀色のゴールドで、大手ブランドでもよく使われます。
しかし、ホワイトゴールドは、メーカによって品質差のあることが特徴です。
高価であるものの、割金の25%に、銀白色の輝くパラジウムが含まれていれば良いですが、銀や銅が多く含まれているホワイトゴールドは、色を呈してしまうため、表面にロジウムメッキを施す必要があります。
ロジウムメッキが施されたホワイトゴールドは、メッキが剥がれて変色する可能性があり、経年劣化に注意しなくてはいけません。
シェイプ(ダイヤの形)による印象の違い
ダイヤモンドには、一般的な円形の「ラウンドブリリアントカット」から、形の異なるファンシーカットと呼ばれる複数のダイヤがあります。
1カラットの婚約指輪は、ダイヤの形状を変えることで、印象が大きく変わります。
いくつかの形状を見ていきましょう。
エメラルドカット
エメラルドカットは、優雅で洗練されたヴィンテージ感のあるカット方法で、ダイヤモンドの透明感が魅力的です。
エメラルドカットは、元々エメラルドのために生み出された種類のカットで、細長い長方形かつ角が面取りされた形状をとります。
エメラルドカットのダイヤを選ぶ時は、縦横比が1.3~1.5を中心に、程よい厚みのある形をしたものが良いとされます。
エメラルドカットを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい:
オーバルカット
オーバルカットは、細長い楕円形のラインに沿って、指元を美しく見せます。
オーバルカットは、一般的なラウンドカットよりも、少し個性的なダイヤを求める際に、選ばれやすいダイヤモンドです。
しかし、一般的なラウンドカットのダイヤモンドと違うのは、細長い形状から、指を細く見せる視覚効果があることです。
オーバルカットは、形状で縦横比が1.40辺りを中心に選ぶと良いとされます。
ハートシェイプ
ハートシェイプは、古くから愛されてきた伝統的なダイヤモンドです。
ロマンスのあふれるハートの形で、指輪として身に着けても可愛らしい雰囲気を纏(まと)います。
ただし、1カラットのハートシェイプは、理想的な形をしたものを見つけることが難しいです。
1カラットのハートシェイプを探す際は、専門家のアドバイスを基に、形状をよく確認して探すことをおすすめします。
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- 1カラットのダイヤモンドとは?:
-カラットとは?→1カラットは、0.2グラム
-1カラットのダイヤの大きさ→直径約6.5mm。一般的に大きいサイズ
-身に着けた際の印象→ダイヤモンドの存在感が強い。視線が向く - 1カラットの婚約指輪の魅力とは?:
-ダイヤモンドそのものの魅力→シンプルなデザインでも華やかな印象を放ち、飽きることのない魅力的な輝きを放ち続ける
-ダイヤモンドが個性的→個性が強い
-多様なリング枠にセッティングできる→多様なリング枠のデザインと、美しく組み合わせられる - 気をつけたいポイント(注意点)|品質→品質に注意が必要。ダイヤモンドの見た目の綺麗さと輝きが大きく異なる
-1カラットのダイヤの選び方:
--カラー→「D」~「F」が目安
--クラリティ→「IF」~「VS2」が目安
--カット→「EXCELLENT」または「VERY GOOD」が目安 - 少し気をつけたいポイント(注意点)|人工ダイヤ→人工ダイヤモンドの存在を少し気にしながら、お店が天然ダイヤモンドを取り扱っていることを確認して購入する
- 1カラットの価格帯と相場感→ダイヤモンドの品質が比較的良いことを前提にすると、180万円以上。品質だけで100万円以上価格が変動することもある
- おすすめのデザインパターン:
-ソリテール→洗練されたクラシカルな印象の指輪にすることがおすすめ
-メレ付き(パヴェ1列)→指輪に華やかな印象を追求する場合におすすめ
-トリロジー→テーパー状のバケットカットのダイヤモンドとの組合せがクラシックで、おすすめ
-ヘイロー→古くから愛され、人気のあるデザイン - 素材の選び方と印象の違い:
-プラチナ→92%の人が選んでいる素材
-イエローゴールド→クラシックな素材で、1カラットのダイヤとちょうど似合うデザインを考えて、納得のいくリングを作る
-ホワイトゴールド→白銀色のゴールドで、大手ブランドでもよく使われる。メーカによって品質差のあることが特徴 - シェイプ(ダイヤの形)による印象の違い:
-エメラルドカット→優雅で洗練されたヴィンテージ感のあるカット方法で、ダイヤモンドの透明感が魅力的
-オーバルカット→細長い楕円形のラインに沿って、指元を美しく見せる。少し個性的
-ハートシェイプ→古くから愛されてきた伝統的なダイヤモンド
1カラットの婚約指輪は、認知度が高く、人気のあるものは大変魅力的です。
しかし、大きめのダイヤモンドは、品質の違いに注意しなくてはいけません。
品質によって価格も大きく異なる婚約指輪ですが、綺麗なダイヤモンドを選べば、一生モノの婚約指輪として感動的な贈り物になります。
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