ジュエリーの修理について
- 2022.11.14
- スタッフブログ
チャームスジュエリー職人兼オーナーの柘植です。
今回はジュエリーの修理について、これまでにご依頼いただいた経験から少し、ご紹介します。
ジュエリーの修理には、様々なケースがあります。
思ってもみなかったトラブルで驚かれた経験もあるのではないでしょうか。
当店への修理で多いご依頼は、
- リングのサイズが合わなくなった
- リングの変形
- ネックレスの切れ
- 石外れ
- ピアスポストの折れ
です。
特に「1. リングのサイズが合わなくなった」は、昔からあるお話です。
サイズが合わなくなることは自然なことであり、年齢とともに合わなくなることはよくあるお話です。
「2. リングの変形」も、昔からあるお話で、既製品や価格を重視した金属の厚みの薄い商品に多く見られるように思います。
加えて「3. ネックレスの切れ」は、最近極細のネックレスを使用しているメーカーが多く、そのネックレスが切れた、といったご相談が最も多いように感じます。
細目のネックレスは、見た目は良いです。しかし、切れるリスクがあることをご理解した上で、着用して頂けると良いかと思います。
では、それらの修理が可能かどうかといったところが、一番気になるところだと思います。
結論は、実物を見れば判断できます。逆に、実物を見てみないと、わからない点がたくさんあります。
基本的に、元のジュエリーの“作り”が良ければ修理は十分に可能です。
余程(ほど)のことのない限り修理はできます。
しかし実際のところ、お話や画像だけでは、判断しにくい場合が多いです。
ところで、「購入したお店で修理してもらえない」とのご相談をよくお受けします。
(ブランド品も修理不可があるようにお聞きします。)
確かに修理が全くできないケースはあるものの、職人をやっていて、基本的に自社で製作した商品は修理ができて当たり前だと思っています。
購入を検討される場合は、アフターケアの充実したお店やメーカーから購入されることをお勧めいたします。決して安い買い物ではありませんので。
具体的な話になりますが、修理可能か不可能かは、職人の経験や使用する道具、機械によっても変わります。
近年、極細のレーザー光で溶接する、「レーザー溶接機(ようせつき)」という機械が使われ始めました。以前は難しかった修理も、簡単に、しかも綺麗に直すことができるようになってきました。
修理を依頼される際は、レーザー溶接機のような最新機器を使用する職人やそのような職人と契約をしているショップにすることがより良いです。
(○レーザー溶接機を当工房では使用しています。業界でも早い段階で導入していますので、溶接技術に慣れた職人が多いのも特徴です。)
当店では何よりも永くジュエリーを身に着けて頂いて楽しんでもらいたい、ジュエリーを後世まで受け継いで頂きたい。そんな思いで、お客様をサポートいたします。
お気軽にご相談ください。
当店ご利用の際にご注意いただきたいこと
※金、プラチナ、シルバー以外の製品は、修理の専門外となります。修理はお受けできませんので予めご容赦ください。
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また予約サイトも設けておりますので、ぜひご都合の日時でご予約下さい。