ダイヤモンドの品質とは?価格差が生まれる理由と失敗しない選び方を徹底解説
- 2025.12.16
- コラム

お店で初めて婚約指輪を見ると、
「ダイヤモンドって品質で価格が変わる」
という説明を受けることがあります。
ただ、その違いが実際にどれほどのものなのか、
価格にどんな影響があるのか、
そして購入後に見た目や満足度に関係するのか——。
こうした点は、最初は誰でも分かりにくいものです。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、
ダイヤモンドの品質とは何か、どこに違いが出るのか、そしてその違いが“購入後の満足度”にどのように影響するのか
を、できるだけ偏りなく、分かりやすく整理して解説します。
「絶対にこれが正解」という選び方があるわけではありませんが、品質の仕組みを理解しておくことで、ご自身の価値観や予算に合うダイヤモンドが選びやすくなります。
目次
ダイヤモンドの品質とは?

ダイヤモンドの品質は、婚約指輪を選ぶ際に決めなくてはいけない項目の一つで、価格、見た目の綺麗さ及びダイヤモンドの美しい輝きを決める要素です。
婚約指輪ではダイヤモンドを選びますが、その際、お店側からは、品質をどうするのか説明を受けます。
ダイヤモンドは、品質の高さによって価格が変わるため、婚約指輪を購入する際は、希望のグレードを伝える必要があります。
ダイヤモンドは、品質の高さによって、見た目の綺麗さとダイヤモンド特有の美しい輝きが異なります。
ダイヤモンドの美しい輝きは、“輝き”、“きらめき”及び“分散光”から成り、いずれも指輪の価値や魅力に関わるため重要です。
そのため、品質は、購入後の満足度も考えて選ばなくてはいけない、重要な要素です。
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ダイヤモンドにはなぜ品質の差があるのか?

ダイヤモンドは、自然の鉱物であり、そこに評価基準があるということが重なって、品質に差が生まれます。
それぞれを詳しく解説します。
自然の鉱物であるため

ダイヤモンドは、地球上で生成される自然の鉱物であり、採掘されてジュエリー用に加工されるダイヤモンドには、形も含めてすべてに違いがあります。
ダイヤモンドは、地球の奥深くで、炭素を含んだ岩石が高温高圧で溶かされることから生まれます。
ダイヤモンドの長い年月をかけた生成過程で、物理的にさまざまな力が加わったり、結晶化に至らない炭素が不純物になったり、窒素原子が混じって色を呈することなどがあります。
また、ダイヤモンドは約99.95%炭素でできておりますが、何らかの衝撃が加わって亀裂が入ったり、不純物や他の結晶が生成されてしまうことなどで、見た目に違いも出てきます。
さらに、ダイヤモンドは原石の状態で採掘されますが、原石の不純物を含む箇所などを取り除き、複数のダイヤを取り出す場合は分割してダイヤモンドを取り出します。
その際に、ジュエリー用のダイヤモンドとして相応しい純粋で綺麗な形になるように職人がカットしますが、ダイヤモンドの大きさや形は、元々の原石の大きさや状態によって左右されます。
評価基準があるため

ジュエリー用のダイヤモンドとして綺麗にカットされたダイヤモンドは、価値があると評価される石とそうでない石に別れます。
その中で、亀裂や不純物が無かったり、色を呈していない無色透明の純粋なダイヤは、高品質なダイヤと評価されます。
反対に、大きな亀裂や不純物が入っていたり、明らかに色を呈してしまっているダイヤは、低品質なダイヤと評価されます。
また、正確に綺麗な形にカットされているものは評価され、そうでないものは評価されません。
そのため、ダイヤモンドは、そもそも天然物であることから一つ一つに違いがあって、人の評価によって優れるものと劣るものに分かれてくるため、品質に差が生じます。
品質はなぜ重要なのか

品質が重要な背景には、基本的な理由と、現実的な理由があります。
それぞれを詳しく紹介します。
基本的な理由|美しさへの影響

品質は、基本的に、婚約指輪の美しさに影響を与えます。
単純なことですが、品質の良いダイヤを使った婚約指輪は、ダイヤモンドの見た目が綺麗で、美しい輝きを放ちます。
一方、品質の悪いダイヤを使った指輪は、ダイヤモンドの見た目に何らかの欠陥が見られ、アンバランスな輝きを放ちます。
また、ダイヤモンドの品質が異なることで、結果的に、普段使いに影響が出てきます。
婚約指輪は、結婚後も着用していくものですが、日々取り扱うことで、品質の影響によるダイヤモンドの「輝きの強さ」の違いが気になってきます。
購入後も「進んで身に着けたい」と感じる場面の多い婚約指輪には、必然とダイヤモンドのポテンシャルが求められます。
現実的な理由|価格への影響

婚約指輪におけるダイヤモンドの品質は、実際のところ、価格が変わるため重要になってきます。
実は、婚約指輪で選ぶダイヤモンドは、どれも品質が良いことがほとんどです。
婚約指輪に使われるダイヤモンドは、一生モノの特別な指輪に使用するため、一般の人が見ても違和感を感じたり、身に着けているうちに気になる欠陥があるほどの品質事例は、それほど多くありません。
しかし、価格については、販売されているダイヤモンドの間に差があります。
価格に差がある理由は、一般の人が見て分からなかったとしても、専門家が確認したり、10倍の拡大鏡で観察したりするとわかるレベルで、品質に違いがあるためです。
実際のところ、肉眼で品質の違いがわからなかったとしても、「なるべくグレードの高いものを選びたい」という希望を一般の人からよく伺います。
さらに、ダイヤモンドに強い関心を持つ人や、品質を重視する人などは、専門的に見ても品質に欠陥が無いような「完璧に近いダイヤモンド」を贈ることに意味を見出す傾向にあります。
しかし、いくら品質の高いものを選びたいと言えど、最終的には、価格や予算との兼ね合いで適度なグレードを選んでいる人が多いです。
そのため、ダイヤモンドの品質は、「指輪の美しさに影響するため重要」とされますが、実際は、婚約指輪を購入する際の価格が変わるため重要です。
ダイヤモンドの品質の見方|4Cと鑑定機関

実際に、ダイヤモンドの品質の見方を紹介します。
婚約指輪のダイヤモンドを購入する際の参考にしてみて下さい。
品質を決める機関と様式

ダイヤモンドを品質評価する機関は、
- 中央宝石研究所(CGL)
- 米国宝石学会(GIA)
の主に2つです。
それぞれの機関が発行する、鑑定書またはソーティングメモ(CGLのみ)を閲覧して、ダイヤモンドの品質を確認します。
ダイヤモンドの品質は、「カラー」、「クラリティ」及び「カット」の3つから成り、重量を表す「カラット」を合わせ、それぞれの頭文字をとって、「ダイヤモンドの4C」と呼ばれます。
具体的に、鑑定書およびソーティングメモの見方を知りたい方は、以下の記事をご覧下さい:
「カラー」の確認

ダイヤモンドの品質の一つ、「カラー」を確認します。
カラーは、ダイヤモンドが、どれほど無色であるのかを評価する、品質基準です。
一般的にダイヤモンドは無色透明のイメージですが、実際には、黄色を基本に色を呈する特徴があります。
ダイヤモンドは、はっきりと無色であるほど、希少価値も高まります。
ダイヤモンドの色付きには程度があり、D~Zのアルファベットで表されます。
Dは、ダイヤが無色であることを示し、Zは、ダイヤが明らかに黄色や茶色っぽいこと(ライトイエローまたはライトブラウン)を示します。
婚約指輪では、基本的にD~Iのストーンから選ぶことになり、実際はD~Gのストーンから選ぶ人が多い印象です。
D~Gは、正直なところ、一般の人が肉眼でそれぞれのランクを見分けることはできず、具体的にグレードを選ぶ際は、「どれほど完璧に近いダイヤが欲しいのか」を考えることになります。
しかし、Iは、プラチナのリング枠に留まっていないルース(裸石)の状態だと、色付きが分かることがあり、Hは、一般の人が肉眼で違いを感じることがあまりない範囲である最低ランクのGとの中間です。
ダイヤモンドは、0.2~0.4カラット辺りで選ぶ人が多いと思いますが、0.5~0.7カラット辺りや、1.0カラット以上など、ダイヤモンドが大きくなるほど選ぶランク帯は下がっていく傾向です。
ダイヤモンドは、サイズが大きくなるほど、希少性が増し、カラーの優れるダイヤも同時に少なくなるためです。
ダイヤモンドのカラーについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい:
「クラリティ」の確認

次は、「クラリティ」を確認します。
クラリティ(英:Clarity)は、ダイヤモンドがどれほど透明であるのかを示す、品質の基準です。
ダイヤモンドは、天然の鉱物であるため、生成される過程で、不純物や亀裂などがどうしても入ってしまいます。
不純物やヒビなどが含まれると、ダイヤの透明度は下がり、不純物や亀裂などの量や程度が少ないと、ダイヤモンドは完全な透明に近づき、品質が良いとされます。
クラリティは、「FL/IF」、「VVS」、「VS」、「SI」及び「I」というアルファベットで表されます。
最高ランクのFL/IFは、専門的に見ても不純物や亀裂などが見つからない一方、最低ランクのIは、一般の人でも肉眼で不純物や亀裂などを見つけられます。
また、クラリティは、実際に10段階で評価されます。
例えば、「VVS1」と「VVS2」があったとすると、VVS1の若い数字が付いている方がグレードは高いです。
婚約指輪では、基本的にFL/IF~SI1の間で選ぶことになりますが、実際は、VVS1~VS2の中から選ぶ人が多い印象です。
VVS1~VS2は、一般の人が肉眼で見てもランクの違いを見分けられませんが、「なるべく品質のよいものを残しておきたい」という人は、鑑定書にも選んだグレードの記録が残るため、なるべく良いものを選びます。
また、最上位のFL/IFは、「完璧なダイヤモンドがほしい」や「確実に品質の良いものを選びたい」という人などが選びます(FLとIFは厳密には違いますが、FLは取り扱いや維持することが難しく、内包物という点ではIFと同じため、FL/IFとしています)。
一方で、SI1は、選べるかどうかはダイヤモンドによるところが大きく、不純物やキズがどれほど肉眼で見えやすい場所に入っているかによって、品質に対する印象が変わってきます。
ダイヤモンドは、0.2~0.4カラット辺りを選ぶ人が多いですが、0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上など、サイズの大きいダイヤを選ぶほど、選ぶランク帯は低くなっていきます。
それは、カラーと同様に、クラリティの優れるダイヤモンドの数が少なくなっていくためです。
クラリティについて、もう少し詳しく知りたいという人は、以下の記事をご覧下さい:
「カット」の確認

最後に、「カット」を確認します。
カットは、ダイヤモンドの美しい輝きに影響する、品質項目の一つです。
ダイヤモンドは、原石から婚約指輪のラウンド状のダイヤモンドに加工しますが、原石の状態によって、「どれほど完璧な婚約指輪のダイヤモンドに加工できるのか」が変わってきます。
原石は、鉱山から採掘されるため、一つ一つの状態が顕著に異なるため、婚約指輪のダイヤモンドへの加工に影響が出ます。
婚約指輪のダイヤモンドへの加工により、ダイヤモンドが完璧に近い形や状態になると、美しい輝きがよく放たれる一方で、完璧から遠ざかった形や状態になると、アンバランスな輝きになります。
カットは、「3EX/EXCELLENT」、「VERY GOOD」、「GOOD」、「FAIR」及び「POOR」の主に5段階で評価されます。
婚約指輪では、基本的に「3EX/EXCELLENT」または「VERY GOOD」から選びますが、実際は「3EX/EXCELLENT」が選ばれています(3EXは、プロポーション、シンメトリー及びポリッシュ(研磨)の3つの評価ともEXCELLENTの場合に付くグレードで、一つでもVERY GOODの場合はEXCELLENTです。EXCELLENTに比べて3EXのケースがほとんどのため、3EX/EXCELLENTと表記しています)。
VERY GOODは、許容できるかどうかはダイヤモンドによるところが大きく、全体のバランス(プロポーション)及び対称性(シンメトリー)の具体的な状態によって、3EX/EXCELLENTのダイヤと並べた時に感じる美しい輝きの違いは異なってきます。
そのため、VERY GOODは状態にバラつきがあるため、選ぶ場合は、実物の確認が必須です。
ダイヤモンドは、0.2~0.4カラット辺りを選ぶ人が多いですが、0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上を選ぶ場合、VERY GOODを選ぶ事例が多くなってきます。
ダイヤモンドのカットについて詳しく触れたい方は、以下の記事もぜひご覧下さい:
カラー・クラリティ・カットはどれが重要?購入後に影響は出る?

品質のカラー、クラリティ及びカットは、どれも重要です。
婚約指輪のダイヤモンドを選ぶ際は、一般的に、
カラーはD~I
クラリティはFI/IF~SI1
カットは3EX/EXCELLENT~VERY GOOD
から選ぶことになります。
さらに、多くの人は、
カラーはD~G
クラリティはVVS1~VS2
カットは3EX/EXCELLENT
の組み合わせで、よく選んでいます。
例えば、「カラーで最上位のDを選んだから、クラリティでSI1またはカットでVERY GOODを選んでも大丈夫」ということはありません。
カラーでDを選んだとしても、クラリティのSI1やカットのVERY GOODは、実物の状態をよく確認して、専門家の意見なども取り入れて選ばないと、購入後に品質の低さを感じてしまう可能性が出てきます。
そのため、ダイヤモンドの品質を見る際は、カラー、クラリティ及びカットの3つそれぞれを個別に重視して下さい。
品質と価格の関係

品質は、グレードが上がると価格が上昇します。
例えば、多くの人の人が選ぶ、
カラーはD~G
クラリティはVVS1~VS2
カットは3EX/EXCELLENT
の範囲内で考えると、組合せの違いで、最大1.5倍ほど価格が跳ね上がる印象です。
品質にはカラー、クラリティ及びカットの主に3項目がありますが、どれかの項目が特に価格に影響を与えるということはありません。
品質の違いによる価格の差は、ダイヤモンドが大きくなるほど、顕著になってきます。
多くの人は0.2~0.4カラット辺りでダイヤモンドを選びますが、0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上になると、品質を上げることによるダイヤモンドのコストが急激に上昇します。
例えば、0.2カラットのダイヤモンドを選ぶ場合は、品質を変えることで変わる金額は数万円程度が多い印象ですが、2.0カラットのダイヤモンドを選ぶ場合は、価格が数百万円変わることが普通にあります。
また、ダイヤモンドの品質と価格の関係は、品質によって希少性が増すほど、価格が顕著に上昇します。
特に、カラーがDでクラリティがIFの最高ランク同士の組み合わせは、ダイヤモンドの大きさに関わらず、希少な組み合わせのため、価格が急激に上昇します。
ダイヤモンドの品質と価格の関係について、さらに詳細に知りたい方は、以下のウェブサイトで相場を確認できるため、よろしければ品質と価格の関係の参考にしてみて下さい:
ダイヤモンドルース一覧・価格表 (ブリリアンスプラス)
ダイヤモンド一覧(ビジュピコ)
蛍光性とは?

蛍光性は、ダイヤが紫外線にさらされると青色を中心に蛍光を示す性質です。
鑑定書などには、「蛍光性」の項目があり、「None」「Faint」「Medium」「Strong」「Very strong」の5段階で評価され、「None」になるほど評価は高いです。
しかし、ダイヤモンドの品質に影響を及ぼすのかどうかは、意見が分かれています。
蛍光性は、青色以外にもホワイトやイエローなど様々な色調に発光し、カラーと関係するかどうかが問われたりします。
しかし、婚約指輪のダイヤモンドで、実際に蛍光性による品質への影響を感じることはほとんどなく、鑑定書を発行する機関のGIAも、蛍光によってダイヤモンドの外観が濁ったり脂っぽく見えたりするといわれるものの、蛍光自体は濁りの原因にはならないとしています(「GIA公式ページ」より)。
そのため、蛍光性は、品質への影響が確実にないといえるために「None」を選ぶようにする人もいれば、ほとんど品質への影響を感じられないということから「Faint」以上を選んで蛍光性の評価が低いことによるお値打ちな価格でダイヤを購入しようとする人もいます。
蛍光性が「Faint」以上のダイヤモンドを選ぶ場合は、お店で専門家に尋ねて、品質への影響を一度確認してから購入してみると良いと思います。
品質をどう選べばよい?目的・価値観に合わせた考え方

購入を検討しているダイヤモンドの大きさ別に、解説します。
0.2~0.4カラット辺りを検討している場合

0.2~0.4カラット辺りのダイヤを考えている人は、品質は、基本的に、
カラーはD~G
クラリティはVVS1~VS2
カットは3EX/EXCELLENT
から選ぶことを考えましょう。
実際に上記のグレード帯から選ぶ場合、「綺麗な状態のダイヤモンドを残しておきたい」という希望か「少しでもダイヤモンドの大きさやリング枠のデザインに予算を振りたい」という希望のどちらかのバランスで決めると良いと思います。
どれほど良い品質のものを選ぶのかにおいて、婚約指輪は一生モノといわれて鑑定書に品質のグレードの記載が残るのは事実ですし、「良い品質のものを選んでもらった」ということから彼女に喜んでもらえる可能性もあります。
一方で、パートナーに身に着けてもらった時、見た目に違いがほとんど現れないことも事実です。
そのため、それぞれの価値観に合わせて、上記のグレード帯から、品質を選べば良いと思います。
0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上を検討している場合

0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上のダイヤを考えている人は、
カラーでHやI
クラリティでSI1
カットでVERY GOOD
も選択肢に入る可能性を考えましょう。
実際に、上記のいずれかのグレードを選ぶ場合、普段身に着けていても気にならない程度の品質でダイヤモンドを購入できれば、ダイヤモンドの大きさに予算を振ることができます。
ダイヤモンドは、もちろん「完璧に近い状態」の方が評価されているのは事実です。
しかし一方で、近年は人工ダイヤモンドという、人の手によって作られるダイヤモンドが良く販売されている背景もあり、「多少の品質の低さは、天然ダイヤモンドの証であり個性」と捉える価値観の人もいます。
ダイヤモンドのカラットが大きいために、やや低めのグレードを選ぶ場合は、ダイヤモンドで最も権威のある資格の一つ、GIA G. G.(米国宝石学会宝石鑑定士)を取得する専門家の意見を聞くか、確認の入ったものを、なるべく購入するようにして下さい。
まとめ

本記事をまとめると以下の通りです:
- ダイヤモンドの品質とは?→婚約指輪を選ぶ際に決めなくてはいけない項目の一つで、価格、見た目の綺麗さ及びダイヤモンドの美しい輝きを決める要素
- ダイヤモンドにはなぜ品質の差があるのか?→地球上で生成される自然の鉱物であり、採掘されてジュエリー用に加工されるダイヤモンドには、形も含めてすべてに違いがある。そこから、価値があると評価される石とそうでない石に別れるため、品質に差がある
- 品質をどう選べばよい?:
-0.2~0.4カラット辺りを検討している場合→基本的に、カラーはD~G、クラリティはVVS1~VS2及びカットは3EX/EXCELLENTから選ぶことを考える
-0.5~0.7カラット辺りや1.0カラット以上を検討している場合→「0.2~0.4カラット辺りを検討している場合」に加え、カラーでHやI、クラリティでSI1及びカットでVERY GOODも選択肢に入る可能性を考える - 蛍光性についての考え方→品質に影響を及ぼすのかどうかは、意見が分かれているため、「Faint」以上のダイヤモンドを選ぶ場合は、お店で専門家に尋ねて、品質への影響を一度確認してから購入してみると良い
ダイヤモンドの品質は、いずれも良いグレードを選ぶことに越したことはありませんが、婚約指輪を購入するほとんどの場合、肉眼で見ても違いが分からず、購入後も見た目などに影響が出ないレベルで選ぶことになります。
違いが出るとすれば、鑑定書に記載されるランクと価格くらいです。
そのため、ダイヤモンドの品質は、専門家が認めるほどの「完璧な状態のダイヤモンド」をどれほど求めるのかという価値観と予算のバランスで決まることが多い印象です。
しかし、ダイヤモンドの品質には、詳しくなっておいても、損をすることはありません。
将来、婚約指輪以外にも、ダイヤモンド付きのネックレスやピアスなどのジュエリーを購入したり手にする機会があれば、その際には、再度ダイヤモンドの品質に触れることになります。
婚約指輪以外の一般のジュエリーでは、ダイヤモンドの品質は商品によって大きく異なるため、婚約指輪以上に、品質の判断が重要になってきます。
ダイヤモンドの品質をある程度把握できれば、婚約指輪のダイヤを購入する際に、予算内で大きめの石を選べたりもできます。
ジュエリーに詳しい人で、婚約指輪を購入する際に、あえて高ランクの品質にこだわるのではなく、石の大きさにこだわり、不純物や亀裂は「石の個性」と捉えて、SI1クラスのダイヤを選んだりする事例もあります。
ダイヤモンドの品質の選び方は人それぞれ異なりますが、ぜひ、ダイヤの品質に詳しくなって頂き、素敵な婚約指輪を、パートナーにお贈り下さい!
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