婚約指輪のフルオーダー|メリット・オーダーメイドの流れ・注意点もわかりやすく解説
- 2025.05.15
- コラム

婚約指輪を探していて「フルオーダーってよく聞くけど、実際どんな風に作るの?」と気になったことはありませんか?
特別感のある婚約指輪を贈りたい――そんな気持ちから、フルオーダーを検討する方が増えています。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、まず、エンゲージリングのフルオーダーの仕組みやメリット・デメリットに触れます。
そして、当店のフルオーダーサービス紹介と、選ばれる理由や注意点を、わかりやすく紹介します。
「イメージ通りに作れる?」「どのくらいの期間がかかる?」「価格は?」といった不安を解消しながら、自分に合った選び方のヒントが得られます。
目次
婚約指輪のフルオーダーとは?
フルオーダーは、自分の希望やこだわりに基づいて、婚約指輪を完全に一から作るサービスです。
婚約指輪のフルオーダーは、
- 個性的なダイヤモンドを使う指輪
- こだわりのデザインを施す指輪
を求めるのに、最も適しています。
フルオーダーで婚約指輪が完成するまでの流れ
婚約指輪のフルオーダーは、完成まで、以下の流れで進めます:
① カウンセリング・ヒアリング
婚約指輪のアイデアを、専門家に相談します。
専門家は、聞いたアイデアに応じて、プロフェショナル視点でダイヤモンド及びデザインのアイデアを提案します。
② ダイヤモンドの選定
ダイヤモンドの大きさと品質の目安を決めます。
目安を決めるに当たっては、専門家のアドバイスが入ります。
目安が決まれば、具体的なダイヤモンドのご提示または取り寄せに入ります。
③ デザインの打ち合わせ(デッサンや3D画像など)
デザインのデッサンや3D画像、模型などを確認します。
専門家が、ご要望に応じて、目安のダイヤモンドに合わせた指輪デザインの候補を設計します。
④ 見積もり・製作開始
デザインを決定後、正式な見積りが行われ、注文可能な段階に入ります。
ダイヤモンドは、見積りの直前に候補を絞り、最終的に決定します。
デザインとダイヤモンドが決まったところで、見積りは正式なものとなり、注文手続きを行えば、製作が開始します。
⑤ 完成・納品
完成まで、平均で2ヶ月待ちます。
指輪が完成したら、商品を受け取ります。
既製品と比較したフルオーダーのメリット・デメリット
路面店に並ぶ一般的な既製品と比較して、フルオーダーのメリット・デメリットを、わかりやすく紹介します。
メリット
まずは、既製品と比較してみます:
① ダイヤモンドとデザイン:
既製品:平均的なダイヤモンドとデザイン
フルオーダー:個性的なダイヤモンドとオリジナル性の高いデザイン
② サイズ感:
既製品:合わない場合がある
フルオーダー:ぴったり合うように作る
③ 好みの指輪探し:
既製品:探せない可能性も考慮する
フルオーダー:確実に探せる手段
それでは、それぞれを詳しく解説します。
①ダイヤモンドとデザイン|世界に1つだけを作れる
フルオーダーは、個性的なダイヤモンドとオリジナル性の高いデザインの組み合わせで、世界に一つしかない指輪を作れます。
既製品は、ダイヤモンドや大手ブランドに類似したデザインなど、友人や知り合いと被ってしまう可能性があります。
しかし、フルオーダーでは、他にはないダイヤモンドや自分の好みを隅々まで反映したデザインで、特別感の強い指輪を作れます。
②サイズ感|ぴったり合わせられる
フルオーダーは、指のサイズにぴったりの大きさで、指輪を新調します。
既製品は、選んだ指輪が、サイズの合わない場合があります。
サイズが合わない指輪は、サイズ直しの工程が別途必要です。
さらに、サイズ直しでは、リングの厚みが1.0mm前後の薄い指輪の場合、歪む可能性があります。
しかし、フルオーダーは、リングサイズを指定もしくは計測してから、数値に従って設計します。
そのため、結婚指輪との重ね着けも考えている方は、ピッタリ重なるような指輪を作ることも可能です。
③好みの指輪探し|確実に見つける手段
フルオーダーは、希望に近いダイヤモンドや自分が求めていたデザインを、確実に見つける手段です。
既製品は、希望のダイヤモンドや思うようなデザインが、見つからないことを考慮する必要があります。
しかし、フルオーダーでは、希望になるべく合致するダイヤモンドや個人的なこだわりを反映できる指輪を確実に手に入れる手段と考えます。
デメリット
フルオーダーのデメリットは、既製品と比較すると、以下のような場合があります:
① 出来上がりのイメージ:
既製品:実物を見られる
フルオーダー:実物が見られない
② 購入後:
既製品:基本的にすぐ持ち帰れる
フルオーダー:すぐに持ち帰れず時間がかかる
③ サービス料:
既製品:発生しない
フルオーダー:基本的に発生する
では、それぞれを解説します。
①出来上がりのイメージ|ズレが起きる可能性
フルオーダーは、出来上がりのイメージが明確ではなく、想像とのズレが起きる可能性があります。
既製品は、多くの在庫と種類から、想像に従って実物を探せます。
さらに、試着して、自分の指へのフィット感なども確認できます。
しかし、フルオーダーは、何もない状態から作るため、想像していたものと必ずしも合致する指輪が作れるとは限りません。
②購入後|納期が平均て2ヶ月かかる
フルオーダーは、購入後に納期が、平均で2ヶ月かかります。
既製品は、サイズさえ合えば、即日で持ち帰れます。
しかし、フルオーダーは実物がないため、即日持ち帰れません。
打ち合わせやダイヤモンドの取り寄せ、製作の時間などを、待つ必要があります。
③サービス料|価格が高くなることも
既製品は、ダイヤモンドとリング枠もしくは指輪そのもので価格が決まります。
しかし、フルオーダーは、加えてサービス料が発生します。
また、最初段階で構想が膨らみ、価格が高まる可能性もあります。
フルオーダーが選ばれる理由
フルオーダーが選ばれる理由を紹介します。
「特別感」を重視する人が増えている
世界に一つだけの、唯一無二の指輪を作れることは、フルオーダーの大きな魅力になっています。
既製品では味わえない、ふたりの世界観が、デザインで表現できます。
指輪を贈る側の“こだわり”が強くなっている
最近は、SNSやメディアでオリジナル事例を目にする機会が増えてきました。
フルオーダーは、ダイヤモンドやデザインを選べる楽しみが魅力で、自分のこだわりを隅々まで反映できます。
職人のいる店舗では、希望を直接伝え、理想を形にしたリングが生まれます。
プラチナだけでなく、イエローやピンクゴールドで婚約指輪を作ることもできます。
逆に、フルオーダーが選ばれにくい理由とは?
フルオーダーには、逆に、選ばれにくい理由があります。
完成イメージが掴みにくい(不安)
フルオーダーは、完成品をイメージしにくいです。
指輪が完成するまでは、実物を手に取れません。
そのため、「思い通りのデザインになるだろうか?」「思っていたものと違ったらどうしよう」などの不安が残ります。
完成までに時間がかかる
フルオーダーは、指輪が手に届くまでに、時間がかかります。
「デザイン&ダイヤの打ち合わせ」、「確認のプロセス」、「製作の時間」など、さまざまな工程を経ます。
「欲しい」と思っていた日付よりも、長くかかってしまう可能性もあります。
予算オーバーになりやすい
フルオーダーは、予算がオーバーしやすいです。
最初のデザイン段階で構想が膨らみやすい上に、サービス料も加算されます。
そのため、最終的な見積り金額が、予算よりもオーバーする可能性があります。
婚約指輪のお悩みは、ぜひご相談を。
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選ばれにくい理由は、こうして解消する
フルオーダーが選ばれにくい理由は、解消できます。
選びにくい理由を、
① 完成イメージ
② 時間がかかること
③ 予算
の3つにまとめ、
当店では、それぞれをどのように解消するのかを紹介します。
①完成イメージ→3Dデータで可視化及び実体化
フルオーダーは、イメージを詳細に想像できるほど、思い通りに指輪を作れます。
当店では、
- 3Dデータを用いて、完成後の再現画像をお客様にご提示
- 3Dデータを、3Dプリンターで印刷してワックス素材の模型サンプルをお客様に見て直接手に取ってもらう
の2つのアプローチで、出来上がりのイメージと実物の誤差を小さくします。
詳細にデザインをすり合わせて、思い通りの指輪をお作りします。
そのため、完成品の詳細な再現物を通して、お客様と事前確認や進捗確認をスムーズに行います。
②時間がかかる→スケジュールのすり合わせと段取りのご提案
フルオーダーは、「スケジュールのすり合わせ」と「段取りのご提案」で、納期を短くできます。
スケジュールのすり合わせ
スケジュールのすり合わせでは、最初に、希望の納品日を伺っております。
「〇月〇日までに欲しい」とお伝え頂ければ、プロポーズまでに余裕を持ったスケジュール感で、デザインのご提案や製作を行えます。
段取りのご提案
段取りのご提案では、ご希望の納品日に合わせた、ダイヤモンドとデザインをご提案致します。
そのためには、時間を要するダイヤモンドとデザインのパターンを避けます。
具体的には、以下の通りです:
- ダイヤモンド:
-記念日とカラットの数字が同じダイヤ(ex.3月14日が誕生日→0.314カラットのダイヤモンド)
-一般的な丸い形以外のダイヤ(細かい条件付きのダイヤ、クッションカットなど)
-1粒0.1ct以上のエタニティリング(etc…)
→以上のダイヤは、取り寄せに1ヶ月以上かかり、時間を要しても不可能な場合もある - デザイン:
-オーガニックなデザイン(植物や動物など)
-宝石がとても多いデザイン
→以上のデザインは、設計と製作に時間を要する
③予算→満足度を下げないダイヤ及びデザインをご提案
お客様には、最初に予算を伺います。
その後、満足度を高められるダイヤモンドとデザインの組み合わせを、専門スタッフと打ち合わせながら、考案します。
具体的には、以下のような方法で、予算内かつ満足度を下げない各条件をご提案します。
満足度を下げないダイヤモンドの条件
ダイヤモンドは、次の条件を変えることで、満足度を下げずコストを減らせる可能性があります:
- ダイヤが高品質な場合:
-クラリティを「VS2」に近づける→「VSクラス」は、どれも内包物が見えにくい
-カラーを「F」に近づける→「D~F」は、「無色透明」と言われる範囲
-カットは普通に「EXCELLENT」であれば綺麗に輝く - 小粒ダイヤが多めの場合→ミルグレインなどの素材で光る加工で代用し、華やかさを保つ
満足度を下げないデザインの条件
デザインは、次の条件を変えることで、満足度を下げずコストを減らせます:
- 複雑な場合:
-植物や動物などのオーガニックな部分→シンプルな直線や曲線、円
-雑多な作り→左右または上下対称になるようにデザインをまとめる - 重厚感のある場合:
-リング幅が太い→2.0mm程度まで細くして軽量化する
-指輪が重い→一部を中抜きにして軽量化する
選ばれにくい理由は、店舗の専門性で解消できる
フルオーダーが選ばれにくい理由は、店舗特有の専門性で解消できます。
フルオーダーは、ご要望やさまざまな場面へ柔軟に対応できるよう、個々に専門性の高いサービスをご用意しております。
当店では、
- 出来上がりのイメージ具体化に力を入れること
- 納期にウェイトを置いたサービス
- 予算内で満足できるオーダーのご提案
を意識して、3Dデータや精密な加工機器、コンテスト受賞歴のある職人によるデザインご提案、GIA G. G.(米国宝石学会宝石鑑定士)を取得したダイヤモンド専門輸入卸業者による流通経路をご用意しております。
「セミオーダー」とは?こんな人におすすめ
さまざまな事情から、フルオーダーを選ばない場合は、「セミオーダー」もご検討下さい。
「セミオーダー」とは?
セミオーダーは、自分の希望やこだわりなどに基づいて、婚約指輪を既存のデザインからアレンジを加えて作るサービスです。
婚約指輪のセミオーダーは、
- 個性的なダイヤモンドを使うデザイン
- 一部こだわったデザイン
を求めるのに、適しています。
セミオーダーの位置付けとしては、既製品とフルオーダーの中間です。
アレンジする内容
セミオーダーは、既存のデザインに対して、次の部分にアレンジを加えます:
- ダイヤモンドの選択(サイズ及び品質)
- 小粒ダイヤモンドを使う量
- リング幅などの限定的な細かいディテール
- 素材(金属)の色
- リングサイズ
以上のアレンジで、デザインは既存のものがベースであるものの、オリジナルの指輪が作れます。
メリット
セミオーダーは、フルオーダーに対して、次のメリットがあります:
- 出来上がりのイメージが想像しやすい
- 納期が短い
- 料金がリーズナブル
セミオーダーは、既存のデザインをベースに指輪を作るため、
① 完成イメージ
② 時間がかかること
③ 予算
の3つで生じやすい問題を部分的に解消してくれます。
デメリット
セミオーダーは、フルオーダーに対して、次のデメリットがあります:
- オリジナル性が低い
- ダイヤモンド及びデザインの選択が限定的
セミオーダーは、既存のデザインをベースに指輪を作るため、
① 世界に一つだけを作る
② 個人的なこだわりを反映する
の2点で、フルオーダーに劣ります。
こんな人におすすめ
セミオーダーは、既製品もフルオーダーも選べない人におすすめです。
セミオーダーは、既製品とフルオーダーの中間的なサービスのため、既製品にはない魅力がありつつフルオーダーのような選びにくい理由がありません。
当店では、セミオーダーのサービスもご用意しております。
ぜひ、ご検討下さい!
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- 婚約指輪のフルオーダーとは?→自分の希望やこだわりに基づいて、婚約指輪を完全に一から作るサービス
- フルオーダーで婚約指輪が完成するまでの流れ
-① カウンセリング・ヒアリング
-② ダイヤモンドの選定
-③ デザインの打ち合わせ(3D画像など)
-④ 見積もり・製作開始
-⑤ 完成・納品 - 既製品と比較したフルオーダーのメリット・デメリット:
-メリット:
--①ダイヤモンドとデザイン→世界に1つだけを作れる
--②サイズ感→ぴったり合わせられる
--③好みの指輪→確実に見つける手段
-デメリット:
--①出来上がりのイメージ→ズレが起きる可能性
--②購入後→納期が平均2ヶ月かかる
--③サービス料→価格が高くなることも - フルオーダーが選ばれる理由:
-「特別感」を重視する人が増えている
-指輪を贈る側の“こだわり”が強くなっている - 逆に、フルオーダーが選ばれにくい理由とは?:
-完成イメージが掴みにくい(不安)
-完成までに時間がかかる
-予算オーバーになりやすい - 選ばれにくい理由は、こうして解消する:
-①完成イメージ→3Dデータで可視化及び実体化
-②時間がかかる→スケジュールのすり合わせと段取りのご提案
--最初に、希望の納品日を伺う
--時間を要するダイヤモンドとデザインのパターンを避ける
-③予算→満足度を下げないダイヤ及びデザインをご提案
--ダイヤモンドの品質を見直す
--小粒ダイヤモンドをミルグレインに代用する
--複雑なデザインをシンプルにする
--重厚感のあるデザインを軽量化する - 選ばれにくい理由は、店舗の専門性で解消できる→個々に専門性の高いサービスをご用意
- 「セミオーダー」とは?こんな人におすすめ:
-「セミオーダー」とは?→自分の希望やこだわりなどに基づいて、婚約指輪を既存のデザインからアレンジを加えて作るサービス
-メリット→① 完成イメージ、② 時間がかかること及び③ 予算の3つで生じやすい問題を部分的に解消
-デメリット→① 世界に一つだけを作る及び② 個人的なこだわりを反映するの2点で、フルオーダーに劣る
-こんな人におすすめ→既製品もフルオーダーも選べない人
婚約指輪のフルオーダーは、既製品と違い実物がないため、イメージ通りに作れるようなサービスが必要で、スケジュールの段取りと予算内に収まる設計が必要です。
そうすれば、一生モノである婚約指輪のフルオーダーは、デメリットに対してメリットの方が多いサービスになってきます。
ぜひ、フルオーダーで、多くの方に特別感の強い婚約指輪を作って頂きたいです!
よろしければ、当店のご利用も、ぜひお考え下さい!!
婚約指輪のフルオーダー
✓コース内容
デザインからはじめる
完全なオーダーメイド
✓納期
平均2か月
✓料金
20万円台から
既製品との違い
- デザイン料
- 鋳型作成料
- 特殊な加工料(ex.つや消し)
- その他宝石とダイヤモンドとの差額
-既製品の価格に対して、上記の全て又はいずれかが加わります
✓事例(上記写真)
デザイン:幸運の訪れをコンセプト
オリジナル:四葉のクローバーをモチーフにした石座のソリテールリング
✓その他サービス
- ギフトラッピング
- アフターサービス
✓製作事例一覧
〇事例1
詳細:
デザイン:クラシックながらも婚約指輪の華やかさを演出
オリジナル:ハートの6爪とミル打ち枠を組み合わせたメレ付きリング
〇事例2
詳細:
デザイン:ストレートの指馴染みの良いリングを、できる限りゴージャスなテイストに
オリジナル:爪留めをメレのサークルで束ねた1列のパヴェリング
〇事例3
詳細:
デザイン:華やかなテイストに個性的なダイヤモンドセッティングを施して特別感を演出
オリジナル:8本爪かつテーパー状のバンドのメレ付きリング
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まずは来店予約から