結婚指輪の種類ってこんなにあるの?人気デザインから個性派までマリッジリングを徹底ガイド
- 2025.04.25
- コラム

結婚指輪を探し始めたけれど、どんなデザインがあるのか分からなくて戸惑っていませんか?
「流行りのデザインも素敵だけど、自分らしい指輪ってどんなものだろう」
「結婚を機に、せっかくなら、少しだけこだわりたい」
こんにちは。チャームスジュエリーです。
最近、ブライダルで結婚指輪のデザインはとても多様になり、選び方のポイントに「自分らしさ」や「ふたりらしさ」を大切にする人が多くなりました。
この記事では、定番のシンプルから個性派まで、いま選ばれているマリッジリングの種類とその魅力を一覧で分かりやすく紹介します。
購入前に「知らなかったけど、これ可愛いかも!」と感じる出会いがあるかもしれません。
ぜひ、理想の指輪探しの参考にしてみてくださいね。
目次
基本のスタイル|3つの定番フォルム
まず、基礎知識として、結婚指輪のデザインは、
- ストレート
- S字
- V字
の3つに分けられます。
1. ストレート
ストレートは、指輪の定番フォルムです。
結婚指輪の中で、商品のバラエティが幅広く、数が最も多いデザインです。
身に着けた際には、指になじみやすく、どなたでも魅力を感じられます。
2. S字
S字は、指輪のアームが緩やかなS字のウェーブを描きます。
身に着けた際には、手元が柔らかく女性らしい印象に引き立ちます。
独創的なフォルムですが、身に着けてみると、多くの方に似合うデザインです。
3. V字
V字は、指輪のアームが、Vの形をしています。
身に着けた際には、指を細く長く見せる特徴があります。
Vの形は、片面タイプ(裏はストレート)と両面タイプがあります。
使い分けは、次の通りです:
- 片面タイプ→他の指輪と重ね着けする場合
- 両面タイプ→ダイヤ側と素材側のリバーシブルで楽しみたい場合
また、V字リングは、婚約指輪との重ね着けに向いています。
婚約指輪のダイヤモンドが、Vの形にぴったりフィットして、統一感が生まれやすいです。
デザインに個性を添える要素たち
結婚指輪の基本スタイルに対して、さらに個性を加えていきます。
よく使われるアレンジTop4を紹介します。
1. オーガニック
指輪のバンドを、植物の蔓(つる)をモチーフに形づくるデザインです。
最近の結婚指輪は、よくこのデザインを使います。
バンドの形から、「ひねり」と呼ばれることもあります。
緩やかなカーブを描き、身に着けた際には、ボタニカルでナチュラルな印象を与えます。
2. 艶(つや)消し
艶消しは、リングの表面をシックな雰囲気にするデザインです。
通常の鏡面仕上げから艶消しにすることで、クールで清楚な印象を加えられます。
主に、男性の方に人気です。
4. ハンマー加工
リングの表面を、職人のハンマー打ちにより形作るデザインです。
素朴でカジュアルな印象を放ちます。
5. ミル打ち
ミル打ちは何かというと、リングに小さな玉を連続して成形する、ジュエリー特有のデザインです。
ダイヤを使わなくても指輪の輝きが増し、華やかな印象を放つようになります。
海外では人気のデザインです。
ダイヤモンド&装飾のアレンジ
結婚指輪でデザインの中心になるのは、ダイヤモンドの装飾です。
ダイヤモンドは、結婚指輪の印象を大きく変えます。
結婚指輪で、ダイヤモンドの使い方が異なるデザインを、それぞれ見ていきましょう。
1. ダイヤなし
結婚指輪では、ダイヤなしの選択があります。
ダイヤなしのデザインは、多くの人が選んでおり、デザインが豊富です。
上品な印象を放ち、ブライダルにはピッタリなテイストです。
2. ダイヤ1石
結婚指輪の定番デザインです。
シンプルで、1粒ダイヤの輝きが、デザインのアクセントになります。
身に着けた際には、すっきりした印象で指輪に馴染みます。
3. フラッシュ
ダイヤモンドが、まばらにセッティングされるデザインです。
一つ一つのダイヤモンドが鋭い光を放ち、可愛らしく身に着けられます。
ダイヤモンドのセッティング方法による影響から、ダイヤがやや小さく見えてしまうことには注意して下さい。
4. パヴェ(1列)
結婚指輪で、華やかな印象のテイストに、最も多く用いられるデザインです。
ダイヤモンドがラインに沿って、繊細で綺麗に輝きます。
5. パヴェ(通常)
ダイヤが石畳のように敷き詰められるデザインです。
豪華な印象を放ちます。
リング表面を全体的にダイヤであしらったデザインで、どの世代の方が身に着けても、不自然な印象はありません。
6. エタニティ
エタニティは、ダイヤモンドを最も多く使うデザインの一つです。
時代を超えて人気があります。
エタニティは、厳密に、
- ダイヤモンドがリングを360度一周する指輪→「エタニティリング」
- ダイヤモンドがリングをおおよそ180度半周する指輪→「ハーフエタニティリング」
と呼んで区別します。
一般的なのは「エタニティリング」ですが、使い勝手が良く価格も抑えられるのは「ハーフエタニティリング」で、こちらも支持されています。
7. 爪留め
ダイヤモンドが開放的にセッティングされるデザインです。
光が多方向に反射するダイヤの姿が美しく、華やかな印象を放ちます。
8. 彫り留め
リング表面を彫って、ダイヤモンドをセッティングするデザインです。
ダイヤモンドがプラチナを精巧に彫った跡に、まっすぐ綺麗に並び、フォーマルな印象を放ちます。
リングの形状
結婚指輪のバンドには、はっきりと丸みを帯びたバンドや、平らなバンドがあります。
丸みを帯びたバンドと平らなバンドでは、大きく印象が変わります。
2つのタイプを比較して見てみましょう。
A. 丸みを帯びた指輪
丸みを帯びた指輪は、リング表面が半円になっています。
店舗では、「甲丸リング」と呼びます。
身に着けると、柔らかい印象を与えます。
甲丸リングは、リング幅のサイズの影響を受けにくい特徴があり、リング幅で迷っている方は一度探すと良いデザインです。
B. 平らな指輪
平らな指輪は、リング表面が平坦になっています。
お店では、「平打ちリング」と呼びます。
身に着けると、スタイリッシュな印象を与えます。
リング幅の違い
リング幅は、リングを上から眺めた時の厚さです。
リング幅の違いは、印象に大きく影響を与える、重要なポイントです。
実際は、0.2mmほどの違いで、変化が現れます。
店舗での試着では、リング幅を意識して、好みのデザインを探しましょう。
実際に、違いを比較してみます。
1. 細め(リング幅:~1.9mm)
細めのリングは、華奢で上品な印象を放ちます。
身に着けた際に、軽くて圧迫感のない着け心地を覚えます。
2. 標準(リング幅:2.0~2.4mm)
標準的な太さのリングは、自然でオーソドックスな印象を放ちます。
身に着けた際に、安心感を覚えます。
3. 太め(リング幅:2.5mm~)
太めのリングは、オシャレな印象と程よい存在感を放ちます。
身に着けた際に、ややボリューム感を覚えます。
結婚指輪のお悩みは、ぜひご相談を。
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女性用と男性用の違い・合わせ方
結婚指輪は、女性用と男性用で、デザインに変化をつけることがあります。
ここでは、デザインを変えるとき、どのようなポイントを変えるのかを紹介します。
女性用
女性用は、結婚指輪の主体になることが多いです。
「結婚指輪のデザイン選び」は、「女性用の指輪選び」とも言えます。
女性用の指輪は、手の形が小さく、リング幅は細めです。
男性用
男性用の指輪は、
- 女性用の指輪とペアで同じデザイン
- 女性用の指輪にアレンジを加えたデザイン
- 女性用の指輪と異なるデザイン
のいずれかになります。
まず以上の1~3に共通して、男性は手の形が大きめなため、リング幅を太めに作ります。
実際に、女性用よりも、リング幅を0.2~0.8mm太くします。
また、前述の「2. 女性用の指輪にアレンジを加えたデザイン」と「3. 女性用の指輪と異なるデザイン」の場合では、
- 艶消し
- リング幅3.0mm台
- ブラックダイヤモンド
などのアレンジが好んで加えられます。
「クールな印象」や「カジュアルな印象」など、男性特有のデザインや装飾が加わります。
素材のバリエーション
プラチナが王道ですが、結婚指輪にはさまざまな素材があります。
素材を変えると、違った印象の指輪に変わります。
プラチナから順に、使われる素材を紹介します。
プラチナ
プラチナは、日本国内で多くの方が選ぶ素材です。
耐久性を上げることを理由に、95%のプラチナと5%のパラジウムなどの割金が含まれる、「Pt950」がよく使われます。
純白の輝きが、結婚式のウェディングドレスや白無垢の白色と相性が良いことが特徴です。
K18ピンクゴールド
金の含有量が75%で、含まれている銅の影響で淡いピンク色を呈した素材です。
プラチナより軽いですが、ジュエリーの定番素材で、耐久性が優れます。
ほんのりとしたピンク色が特徴で、温かみと肌なじみの良い色合いから、女性らしさや可愛らしい印象を引き立てます。
プラチナに比べて珍しい素材ですが、幅広いデザインへの指輪に適用が可能です。
K18イエローゴールド
金の含有量が75%で、ゴールド色が強い素材です。
素材の性質は、K18ピンクゴールドとほぼ同じです。
特徴として、美しいゴールドカラーが、肌なじみに優れます。
K18イエローゴールドは、幅広いデザインの指輪に適しています。
K18ホワイトゴールド
金の含有量が75%で、パラジウムを25%含む、白銀色の素材です。
大手ブランドがよく取り扱っており、K18ホワイトゴールドの商品は、気になっている方が多いです。
しかし、ジュエリー素材での価格の相場で、ホワイトゴールドは高額です。
そのため、ホワイトゴールドは、メーカーごとに品質差が出やすいことが特徴です。
パラジウムを25%使ったホワイトゴールドとは別に、パラジウムが高額なため、それ以外の素材を多く使ったホワイトゴールドもあります。
パラジウムをあまり使わないことから、素材そのものが白銀色ではなくゴールドっぽい色になります。
そのようなホワイトゴールドは、白銀色に近づけるため、表面にロジウムメッキを施します。
しかし、メッキは剥がれるため、ゴールド色への変色などの経年劣化に注意しなくてはいけません。
K18ホワイトゴールドは、経年劣化や品質差の点でいうと、注意点の少ないプラチナの方がおすすめです。
コンビネーション
2つの色の素材を組み合わせて、素材のグラデーションを取り入れるデザインです。
指輪の存在感が増し、素材の違いを楽しめます。
近年、増えてきているデザインです。
「まだこんなこともできる」結婚指輪の可能性
これまでに紹介したデザインの他に、さらにデザインに工夫を加える方法がいくつかあります。
1. オーダーメイドで世界に一つを
オーダーメイドは、結婚指輪を完全に一から作れるサービスです。
個性的でオリジナル性の高い指輪を求めているカップルを中心に、選ばれています。
オーダーメイドでは、宝石の量からデザインの細かいディテールと、隅々まで要望を反映できます。
ご自身やお二人にしか分からない、大切な意味や思いを指輪に反映して、世界に一つしかないデザインを作ります。
2. ユニークなダイヤモンド
ダイヤモンドは、無色透明以外の種類があります。
そのうちの一つであるピンクダイヤモンドは、通常のダイヤモンドと同じ輝きを放ってピンク色も呈しており、結婚指輪で非常に人気のあるダイヤモンドです。
ただし、ピンクダイヤモンドは希少性が高いため、多くの店舗を検索して探す必要があるかも知れません。
他にも、イエローダイヤモンドがあります。
イエローダイヤモンドは、通常のダイヤモンドと同じ化学構造ながらも、黄色を呈しています。
ピンクダイヤモンドほど希少ではなく、取り入れること、結婚指輪にユニークさを演出できます。
3. 表面彫り・刻印・裏石
リングの表面に、彫刻を加えるデザインです。
お互いにとって意味深い内容のシンボルや、イラストを彫り、彫刻が主体のデザインに仕上がります。
また、リング表面の彫刻に限らず、リング内側にユニークな刻印を入れるデザインもあります。
他者には見えませんが、お互いにとって、指輪に特別感を演出できます。
さらに、リング内側には、ご自分の誕生石を1石セッティングするデザインもあります。
誕生石がセッティングされれば、とても思い出深い、特別な指輪を作れます。
まとめ
好きな指輪や気になるデザインは見つかったでしょうか?
本記事で紹介したデザインをまとめると、以下になります:
- 基本スタイル:
-1. ストレート→定番
-2. S字→女性らしい
-3. V字→細長く見せる - 個性を添える要素:
-オーガニック(=バンドの「ひねり」)
-艶消し
-ハンマー加工
-ミル打ち - ダイヤモンド&装飾のアレンジ:
-1. ダイヤなし
-2. ダイヤ1石
-3. フラッシュ
-4. パヴェ(1列)
-5. パヴェ(通常)
-6. エタニティ
-7. 爪留め
-8. 彫り留め - リングの形状:
-A. 丸みを帯びた指輪=甲丸リング
-B. 平らな指輪=平打ちリング - リング幅の違い:
-1.細め(~1.9mm)
-2.標準(2.0~2.4mm)
-3.太め(2.5mm~) - 女性用と男性用の違い:
-女性用→デザインの主体
-男性用→リング幅太め - 素材のバリエーション:
-プラチナ
-イエローゴールド
-ピンクゴールド
-ホワイトゴールド※品質差に要注意
-コンビネーション - 「まだこんなこともできる」可能性:
-1. オーダーメイドで世界に一つを
-2. ユニークなダイヤモンドの使用
-3. 表面彫り・刻印・裏石
これらのデザインを把握した上で、気になるデザインを、ぜひお店で探し、実際にも着けてみて下さい。
結婚指輪は、パートナーと相談しながら、デザインを一緒に決めることも、楽しみの一つです。
もし、お気に入りのデザインが見つからない場合は、オーダーメイドやセミオーダーメイドも検討してみてはいかがでしょうか?
一般的な既製品とは異なるオーダー方式で、こだわりの指輪に出会えるかもしれません!
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