ダイヤモンドのカラット。大きさや価格、品質との関係を徹底解説
- 2025.02.28
- コラム

こんにちは。チャームスジュエリーです。
皆さんは、ダイヤモンドを選ぶときに耳にする「カラット」を、どれほどご存じですか?
この記事では、購入前に覚えておきたい「カラット」を、私どもの視点からわかりやすく紹介したいと思います。
この記事を読むことでカラットへの理解が深まり、理想のダイヤモンドを手に入れるのに役立つと思います!
目次
カラットとは?
カラットは、ダイヤモンドの重さを表す単位です。
商品詳細や鑑定書などには、「〇.〇〇ct」と記載します。
カラットは、値が大きくなればなるほど、ダイヤモンドも大きくなります。
そのため、カラットは、ダイヤモンドの最も使いやすい指標です。
大きさとの関係
カラットは、よく「ダイヤモンドの大きさ」と捉えられますが、違います。
ダイヤモンドの大きさは、普通にミリ(mm)で表します。
しかし、カラットと大きさは、比例します。
関係は、次のようになります:
この図は、平均的なカラットを中心に記載したものです。
ダイヤモンドのカラットが変化すると、大きさは0.4~0.8mmずつ変わることがわかります。
そのため、カラットの値が増えると大きさも増えますが、大きさの変化は小さい印象です。
大きさの変化が小さいにも関わらず、ダイヤモンドが細かいカラットで取引される理由は、後ほどデザインの項目で解説します。
重さとの関係
カラットは重さの単位であるため、グラムに換算できます。
- 1.0カラット=0.2グラム
- 1.0グラム=5.0カラット
グラムに換算するとわかる通り、ダイヤモンドは、身の回りの物の中でも軽いです。
しかし、ダイヤモンドは1.0カラットの0.2グラム程度であったとしても、とても貴重です。
カラットと価格の関係
ダイヤモンドが主役となる婚約指輪では、約半数以上のカップルが0.2~0.4カラット未満のダイヤモンドを選んでおり(「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」より)、その指輪の平均価格が30万~40万円といわれています(2024年12月時点)。
過去には、現在よりも平均カラットが重かった時代もあり、「給料○ヶ月分」と言われた高額な婚約指輪もありました。
しかし現在でも、ダイヤモンドの市場では、カラットの数値が2桁台のダイヤモンドなど、珍しいものが出回っています。
価格は、「○千万円」や「○億円」といったものもあり、一般的なダイヤモンドから見ると上限が無いと思えるような価格です。
このように、ダイヤモンドのカラットは、重くなればなるほど価格は高くなります。
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大きさと身に着けた際の印象
前項で、ダイヤモンドはカラットを重くしても、大きさの変化は小さい印象でした。
しかし、ダイヤモンドはカラット以上に、輝きや見た目の綺麗さが際立ちます。
そのため、大きさが数ミリでも変われば、身に着けた時に感じるダイヤモンドの存在感は顕著に変わります。
では実際に、指輪を身に着けた際の印象を比較してみましょう。
0.25ct
ダイヤモンドと指輪とのバランスが良いです。
身に着けると、控えめで上品な印象を放ちます。
0.50ct
ダイヤモンドの存在感が出始めます。
身に着けると、華やかな印象を放ちます。
1.00ct
ダイヤモンドに、目が行くほど存在感があります。
身に着けると、ゴージャスな印象を放ちます。
そのため、ダイヤモンドは、細かいカラットで取引されるのです。
画像では伝えきれない部分もあるため、婚約指輪などを購入する際は、お店でカラットの異なる指輪を実際に着け比べると良いかも知れません。
カラットとデザインの関係
ダイヤモンドは、カラットよって存在感が変わり、リング全体のバランスも変わります。
そのため、リング枠のデザインも多少変化します。
では、詳しく見ていきましょう。
平均的なカラットとデザイン
平均的なカラットのダイヤモンドは、指輪とバランスよく馴染みます。
華奢な印象を放つため、リング枠を、幅の小さめなデザインや太さの変化があるデザインにしたりします。
リング全体に華やかさや個性を多少加えたい場合は、他にも細かいダイヤモンドを加えたり、アームの形状をウェーブの形にしたりします。
高めのカラットとデザイン
高めのカラットのダイヤモンドは、リング全体で存在感を発揮し始めます。
華やかな印象を放つため、リング枠を、普通のデザインや古くから愛されているクラシックなデザインにしたりします。
さらに、リング全体に華やかさや豪華さを多少加えたい場合は、他にもダイヤモンドを加えたりします。
大きめのカラットの指輪は、個性的な印象を放つようになり、ダイヤモンド自体も珍しいものになっていきます。
カラットと品質
ダイヤモンドは、カラット帯によって品質の事情が変わります。
具体的に説明すると、次のような印象です:
- 婚約指輪の平均的なカラット→品質が揃っており、高品質なものが普通
- 0.5ctから→品質が揃わなくなり始め、高品質なものが減り始める
- 1.0ctから→品質が揃わず、高品質なものが手に入りにくい
- 2.0ctから3.0ct辺り→品質が全て揃わず、高品質なものが手に入らない
- 5ct辺り→品質に比べてカラットの数字が注目される
このように、カラットが重くなるに従って品質が揃わなくなり、高品質で綺麗なダイヤモンドも減る傾向にあります。
平均的なカラットでの品質
実際は、平均的なカラットのダイヤモンドを多くの方が購入します。
平均的なカラットでは、品質が揃っているため、品質はあまり注目されない印象です。
高めのカラットと品質事情
前述の2〜5に該当するような高めのカラットでは、品質が揃わないため、品質に注目する必要があります。
仮に、品質の低いものは、次の状態が見られます:
- 形がやや異なる
- 色が薄くかかっている
- 明らかな気泡やキズ、内包物を含んでいる
ダイヤモンドは原石を分割して取り出すため、ダイヤモンドが大きいと、鉱山から採掘される原石の大きさが求められます。
しかし、大きいダイヤモンドを取り出せるような原石は、世の中に少ないことが現状です。
品質の低いダイヤモンドでは、結果的に、上手く輝かなかったり見た目の綺麗さが劣ったりします。
そのため、カラットが高く大きめのダイヤモンドの品質には注意が必要です。
ダイヤモンドの品質に興味のある方は、品質の一つである「カット」についての記事を書いております。よろしければ併せてご覧下さい:
まとめ
カラットは、ダイヤモンドの重さを示す単位で、大きさの目安にもなることから最も使いやすい指標です。
ダイヤモンドは細かく扱われ、カラットが重くなればなるほど、価格も高まります。
しかし、ダイヤモンドには輝きと見た目の綺麗さがあることから、カラット以上に、存在感と身に着けた際の印象が変わります。
カラットの重さに応じても、リング枠のデザインが異なってくるため、カラットはリング枠のデザインに影響を与えます。
また、カラットには品質も関係してきますが、平均的なものを選ぶ場合はあまり気にする必要はありません。
しかし、大きめのダイヤモンドを選ぶ場合は、品質を気にしながら選んで下さい。
カラットの選択は難しいですよね。好みや状況、場面などに応じて、選び方は変わると思います。
ですが、ほかにも、リング枠の種類や品質の事情なども考慮すると良いと思います。
そうすることで、結果的には、納得の行く指輪の選択につながるのではないでしょうか。
ぜひ、素晴らしい指輪を探してみて下さい!
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