婚約指輪と結婚指輪の違いとは?「両方いるのか?」をわかりやすく解説|意味・役割・選び方まで紹介

  • 2025.12.03
  • コラム
チャームスジュエリー 婚約指輪と結婚指輪の違いとは?「両方いるのか?」をわかりやすく解説|意味・役割・選び方まで紹介

婚約指輪と結婚指輪。

結婚を考え始めると、まずこの “2つの指輪” の存在に戸惑う方は少なくありません。

「両方必要なの?」「そもそもどう違うの?」と疑問を持つのは、ごく自然なことです。

実は、婚約指輪と結婚指輪には、それぞれまったく異なる “役割”  があります。

そしてその違いを理解すると、7割近くの人がエンゲージリングを贈る理由が自然と腑に落ちてきます。


こんにちは。チャームスジュエリーです。

本記事では──

  • 婚約指輪と結婚指輪の違い
  • 「両方いるの?」という疑問への答え
  • 贈る意味・彼女が喜ぶ理由
  • おすすめの選び方

をジュエリーのプロ視点でわかりやすく紹介します。

婚約指輪は必要?いらない?まずはこの疑問に答えます

婚約指輪は必要?いらない?まずはこの疑問に答えます

婚約指輪は、「必要」と言われれば必要ですし、「いらない」と言われれば不必要です。

理由として、国内で婚約指輪を贈ることが一般によく広がったのは昭和の高度経済成長期と比較的新しく(1)、元々日本になかった文化だからです。

そのため、絶対贈る必要はないですし、指輪に絞ることなく、ネックレスや時計を贈る人もいます。

一方で、婚約指輪は、結婚や婚約を考える上で、パートナーに渡す贈り物や形としては、よく適しているものだと考えます。

婚約指輪はジュエリーであり、宝石の輝きが美しく、身に着けても楽しめることから、「もらってうれしい」ものです。

そのうえ、婚約指輪は、とにかく耐久性が高く、劣化することはないため、素材や宝石を通して「永遠」を連想させます。

婚約指輪は、結婚指輪よりも買わない人が多いものの、結果として全国では、7割程度の人が婚約記念品を購入しており、そのうちの84.2%の人が指輪を選んでいます(全国推計値、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024))

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そもそも婚約指輪とは?実態と意味

そもそも婚約指輪とは?実態と意味

婚約指輪(エンゲージリング)は、婚約を決めるときや、男性が女性にプロポーズをする際に贈る、特別な指輪です。

指輪を贈る文化や慣習は、今や世界に広がっています。

指輪を贈る文化や慣習は、時をさかのぼると、古代ローマ時代に由来します(1)。

古代ローマの時代では、婚約成立の証拠として、指輪が用いられていました。

そこから中世になると、ヨーロッパでは、これまで色石付きの指輪が贈られていましたが、徐々に現在と同じダイヤモンドの婚約指輪が、王侯貴族などの間で使われるようになってきます。

その後、17から20世紀にかけて現在と同じ形の「ラウンドブリリアントカット」のダイヤモンドが作られます。

そして、婚約指輪を贈る文化や習慣が世界に広まり、現在の婚約指輪に至ります。

現在の婚約指輪は、相手からプロポーズを受けた女性が、婚約の証として、受け取った指輪を身に着ける、「結婚の約束」を象徴する指輪と考えられています。

婚約指輪と結婚指輪の違い

婚約指輪と結婚指輪の違い

婚約指輪と結婚指輪の違いを、さまざまな観点から解説します。

婚約指輪の役割とは?

婚約指輪の役割とは?

婚約指輪は、贈る相手の彼女に、大きな喜びを与えられる可能性があります。

婚約指輪は、結婚指輪に比べて、ダイヤモンドの大きさや量(カラット)が多い傾向です。

そのため、ダイヤモンドの美しい輝きが多く、実際に取り扱ってみると、気分が高まり、受け取った際に自然と嬉しさがこみ上げてきます。

婚約指輪は、天然の宝石が織りなす魅力的な美しさを、主にダイヤモンドで体現するジュエリーです。

ジュエリーは、宝石を使っていかに美しく見せるのかが重要なポイントです。

婚約指輪では、メインのダイヤモンドと場合によっては脇石のダイヤモンドを使って、優れたデザインや組合せを追求していきます。

優れた婚約指輪を身に着けることの楽しさは、購入すること以外に、婚約指輪の製作に情熱を注ぐメーカーや店舗での試着を通してでも体感できます。

美しく優れた婚約指輪は、「結婚の約束」を象徴する形として、とても適しています。

結婚指輪の役割とは?

結婚指輪の役割とは?

結婚指輪(マリッジリング)は、挙式の際の指輪交換をする際に必要な指輪で、結婚後は、夫婦両方が「結婚の証」として身に着ける指輪になります。

指輪交換は、ブライダルで必ず行うというものではありませんが、中世のヨーロッパからはじまり、国内にキリスト教式の結婚式が伝わったと同時に入ってきた、広く受け入れられている儀式や慣習です。

しかし、結婚指輪は、指輪交換以外にも、結婚後に夫婦両方が日常でも着用します。

結婚指輪には、二人だけの思い出を共有できたり、デザインによっては、セッティングされた小粒のダイヤモンドが繊細に美しく輝くジュエリーとしても、楽しむことができます。

結婚指輪は、ジュエリーの中でもシンプルな作りでありながらも、近年はさまざまなデザインが作られています。

宝石のあしらい方には様々なスタイルや使い方があり、身に着けたいと思える優れたデザインに、限りはありません。

求めやすい価格帯から入手できるため、多くの人にとって、指輪を身につける楽しさを知るきっかけにもなっています。

その他の違い(表で比較)

比較項目 婚約指輪 結婚指輪
ダイヤ 普通~大きい 小粒中心
鑑定書 付くことが多い ほとんど付かない
デザイン 幅広い シンプル
価格帯 1本で平均30万円台 2本で平均30万円前後
いつ購入するのか 婚約の前後 婚約から挙式の1~6ヶ月前
選び方 ダイヤから選ぶ デザインから選ぶ
普段使い できるが指輪次第 できる

その他にも、婚約指輪と結婚指輪の違いを比較すると、以上の表のようになります。

細かく説明すると、ダイヤは、婚約指輪が結婚指輪に比べて大きく、婚約指輪のダイヤは最低でも0.1カラット台からですが、結婚指輪のダイヤは0.1カラット台以下がほとんどです。

そのため、品質を保証する鑑定書は、ダイヤモンドに最低限のサイズが必要なことから、婚約指輪には付くことが多いですが、結婚指輪にはほとんど付きません。

デザインは、婚約指輪の場合、ダイヤモンドとリング枠の組み合わせでデザインの幅が非常に広く、さまざまなデザインが選べます。

一方、結婚指輪の場合、指輪がシンプルなリングのため、ダイヤのあしらい方やバンドの形状など、細かい違いは出せますが、基本的にはデザインがシンプルです。

価格帯は、ダイヤモンドの大きさや量の関係から、婚約指輪が結婚指輪に比べて高額になります(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」より)。

しかし、昔は良く言われていた「給料3カ月分」という、100万円を超えるような指輪の購入は、現在は少数なため、婚約指輪の価格が顕著に高くなるということは一部の人のみ該当します。

いつ購入するのかは、婚約指輪の場合、婚約の前後になりますが、結婚指輪の場合、婚約が決まってから準備に取り掛かり、挙式までに余裕のあるスケジュールで用意することが一般的です。

指輪の選び方は、婚約指輪の場合、ダイヤから選び、大きさと品質を決めますが、結婚指輪の場合、デザインから選び、ダイヤモンドのあしらいや細かいデザインを決めていきます。

普段使いは、結婚指輪は日常的に使われるためできますが、婚約指輪の場合は、指輪の選び方によって、普段使いのしやすさが異なってきます。

婚約指輪の普段使いについて、もし興味がありましたら、以下の記事をご覧下さい:

どんな婚約指輪がおすすめ?

どんな婚約指輪がおすすめ?

婚約指輪の相場は、全国平均で30万円台であり(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)、予算を平均的かそれ以上で検討することがおすすめです。

しかし、もし30万円台以下で費用を抑えたいという場合は、エタニティリングを選択に入れることを覚えておくと良いでしょう。

30万円台かそれ以上で検討する場合、基本的におすすめなのは、ダイヤモンドが大きめな婚約指輪です。

全国的には、0.2や0.3カラット台がよく選ばれていますが、できれば、0.5カラット以上のダイヤを、限られた予算の中で工夫して選べると良いです。

0.5カラット以上の婚約指輪は、デザインが自然に整い、ダイヤの存在感もあって、「進んで身に着けたい」と感じられるような、年齢を問わず受け入れられている魅力的な指輪が多いです。

しかし、「購入条件に合わないから、0.2や0.3カラット台を選ぶ」という場合も、小さな小粒ダイヤモンドがよく装飾された指輪はおすすめできます。

ダイヤモンドの大きさが0.5カラット以上なくても、小粒ダイヤモンドが良くあしらってあれば、その分指輪に華やかさが生まれます。

華やかな印象の指輪は、進んで身に着けたいと感じられることが多く、受け取ってうれしいと感じられる魅力的な指輪になります。

やはり、婚約指輪は、普段使いを続けられて永く愛用できると良いです。

婚約指輪は、婚約中にしか付けないというように限定的な印象ですが、実際は普段使いもできます。

婚約指輪の本質はジュエリーのため、身に着け続けることによって、価値が生まれてきます。

おすすめの婚約指輪を予算内で上手に選ぶ方法については、さらに詳細を書いていますので、よろしければ、以下の記事も参考に、指輪を探してみて下さい:

どんな結婚指輪がおすすめ?

どんな結婚指輪がおすすめ?

結婚指輪は、婚約指輪のデザインによって、おすすめが異なります。

婚約指輪のデザインが、単純な1粒ダイヤモンドのデザインのようなシンプルなケースでは、エタニティリングなどの、ダイヤモンドがなるべく多くあしらわれたデザインがおすすめです。

婚約指輪のセンターダイヤの両脇がプラチナや地金中心で、「ダイヤモンドのキラキラした輝きをまだ足せそうだな」と感じる場合、ダイヤモンドが良くあしらわれた結婚指輪を購入することで、婚約指輪との重ね着けをして、華やかな印象を放つスタイルを確立できます。

一方で、婚約指輪のデザインが、小粒ダイヤモンドが多く装飾されて華やかな場合、結婚指輪は、ダイヤモンドの装飾が少な目な、シンプルなリングでも良いと思います。

結婚指輪のデザインをシンプルにする場合は、デザインの細かいディテールや刻印こだわって、自分好みの雰囲気を持つ指輪や、お互いの想いを共有できる特別感の強い指輪を選ぶことも人気があります。

しかし、もし「豪華な指輪が好み」という場合は、婚約指輪のデザインが華やかであっても、結婚指輪のデザインも華やかで良いと思います。

ハーフエタニティリングのように、ダイヤモンドがバンド全体によくあしらわれたリングを選び、婚約指輪との重ね着けで、左手薬指からダイヤモンドの美しい輝きが存分に放たれたスタイルを確立してみてはいかがでしょうか。

また、婚約指輪が大きめのダイヤモンドで、ピッタリとかさね着けをしたい場合は、V字型のデザインの結婚指輪を選ぶと良いでしょう。

V字型の結婚指輪を選ぶ際は、婚約指輪とピッタリ重なるように、V字の溝の深さをよく見て選びます。

結婚指輪の選び方について、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧下さい:

まとめ

まとめ

婚約指輪には歴史があり、結婚指輪とは異なる役割があります。

婚約指輪は絶対に必要なものではありませんが、結婚指輪だけでは補えない、婚約指輪の役割があることは事実です。

婚約指輪がよく「いらない」といわれる背景には、元々日本にはなかった文化であるということだけでなく、実際には購入後の満足度の低さも原因ではないかと考えます。

アンケート調査によると、「普段身に着けるものではないから」という意見が多く(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)、婚約指輪は購入しても使える頻度が少ないという印象があることが伺えます。

しかし、婚約指輪は、選び方次第で、普段使いできるかどうかが左右されますので、ぜひ、この記事で挙げた、「ダイヤモンドの大きさ」と「小粒ダイヤモンドの装飾」は重視し、なるべく結婚後の何十年先を見据えた長い視点で、指輪を選んでもらえればと思います。

婚約指輪のダイヤモンドは、現在の形になるまでに長い歴史があり、「いかに美しく輝かせるか」をよく考えて作られています。

ダイヤモンドは大切な要素のため、婚約指輪を考える際は、特に着目して欲しいポイントです。

ダイヤモンドの美しい輝きが多く、華やかな印象の指輪は、年齢を問わず多くの人を魅了し、贈る相手の彼女にも、きっと喜んでもらえます。

もし、婚約指輪の購入に迷っている人は、少なくともダイヤモンドのことは一度知っていただきたいです。

「素敵な婚約指輪とは一体どういったものなのか?」を、ジュエリーにしっかりと詳しい専門家や販売員から説明を受けたら、きっと考えが変わるはずです!

〇この記事は以下の文献を参考にしています。本文中に同じ番号が降ってある箇所は、文献内容から直接引用した箇所になります:
(1) 「図説 指輪の文化史」浜本隆志 著 河出書房新社

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