婚約指輪は30万円台で買える?選び方・デザイン・ダイヤの実例を徹底解説
- 2025.10.09
- コラム

婚約指輪を探すとき、予算の目安としてよく取り上げられるのが「30万円台」です。
実際に全国平均と近い金額であり、多くの人が検討する価格帯でもあります。
では、30万円台の婚約指輪では、どのようなダイヤモンドやデザインを選べるのでしょうか?
ブランドで購入する場合と、一般的なジュエリーショップで購入する場合では、選択肢や特徴に違いも出てきます。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、30万円台で購入できるエンゲージリングのサイズ感やデザインの傾向、選び方のポイントを解説します。
予算の比較材料としても参考になるはずです。
目次
婚約指輪で30万円台とは?平均価格と比較
婚約指輪で30万円台は、全国で平均的にかかっている婚約指輪の金額です。
アンケート調査によると、30.3%の人が30万円台で婚約指輪を購入しており、購入する最も多い価格帯で、平均にすると39.0万円です(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)。
20万円台で購入している人は19.5%、40万円台で購入している人は14.0%いますが、それでも、30万円台で購入している人が多いことに変わりありません。
そのため、30万円台という価格帯は人気があることから、豊富な種類から婚約指輪を選べ、標準的かつ現実的な選び方になります。
婚約指輪はダイヤモンドがメイン
30万円台で買える婚約指輪について触れる前に、婚約指輪はダイヤモンドがメインであることを押さえましょう。
婚約指輪1本の価格とデザインは、ダイヤモンドに左右されます。
価格は、ダイヤモンドの“カラット”に最も影響を受け、他にも、品質を示す“カラー”、“クラリティ”および“カット”の影響を受けます。
また、婚約指輪のデザインも、ダイヤモンドの“カラット”の影響を受け、石の大きさによって見た目が変わります。
そのため、婚約指輪を購入する際は、ダイヤモンド選びに最も注目する必要があります。
30万円台で購入できる婚約指輪のダイヤモンド
30万円台で購入できるダイヤモンドは、一般的に0.2~0.4ctが中心と考えられ、購入するお店のタイプによって変わってきます。
0.2~0.4ctは、ダイヤモンドの全国平均の大きさです(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)。
しかし、海外のハイブランドでダイヤモンドを購入する際は、30万円台の婚約指輪の場合、0.2カラット台辺りに絞られます。
ダイヤモンドはクオリティが保証されている上に、広告宣伝費などが価格に含まれるため、大きさはやや小ぶりになります。
しかし、一般的にポピュラーな、ブライダルジュエリーが充実した路面店などで購入すると、0.3カラット台が中心になります。
さらに、地域に根ざした店舗などの一般ジュエリーショップでは、選べるダイヤモンドは幅広く、品質を多少妥協して上手に選べば、0.4~0.5カラット台のダイヤを狙えます。
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30万円台で選べる婚約指輪のデザイン
30万円台で選べる婚約指輪のデザインは、購入するお店のタイプと、ダイヤモンドにどれほど金額を費やすのかによって異なります。
海外のハイブランド
海外のハイブランドで婚約指輪を選ぶ場合、商品全体の価格帯は高額な傾向のため、デザインは限られ、シンプルなプラチナのリングが中心になります。
ブライダルジュエリーの充実しているお店
一般的に人気のある、ブライダルジュエリーの充実している路面店などであれば、ダイヤモンドにどれほど金額を費やすのかによって、次のようなデザインが選べる傾向です:
- ダイヤモンドにやや金額を費やす場合→小粒ダイヤや宝石を数石装飾した愛らしいデザイン
- ダイヤモンドにあまり金額を費やさない場合→小粒ダイヤを多く装飾した華やかな印象のデザイン
一般ジュエリーショップ
地域に根ざしたような一般ジュエリーショップでは、デザインのバリエーションの幅が広く、例えば、ダイヤモンドに費やす金額に応じて、次のようなデザインを選べる傾向です:
- ダイヤモンドに金額を多く費やす場合→シンプルなデザイン
- ダイヤモンドに金額を極力費やさない場合→とても多くの小粒ダイヤを装飾した、中心から両脇までもがキラキラと繊細に輝く華やかなデザイン
30万円台でのおすすめの選び方
実際に、婚約指輪を30万円台で選ぶ際のおすすめの選び方を、ランキングの一覧形式で紹介します。
1位 ダイヤモンドを大きめに選ぶ
30万円台で婚約指輪を選ぶ際は、ダイヤモンドを大きめに選ぶことを、最もおすすめします。
ダイヤモンドは、平均的に0.2~0.3カラット台が選ばていますが、選び方によっては、0.4~0.5カラット台のダイヤも、選べる可能性があります。
一見すると、「ダイヤモンドはよく0.2~0.3カラット台が選ばれているから、大きさを追求しない方が良いのでは?」と感じる人もいると思いますが、大きめのダイヤモンドを選ぶことにも、それなりのメリットがあります。
なぜダイヤは大きめがいいのか?
婚約指輪は、何十年先も身に着けていることまでを考えると、ダイヤモンドの大きさが必要になる可能性が浮かび上がります。
0.2~0.3カラット台のダイヤは、はじめてダイヤの指輪を購入する人にとって、婚約の記念品として綺麗に見えますし、使いやすさからも魅力的に感じると思われます。
しかし、婚約指輪は一生モノと言われる指輪であり、購入した後も愛用できるのかを、できるだけ長いスパンで考えなくてはいけません。
実際に、40代、50代の女性からは、「ダイヤモンドはなるべく大きい方が良い」という声をよく聞きます。
また、婚約指輪はアニバーサリーリングとしての一面だけでなく、単純なジュエリーとしての一面もあり、時間が経過したとしても、普段も身に着け続けられていることが重要です。
婚約指輪のデザインは、石を外せば、途中でリング枠を改作して変更できますが、ダイヤモンドは、受け継がれる慣習もあるように、途中で変更することはほとんどありません。
そのため、長い視点で見ると、ダイヤモンドは、なるべく大きさを追求した方が良いのではないかと考えます。
大きいダイヤの選び方
では、限られた予算の中で、どのように大きめのダイヤを入手するのかというと、
- お店のタイプ
- ダイヤの品質
の2つを考えればよいです。
まず、「お店のタイプ」については、予算が限られているため、海外ブランドや国内のハイブランドは除外します。
幅広い商品を取り扱っている観点から、一般ジュエリーショップを中心に選べば、大きめのダイヤが手に入る可能性が高まります。
次に、「ダイヤの品質」については、低すぎてはいけませんが、高品質すぎるダイヤも、同時に選ぶ必要はないと考えます。
具体的には、
- カラー→G~H
- クラリティ→VS2、SI1
- カット→EXCELLENT、VERY GOOD
辺りで、選べば良いのではないかと考えます。
カラーは、D~Gの範囲であれば、一般的に肉眼で見て違いは分かりません。
Hは、品質の低さが分かる人はいるかも知れませんが、婚約指輪の状態では、D~Gと違いが分からないことが多いです。
また、クラリティは、IF~VS2までは、一般的に肉眼で見て違いは分かりません。
SI1は、ダイヤによっては、品質の低さが分かってしまいますが、個体次第で、婚約指輪の状態では、IF~VS2と違いが分かりにくくなります。
さらに、カットは、ダイヤにもよりますが、1つランクの落ちるVERY GOODでは、EXCELLENTと顕著に違うほど、品質は落ちません。
そのため、ダイヤの品質は、肉眼で見て欠陥があったり美しさに影響が出てはいけませんが、専門家の確認や拡大鏡を使わないと分からないような程度であれば、問題ないと考えます。
程よく品質を下げられるとコストに余裕感が出ますので、その分、大きめのダイヤを購入するのに、予算を充てられるようになると考えます。
2位 ダイヤモンドの装飾が多いデザインを選ぶ
30万円台で婚約指輪を選ぶ際は、メインのダイヤモンド以外にも、小粒ダイヤ(メレダイヤモンド)がなるべく多く装飾されたデザインを選ぶことをおすすめします。
近年、婚約指輪で人気のあるデザインは、シンプルなデザインです。
しかし、できるだけ長い視点で見ると、本当にシンプルなデザインを選んで良いのかについては、考える必要があると思います。
ダイヤの指輪を婚約の記念品としてはじめて購入する人にとって、シンプルなデザインの指輪は魅力的に感じるかも知れません。
しかし、一生モノのジュエリーとして身に着けていくということを考えると、華やかなデザインの方が、時間が経過しても、普段使いを続けられる可能性が高いのではないかと考えます。
人気のある婚約指輪のシンプルなデザインは、本来、1.0カラットは必要で、最低でも0.5カラットは必要だと考えます。
シンプルなデザインは、プラチナやゴールド素材の面積が広いため、石の大きさが一定以上ないと、華やかさが足りないと感じてしまう可能性も否定できません。
そのため、0.2~0.3カラット台のダイヤで指輪を選ぶ場合は、小粒のダイヤが、両脇サイドのアームなどにもよくあしらわれたような、なるべく華やかなデザインを選んだ方が良いのではないかと考えます。
ダイヤモンドの周りを1周取り囲むヘイローリング
小粒のダイヤがよくあしらわれた例として、ダイヤモンドの周りを1周取り囲むヘイロー(取り巻き)のようなデザインが挙げられます。
ヘイローは、ダイヤモンドを大きく見せる効果があるとともに、婚約指輪を華やかな印象にします。
婚約指輪では定番のデザインで、一定数の人には人気のあるデザインです。
単純計算ですが、小粒ダイヤの大きさは最低でも1ミリはあるため、0.3カラットのダイヤも、0.5カラット相当の大きさに見せられます。
3位 丸い形以外のダイヤを選ぶ
30万円台で婚約指輪を選ぶ際は、一般的な丸い形以外のダイヤを選んでみることをおすすめします。
30万円台で婚約指輪を選ぶと、平均的な価格帯のため、デザインが他人と被りやすい傾向があります。
しかし、デザインが他人と被りにくくなる可能性が高い方法が、ダイヤそのものの形を変えることです。
ダイヤの形を変えることのメリット
ダイヤの形を変えることには、他人と被りにくいこと以外にも、いくつかのメリットがあり、
- 個性的なデザインになる
- 場合によっては石が大きく見える
- 場合によっては価格が安くなる
の3つが挙げられます。
まず、「個性的なデザインになる」ことについてですが、ダイヤモンドは、単純な丸い形から楕円形や四角形、洋ナシ形、ハート型などに変えるだけで、指輪が個性的になります。
例えば、良く選ばれている楕円形のオーバルカットは、緩やかな曲線が指のラインと美しく重なり合い、指が細長く見え、手元から上品で優雅な印象が放たれる特徴があります。
また、「場合によっては石が大きく見える」について、オーバルカットは、カットの形状から、テーブルがある面の表面積が一般的なダイヤモンドよりも大きくなり、見た目が比較的大きくなります。
「場合によっては価格が安くなる」については、オーバルカットなどは、一般的なダイヤモンドと比べると、安価に手に入る可能性があります。
エメラルドカットやハートシェイプなどは、一般的なダイヤモンドよりもやや高めに取引される傾向ですが、他にもペアシェイプ、マーキスカットなどは、やや安価に取引されている印象があります。
一般的な丸い形以外のダイヤであれば、30万円台の予算でも、0.4~0.5カラット台を入手できる可能性があります。
ダイヤの形を変えることが少数派な理由
ダイヤの形を変えることが少数派な理由は、
- 知名度が低いこと
- 注意点があること
の主に2つが挙げられます。
まず、1つめの「知名度が低いこと」は、丸い形以外のダイヤは、そもそもの取り扱いの量が少ないということです。
実際、丸い形以外のダイヤを取り扱うお店は、海外ブランドや一般ジュエリーショップなどに限られ、選べるストーンの数や選択肢も少ないです。
2つめの「注意点があること」は、事前知識がなく普通に選ぼうとすると、いくつかの問題に直面するということです。
丸い形以外のダイヤモンドは、形を選ぶのが難しいです。
例えば、楕円形のオーバルカットの場合、丸っぽく見えてしまうものや、反対に細長すぎに見えてしまうものもあり、同じ楕円形でも、微妙な違いがあります。
丸い形以外のダイヤは、ダイヤの形に厳密な規定はないため、形の微妙な違いから、好みのダイヤを探さないといけないという問題があります。
また、オーバルカットやマーキスカットのような縦長な形の場合は、ボウタイ効果という、中心を横切るように暗い部分が現れる現象が発生することもあるため、石ごとの特徴も把握しておかなくてはいけない問題があります。
そのため、丸い形以外のダイヤは、一般的なダイヤよりも注意点が多く、どうしても少数派になってしまいます。
しかし、丸い形以外のダイヤには、その分メリットもあるため、ダイヤに詳しい専門家に相談しながら、上手に理想の石を入手できることが理想です。
4位 オーダーメイドで世界に一つだけのデザインを選ぶ
30万円台で婚約指輪を選ぶ際は、オーダーメイドで、世界に一つだけのデザインの指輪を作ることがおすすめです。
婚約指輪をオーダーメイドすることで、二人にとって、思い出の深い、特別な指輪を作ることができます。
婚約指輪は、路面店などに沢山の種類が並びますが、必ずしも、二人にとってピッタリの指輪が見つかるとは限りません。
オーダーメイドを選択すると、デザインの構想から婚約指輪探しを始められるため、ふたりが共有する思い出やシンボルなど、意味合いの多く込められた指輪を作れます。
また、結婚指輪との重ね付けを想定したデザインやイエローまたはピンクゴールドでの製作なども、オーダーメイドの利点として挙げられます。
意味の込もった指輪を作るということも、ダイヤモンドやデザイン以外に、婚約指輪では大切な要素です。
そのため、30万円台のオーダーメイドで、この世に1つしかない、特別な指輪を作ってみるのはいかがでしょうか?
婚約指輪は30万円台でもいいのか?
婚約指輪は、30万円台で選んでも良いと思いますが、それは、選び方次第だと思います。
ダイヤモンドは、平均的に0.2~0.3カラット台がよく選ばれていますが、特別な指輪として何十年先も愛用することを考えると、0.5カラットは欲しいところです。
(※「0.5カラットは欲しい」理由については、次の記事をご確認下さい:婚約指輪の平均とは?年代別の金額・相場・ダイヤの大きさ・デザインをわかりやすく紹介
)
仮に、ダイヤモンドが0.2~0.3カラット台であったとしても、せめて、リングのデザインは、小粒ダイヤを多くあしらった、華やかなデザインにしたいものです。
人気だからという理由のみで、「0.2~0.3カラット台でシンプルなデザイン」というような平均的な婚約指輪を、30万円台で選ぶ場合、もう少し、選択の可能性を考えた方が良いと思います。
彼女にピッタリで、何十年先も愛用できる指輪を贈るため、
- 0.5カラット台に近いダイヤを何とか工夫して選ぶ
- デザインを華やか系にする
- ダイヤの形を工夫して個性的にする
など、一歩先までも考えられているものであれば、30万円台で選んでも良いと思います。
しかし、
- 「海外のハイブランドで0.3カラット以上や華やかなデザインがいい」
- 「0.3カラット以上のダイヤで細部までこだわったオリジナルのデザインがいい」
- 「0.5カラットは欲しいし品質やデザインもこだわりたい」
というような場合は、多少無理をしてでも、40万円以上の予算を想定した方が良いです。
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- 婚約指輪で30万円台とは?→全国で平均的にかかっている婚約指輪の金額
- 30万円台で購入できる婚約指輪のダイヤモンド→一般的に0.2~0.4ctと考えられるが、購入するお店のタイプによって異なる
- 30万円台で選べる婚約指輪のデザイン→購入するお店のタイプと、ダイヤモンドにどれほど金額を費やすのかによって異なる
- 30万円台での選び方→ダイヤモンドを大きめに選ぶことが最もおすすめ。それ以外には、ダイヤの装飾が多いデザインや丸い形以外のダイヤ、オーダーメイドで特別感の強いデザインを選ぶのがおすすめ。
婚約指輪は、30万円台の予算を費やせば、さまざまな商品やサービスの中から選べます。
しかし、何十年先も愛用するという長い視点で選ぼうとすると、お店選びなどの買い方に、工夫が必要な金額帯だと考えます。
人気のある0.2~0.3カラット台のダイヤは、ジュエリーとして綺麗ではありますが、長く愛用するという点では、大多数の人に相応しいとは限りません。
「彼女が何十年先も普段使いをしてくれる」というような視点で考えると、なるべく大きめのダイヤや、華やかなデザインなどを選んでおくことがおすすめです。
その際は、
- 「30万円台の限られた予算の中でいかに工夫して入手するのか」
または - 「40万円以上の予算を用意するのか」
のいずれかで考えることになると思います。
婚約指輪は、なるべく30万円台の予算内で購入できるように工夫して頂きたいです。
本文では触れませんでしたが、年齢を問わず普段使いしやすいエタニティリングなども、選択肢として良いと思います。
しかし、場合によっては、多少無理をしてでも、特別な指輪ですので、多めの予算を用意した方が良いのではないかと考えます。
40万円以上の予算を用意すれば、0.4~0.5カラット台の指輪も購入できるようになってきますし、上手に選べば、華やかなデザインや0.6~0.7カラット台の指輪も狙えないことはありません。
ぜひ、プロポーズで、相手の女性に喜んでもらえる、素敵な指輪を贈って下さいね!
婚約指輪のお悩みは、ぜひ無料相談を。
チャームスジュエリーとは?
- 1996年創業名古屋のジュエリーブランド。
- 1人でも多くの方の「心を豊かに」できるジュエリー製作を心掛けています。
- 「デザインや目安を知りたい」「婚約指輪の悩みを専門家に聴いてほしい…」「オーダーメイドに興味がある」という方におすすめです!
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