婚約指輪の「ブランド」とは?人気・有名ブランドとジュエリーショップのエンゲージリングの違い、特徴及び選び方をわかりやすく解説

  • 2025.08.27
  • コラム
チャームスジュエリー 婚約指輪の「ブランド」とは?人気・有名ブランドとジュエリーショップのエンゲージリングの違い、特徴及び選び方をわかりやすく解説

「婚約指輪はブランドで選ぶべき?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

確かにカルティエやティファニーのような有名ジュエリーブランドの婚約指輪には、気になる特別な魅力があります。

一方で、一般的なジュエリーショップでも高品質な指輪を手に入れることが可能です。


こんにちは。チャームスジュエリーです。

本記事では、「ブランドの婚約指輪とは何か?」という基本から、ブランドと一般ジュエリーショップのエンゲージリングにおける実際の違い、選び方のヒントまでを、ジュエラーとして知る限りの情報で丁寧に解説します。

プロポーズの前に、これから婚約指輪を検討するうえで、自分に合った選択をするための参考になれば幸いです。

婚約指輪の「ブランド」とは?

婚約指輪の「ブランド」とは?

婚約指輪の「ブランド」は、市場で販売されている婚約指輪とは区別できる商品を取り扱うジュエリーメーカーで、海外のハイブランドを中心に指します。

婚約指輪で「ブランド」と言われる指輪に、明確な境界はありませんが、一般的な婚約指輪とは明確な違いがあるほど、「ブランド」と呼ばれやすくなると思います。

一般的な婚約指輪と区別できることが多い「ブランド」は、

  • 王族や貴族、大富豪にジュエリーを作る格式の高さ
  • 自社でのダイヤモンドの買い付けと加工
  • 自社での指輪製作
  • ジュエリーデザインと開発の歴史
  • 必然的に求められる指輪の品質の高さ

などの要素が多いです。

そのため、「ブランド」は自社生産を行うジュエリーメーカーが多く、国内よりも長いジュエリーの歴史を持つ、西洋を中心とした海外の有名なジュエリーメーカーやハイブランドが、婚約指輪の「ブランド」を象徴すると思われます。

国内にもブランドはありますが、この記事では、婚約指輪で分かりやすく「ブランド」といえる、海外のハイブランドを、主にブランドとして扱います。

平均的な婚約指輪

平均的な婚約指輪

一般的な婚約指輪と区別できることが多い、ブランドの婚約指輪を理解するために、「平均的な婚約指輪」を押さえましょう。

婚約指輪のダイヤモンドは、0.2カラット台の大きさから、大変希少な2カラット台の大きさまでと、非常に幅広いです。

その中で、平均的なダイヤモンドは、全国的に、0.2~0.4カラットが最も選ばれています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)。

また、価格も、20万円台で買える婚約指輪から、1000万円以上必要な婚約指輪もあります。

しかし、その中でも婚約指輪の平均価格は、30~40万円といわれています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)。

婚約指輪のデザインは、ダイヤモンドや宝石の使い方によって、異なります。

しかし、最も選ばれているデザインは、1粒のダイヤのみを使用するソリテールです。

素材も、ブライダルとの相性の良さから、プラチナが92%の人に選ばれています(「プラチナギルドインターナショナル」)。

そのため、平均的な婚約指輪は、0.2~0.4カラットのダイヤモンドで、30~40万円で購入できる、デザインがシンプルなプラチナリングを主に指します。

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チャームスジュエリーとは?

  • 1996年創業名古屋のジュエリーブランド。
  • 1人でも多くの方の「心を豊かに」できるジュエリー製作を心掛けています。
  • 「デザインや目安を知りたい」「婚約指輪の悩みを専門家に聴いてほしい…」「オーダーメイドに興味がある」という方におすすめです!

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「一般ジュエリーショップ」とは?

「一般ジュエリーショップ」とは?

ジュエリーショップには、ブランド以外にもさまざまなお店があります。

この記事では、ブランドの婚約指輪と比較するために、

  • 流行りのブライダルジュエリーを中心に販売する店舗
  • オリジナルのジュエリーを小規模で販売する店舗

などを、まとめて「一般ジュエリーショップ」とします。

流行りのブライダルジュエリーを中心に販売する店舗は、世間のトレンドを把握し、大多数のカップルに共通して支持されるような価格とデザインの商品を取り扱っている傾向です。

人気のある店舗は、デザインの種類やダイヤモンドの品揃えが豊富で、サービスが隅々まで行き届いており、路面店立ち寄りやすい環境を整えていることが多いです。

他にも、オリジナルのジュエリーを小規模で販売する店舗は、地域に根差し、数店舗のみを構えます。

しかし、接客やジュエリーの品質、価格など、いずれかの要素で特に優れているケースが多く、それぞれのお店の個性が強めです。

このように、一般ジュエリーショップは、「大部分を占め、流行りのブライダルジュエリーを中心に販売する店舗」と、「一定数の人が購入先として選び、オリジナルのジュエリーを小規模で販売する店舗」などから成ります。

ブランドと一般ジュエリーショップの婚約指輪の違いとは?

ブランドと一般ジュエリーショップの婚約指輪の違いとは?

一般ジュエリーショップと比較しながら、ブランドの婚約指輪の特徴を、それぞれ詳しく紹介します。

販売形態の違い

販売形態

ブランドの流通形態は、婚約指輪の材料生産から販売までを一貫して行う傾向が強い点で、一般ジュエリーショップと違います。

ブランドは、グローバルなマーケットに精通し、ダイヤモンドを原石の状態から買い付けて加工を行ったり、指輪の製作も自社で行う傾向が強いです。

そのため、ダイヤモンドは大粒になる傾向がありますし、宝石による品質の妥協はありません。

また、ブランドでの価格は、広告宣伝などにより世界中で高い信頼を得ている事例が多いため、一般ジュエリーショップでの相場と異なります。

一方、一般ジュエリーショップは、ダイヤモンドを原石から買い付けて加工するショップはほとんどありませんし、一部のショップは指輪の製作も委託しています。

ダイヤモンドは流通量の多い0.2~0.4カラットが中心になり、顧客のニーズに合わせて品質も選ばれている印象です。

一般ジュエリーショップは、国内で婚約指輪を探す人々のニーズによく向き合い、婚約指輪の値段はリーズナブルな印象です。

ダイヤモンドの違い

ダイヤモンドの違い

ブランドのダイヤは、一般ジュエリーショップよりも、大粒で品質が優れる傾向です。

ブランドで作られるジュエリーは、華奢なジュエリーよりも、ダイヤモンドや宝石の存在感が発揮され、プラチナやゴールドの見栄えではなく、宝石の見栄えが主体となったジュエリーを製作する傾向にあります。

そのため、ブランドは、ダイヤモンドや原石を世界規模で買い付けており、大粒で高品質なダイヤを積極的に入手しています。

一般ジュエリーショップのダイヤモンドは、ブライダル市場における世の中のトレンドを重視する傾向にあり、ダイヤモンドの大きさは平均的で、品質も一般的に受け入れられるグレード帯のダイヤを取り扱う印象です。

ダイヤモンドには、「Dカラー」や「IFのクラリティ」などの最高ランクが存在しますが、婚約指輪で使われる一般的なダイヤモンドは、最高ランクでなくても、見た目の美しさに不完全さを感じることはありません。

ブランドの中には、予算に合う指輪を提供するために最低ラインの品質を提案したり、一般ジュエリーショップの中にも、最高ランクのダイヤを取り扱うショップがあります。

しかし、全体的に比較すると、ブランドで購入する婚約指輪のダイヤモンドは、一般ジュエリーショップよりも水準が高い傾向です。

デザインの違い

デザインの違い

ブランドのデザインは、一般ジュエリーショップよりも洗練されている傾向で、過去の実績があります。

ブランドのデザインは、これまでに王侯貴族や富裕層から受注したり、有名な展覧会に出すジュエリーを製作してきた実績に基づいています。

石の選び方や並べ方、セッティングの仕方によって、婚約指輪の姿は大きく変わってしまいます。

ブランドは、デザイナーのまったく妥協のない設計や過去に評価されたデザインの蓄積が多いです。

細部に至るまで批判できない設計になっており、現在の婚約指輪に影響を与えるほど多くの人を魅了しています。

結果的にブランドのデザインは、エレガントな商品が多く、ダイヤモンドによる装飾も豪華なデザインは芸術的です。

一方、一般ジュエリーショップは、国内の婚約指輪を探す人々や個人のニーズに合うようにデザインされる傾向です。

0.2~0.4カラットのダイヤモンドが上手く引き立つように設計されており、好みに合わせて、シンプルからゴージャス系、ストレートやウェーブ型など、ディテールの違いでバリエーションがあります。

ブランドの中にも、ソリテールの至ってシンプルなデザインや、一般ジュエリーショップの中でも、エレガントで洗練されたデザインを提供するショップはあります。

しかし、全体的に比較すると、ブランドの洗練されたデザインは、有名なデザイナーやブランドを支えてきた歴史とコンセプトが裏付けられます。

品質の違い

品質の違い

ブランドの婚約指輪は、一般ジュエリーショップよりも、婚約指輪自体の品質が良い傾向です。

婚約指輪の品質は構想の段階から決まるといわれ(2)、王侯貴族や有名なコンテストなどで認められてきた経歴があるブランドでは、大粒のダイヤや多くのメレダイヤを巧妙に使った指輪が陳列します。

ブランドの婚約指輪は、宝石を多く使用するデザインが主体となりますが、精巧な作りで繊細な輝きを放つ指輪が多く、クラフトマンシップを感じられる質の良い指輪が並びます。

特に、リング枠に留まるメレダイヤのセッティングには、専門の技術が必要で、メーカーによって留め方に工夫や違いが見られ、指輪の裏側から至る部分まで、綺麗に仕上がっています。

メインのダイヤモンドは、「地金との接触面積が少なく、光がストーンまでしっかり通りやすい作りになっているのか」、メレダイヤは、「石の高さや石同士が等間隔の絶妙な距離を取って敷き詰められたように留まっているのか」など、ダイヤのセッティングの深さやチェックできるポイントには限度がありません。

一方、一般ジュエリーショップは、構想自体がシンプルな婚約指輪を中心に、品質が統一されている印象です。

センターのダイヤを中心に引き立たせるデザインが多いため、ブランドの婚約指輪よりも宝石の数は少ない傾向で、高度な石留め技術も多く必要のない印象です。

一部の一般ジュエリーショップでは、ジュエリーの製作設備や品質にこだわり、「ブランド並みの構想で宝石が多くあしらわれた、完成度の高い指輪」を提供しているお店もあります。

しかし、全体的に見ると、ブランドの婚約指輪は、過去の実績が多いため、品質の高さが一定以上に保証されていると感じます。

アフターサービス

アフターサービス

購入後におけるブランドのアフターサービスは、一般ジュエリーショップよりも、やや限定されているように感じます。

ブランドの本社は日本国内ではないことが多く、一般ジュエリーショップよりも、サイズ調整や修理などを行う拠点が、国内に少ないと思われます。

ブランドにもよると思いますが、アフターサービスは、一般ジュエリーショップの方がやや充実し、安心して利用できる傾向にあると感じます。

購入後も、大切な婚約指輪を長く愛用するために、アフターサービスに限っては、一般ジュエリーショップが欠かせないと思います。

有名・人気ブランドの婚約指輪の事例

有名・人気ブランドの婚約指輪の事例

有名ブランドの婚約指輪の事例を一覧形式で紹介します。

カルティエ

カルティエ

カルティエ(Cartier)は、1847年にルイ・フランソワ・カルティエによってフランスで創業し、現在は総合的なジュエリーメーカーとして有名です。

カルティエは、先駆けとなるジュエリーを創り出してきた歴史があり、プラチナの加工によるジュエリーの創出にもいち早く手を付けています。

カルティエは、ジュエリーのクリエイターとしても、商売面に関しても優れており、ジュエリー市場での人気は高いです。

カルティエのデザインは、白のダイヤモンドと黒のオニキスのグラデーションが特徴の「パンテール・シリーズ」や中国や日本のエキゾティックな模様などを巧 妙に利用したジュエリーなど(1)、先駆的かつハイセンスなジュエリーを作りだしてきた経歴と実績があります。

その上ジュエリーは、耐久性と輝きが優れる上に、形が明確で作りに無駄がなく、非常に本格的であることがポイントです。

婚約指輪は、「1895 ソリテール リング」コレクションを中心に、デザイン性は至ってシンプルな印象です。

ハリーウィンストン

ハリー・ウィンストン(Harry Winston)は、創業者が他に例をみないほどの大宝石商として有名な、ダイヤモンド小売商としての側面を併せ持つ高級ブランドです。

創業者のハリー・ウィンストンは、資産性を持った宝石に専心し、とにかく大きさのある宝石を購入し続けた経歴と、カット後で125カラットの「ヨンカー」ダイヤモンドなどの話題に上る宝石を世に送り出した実績もあります(3)。

ハリーウィンストンのダイヤモンドは、大きさだけでなく、品質も「Dカラー」や「フローレス」など、完全なダイヤモンドを求める姿勢から、最上質のダイヤモンドを多く取り扱う印象です。

ジュエリーに使用するダイヤモンドへのこだわりが長年の伝統を受け継いでおり、ジュエリーデザインでは、なるべくプラチナやゴールドでは見た目を表現せず、ダイヤモンドや宝石の輝きであふれるように、外観を構成する特徴があります。

そのため、ハリーウィンストンの婚約指輪は、ジュエリーとしてデザインが洗練されており、ダイヤモンドが主体となるために、石の配置やセッティングが緻密で、指輪の完成度は高いです。

ティファニー

ティファニー

ティファニー(Tiffany & Co.)は、1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーが、アメリカのニューヨークでティファニー商会を開設したことに始まります。

ティファニーは、287カラットのカナリー色の原石から、128カラットの「ティファニー・ダイヤモンド」をカットしたことで有名で(1)、現在もダイヤモンド原石のカットは自社ですべて行っています。

デザインでは、婚約指輪でとても有名な「ティファニー・セッティング」が挙げられます。

ティファニー・セッティングは、1886年にティファニーで開発され、ダイヤモンドの周りから、より多くの光を取り入れ、美しい輝きを最大限に発揮させることが意図にあります(2)。

6本爪でダイヤモンドを高く持ち上げて美しく留めるスタイルで、完成度の高さから全世界に広がりました。

デザイナーの力が存分に発揮された、革新性のある完成度の高いジュエリーが、婚約指輪も含めて販売されています。

その他

その他

ブランドは、18世紀後半から創業したメーカーが多く、中でも、歴史的に格式の高いメーカとして、ショーメ(Chaumet)が挙げられます。

ショーメは、ナポレオン一族の御用達として有名で、高貴な女性や貴族、富裕層に向けて、正統的なジュエリーを多く作り出してきた経歴があります。

また、創業は比較的新しく20世紀後半になりますが、販売形態が特徴的であることから、イギリス発祥のグラフ(Graff)を取り上げておきたいです。

グラフは、ダイヤモンドの原石を入手するために南アフリカの会社を買い取り、加工も自ら行って、一流の宝石のみを扱うことに徹底しています。

そのため、グラフはジュエリーに妥協が一切無く、一部の宝石に資産としての価値を見出す人を中心に、高価格帯の婚約指輪を販売している印象です。

デザインの面でいえば、ブルガリ(Bvlgali)のように、イタリアの洗練された芸術スタイルをジュエリーに反映させ、華やかで大胆かつ独創的なデザインを展開するスタイルは、ブランドならではであると思います。

さらに、婚約指輪の品質面では、ヴァン・クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)を挙げずにはいられません。

ヴァン・クリーフ&アーペルは、「ミステリー・セッティング」と呼ばれる石留めの技法で良く知られており、王侯貴族にも認められています。

「ミステリー・セッティング」は、色付きの宝石を敷き詰めて留める際に、留めるのに必要な金属の爪が全く見えない作りにする方法で、ジュエリーが高度な技術で作られています。

このように、販売形態やダイヤモンド、デザイン、品質において、世間で一流と認められたブランドが、独自のコンセプトで婚約指輪を販売しています。

ブランドのメリット・デメリット

ブランドのメリット・デメリット

ブランドで婚約指輪を購入する場合のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

メリット

ブランドで購入する婚約指輪は、ダイヤモンドと品質が一定以上保証され、自身の好みに合うデザインが見つかる可能性も高いです。

また、知り合いや友人、家族などにも認知してもらいやすいメリットがあります。

ブランドで購入する婚約指輪は、ダイヤモンド、デザイン及び品質に高級感があり、歴史的な裏付けや実績があります。

デメリット

デメリット

ブランドで購入する婚約指輪は、ダイヤモンドが小ぶりの選択肢になったり、平均(30~40万円)以上の予算が必要である可能性が高まります。

ブランドで婚約指輪を購入する場合は、高価格帯の指輪が多く、広告宣伝費や取り入れる宝石や素材へのこだわりの高さが価格に反映されます。

一般ジュエリーショップのメリット・デメリット

一般ジュエリーショップのメリット・デメリット

では、一般ジュエリーショップで婚約指輪を購入する場合の、メリットとデメリットを紹介します。

メリット

メリット

一般ジュエリーショップで購入する婚約指輪は、全国の平均的な予算(30~40万円)内で収められたり、大粒のダイヤモンドや、メレダイヤ多くあしらわれた指輪も購入できる可能性がメリットとして挙げられます。

一般ジュエリーショップで婚約指輪を購入すれば、国内のニーズや個人の要望がよく汲み取られており、リーズナブルな価格で納得のいく指輪を見つけられます。

デメリット

デメリット

一般ジュエリーショップで購入する婚約指輪は、お店によっては、ダイヤモンドやデザインの構想レベル、品質などが一定以下である可能性が、完全に否定できません。

ダイヤモンドは、見た目は変わらないものの、カラーはF以上、クラリティはVS2以上、カットはEXCELLENTが基本と考えます。

また、婚約指輪は「一生モノ」とも言われ、永く愛用できるデザインが理想です。

品質も、ダイヤの輝き方や耐久性などが、ブランドの婚約指輪と同程度に近い状態が必要と考えます。

一般ジュエリーショップで婚約指輪を購入すれば、ダイヤモンド、デザイン及び品質が一定以上である保証はないため、注意点として、ショップ選びを自身のリサーチと判断で行う必要があります。

ブランドと一般ジュエリーショップ、どちらが自分に合っている?

ブランドと一般ジュエリーショップ、どちらが自分に合っている?

ブランドまたは一般ジュエリーショップのどちらが合っているのかは、予算と探している婚約指輪によります。

そのため、シチュエーション別に、一般ジュエリーショップよりもブランドの方が合っている人を、ランキング形式で紹介します。

1位. 40~50万円以上で平均的な婚約指輪を探す人

1位. 40~50万円以上で平均的な婚約指輪を探す人

多めの予算(40〜50万円以上)で、平均的な婚約指輪(「平均的な婚約指輪」の項目を参照)を探す人は、ブランドが合っています。

ブランドの婚約指輪は、ダイヤモンド、デザイン及び品質が優れており、歴史的な実績からも、指輪自体が保証されているためです。

0.2~0.4カラットで、デザインもシンプルな、平均的な婚約指輪で良い場合は、ブランドの婚約指輪の方が後悔する可能性も低く、長期的に見てもメリットが多いと考えます。

2位. 40~50万円以上で平均以上の婚約指輪を探す人

2位. 40~50万円以上で平均以上の婚約指輪を探す人

多めの予算(40〜50万円以上)で、平均(「平均的な婚約指輪」の項目を参照)以上の婚約指輪を探す人は、どちらかというとブランドの方が合っています。

ブランドは、ダイヤモンドが一定以上の基準で保証されており、デザインも多くの人に支持され、選ばれてきた理由と歴史があります。

また、婚約指輪自体も、精巧に作られた商品が中心でクオリティが高く、多くの人におすすめできます。

ブランドで、0.5~0.7カラットやメレダイヤが多く施された華やかなデザインの指輪を購入すれば、品質、希少性ともにメリットを受けられるでしょう。

しかし、平均以上の予算と言っても、ブランドによっては、0.5~0.7カラットやメレダイヤが多く施された華やかなデザインの指輪を、予算内で購入できない場合があります。

また、1.0カラット以上の大粒のダイヤで作られた婚約指輪を求める場合には、100万円台後半以上の予算が必要です。

そのため、人並み以上の予算を用意できるとはいえ、それでも予算を越えてしまうような場合は、一般ジュエリーショップをおすすめします。

一般ジュエリーショップは、価格がリーズナブルであり、自身の要望を親密に受け入れてもらえ、求めていたダイヤモンドの大きさや品質、指輪のデザインで、決める予算内で婚約指輪を提供してもらえます。

また、オーダーメイドでオリジナルのジュエリーを製作することも、一般ジュエリーショップでは可能な場合があります。

オーダーメイドの婚約指輪で、思い出の深い、世界に一つだけのデザインを作ることも素敵です。

婚約指輪は、見積り価格が上昇するほど、おすすめの一般ジュエリーショップは限られてきますが、

  • ダイヤモンドの市場で最も権威のある資格の一つ、GIA G. G.(米国宝石学会宝石鑑定士)を取得する鑑定士によって、ブランド並みにダイヤモンドを選定してもらえるお店
  • コンテスト受賞歴のある職人によるデザイン
  • 高度なダイヤモンドセッティングの技術と設備が整うショップ

などを選べば、ブランドに引けを取らない指輪を入手することも可能です。

また、「ふたりで決めていた予定の大きさよりも、大粒のダイヤモンドの婚約指輪を贈る」というようなサプライズの演出も、一般ジュエリーショップならではです。

一般ジュエリーショップは、ブランドと並んで、選択肢の一つとして加えられると考えられます。

3位. 30~40万円程度で平均的な婚約指輪を探す人

3位. 30~40万円程度で平均的な婚約指輪を探す人

全国平均の予算(30~40万円)で、平均的な婚約指輪を探す人は、どちらかというとブランドは合っていません。

一部の場合とは別に、多くの場合は、一般ジュエリーショップがおすすめです。

一般ジュエリーショップは、価格設定がリーズナブルであり、全国的に婚約指輪を求めている人のニーズに沿ったダイヤモンド、デザインおよび品質の婚約指輪を提供してもらえます。

そのため、ディテール違いが幅広いデザインの中から、婚約指輪を予算内で選ぶことが可能です。

また、オリジナル性を追求したい人にとっては、オーダーメイドのサービスを行っているお店もあるため、納得のいく指輪を購入できる可能性が高まります。

しかし、平均的な予算でも、まったくブランドをおすすめできないわけではありません。

平均的な婚約指輪の中でも、0.2カラット台かつシンプルなデザインでも良いような場合は、予算内で購入できる可能性があります。

ブランドで、憧れとともに、ダイヤモンド、デザイン及び品質が、一定以上に保証された婚約指輪を購入することも素敵な選択です。

4位. 30~40万円程度で平均以上の婚約指輪を探す人

4位. 30~40万円程度で平均以上の婚約指輪を探す人

全国平均の予算(30~40万円)で、平均以上の婚約指輪を探す人は、ブランドは合っていません。

ブランドで平均以上の婚約指輪を探せば、確実に予算を超えるためです。

反対に、一般ジュエリーショップの婚約指輪は、価格がリーズナブルであり、平均以上の婚約指輪でも、予算内で購入できる可能性が高まります。

0.5カラット以上や、メレダイヤの装飾が美しいデザインの婚約指輪などを求める場合は、ブランドの場合は確実に平均的な予算を越えます。

また、ブランドでは、オーダーメイドのサービスをほとんど行っていないため、婚約指輪にオリジナル性を追求することも難しい場合が多いです。

一般ジュエリーショップは、オーダーメイドで、他人と被らない指輪を製作できることもありますし、購入後のアフターサービスも、ブランドより充実していることが多いため、婚約指輪のメンテナンス費用も抑えられます。

そのため、平均的な予算で、平均以上の婚約指輪を求める場合は、一般ジュエリーショップに相談することを強くおすすめします。

まとめ

まとめ

本記事をまとめると以下の通りです:

  1. 婚約指輪の「ブランド」とは?→市場で販売されている婚約指輪とは区別できる商品を取り扱っているジュエリーメーカーで、海外のハイブランドを中心に指す
  2. ブランドの婚約指輪の特徴は?:
    -販売形態→婚約指輪の材料生産から販売までを一貫して行う傾向が強く、一般ジュエリーショップの相場と異なる
    -ダイヤモンド→大粒が中心で品質が優れる傾向
    -デザイン→洗練されている傾向で、信頼できる
    -品質→婚約指輪自体の品質が良い傾向
  3. 婚約指輪でどのような時にブランドを選ぶと良いか?→40~50万円以上でメジャーな条件の婚約指輪を探す場合。ダイヤモンドが大きな婚約指輪を探す場合は、人並みの2倍以上の予算が用意できる場合(※それでも足りなくなる場合あり)

ブランドと一般ジュエリーショップの婚約指輪は、一見すると違いが分からないことが良くありますが、ブランドには、王侯貴族との繋がりや社会的風潮の変化を乗り越えてきた確かな歴史があります。

そのため、一般ジュエリーショップが、いくら完成度の高い婚約指輪を提供したとしても、格式の高さでブランドに勝ることは、ほとんどありません。

デザインも、婚約指輪を購入するうえで重要なポイントです。

ブランドの婚約指輪はデザインが優れており、上品さを兼ね揃えた高級なジュエリーとして、現在も多くの人に支持されています。

そのため、「ブランドの婚約指輪を購入すれば間違いない」という考えは、一応肯定できます。

しかし、正直なところ、国内のジュエリーメーカーも、劣ってはいないと思います。

カルティエが日本のエキゾティックな模様などをデザインに取り入れたように、日本にも独自の社会的風潮があり、今後も新しいジュエリーが発展していく余地はあると考えるためです。

この記事では紹介しませんでしたが、国内にも、ミキモトや俄(にわか)などの有名なジュエリーブランドがあり、そこから、やや小規模であったり、ブライダルを中心に取り扱う一般ジュエリーショップが軒(のき)を連ねています。

当店は、愛知県名古屋市内の繁華街に店舗を構え、オーダーメイドでオリジナルジュエリーを提供する、小規模展開の一般ジュエリーショップです。

石留めの精巧なジュエリーを製作する設備環境と取り扱うダイヤモンドの品質には自信があり、提供している婚約指輪のクオリティは、ブランドに引けを取らないと自負しております。

婚約指輪は、高品質なダイヤモンドを使用するほど特別感を演出できますし、結婚指輪との重ね着けなども魅力的です。

婚約指輪の可能性は幅広く、相手の女性に永く愛用してもらえるよう、「身に着けた時に予想される彼女の好み」や「普段のスタイルに合うこと」などをとことん考えていけば、婚約指輪の魅力にはまだまだ可能性があり、ブランドにこだわる必要もなくなってきます。

ぜひ素敵な婚約指輪をお贈り下さい!

婚約指輪のお悩みは、ぜひ無料相談を。

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  • 1996年創業名古屋のジュエリーブランド。
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〇この記事は以下の文献を参考にしています。本文中に同じ番号が降ってある箇所は、文献内容から直接引用した箇所になります:
(1) 「ブランド・ジュエリー 30の物語 -天才作家たちの軌跡と名品-」山口遼 著 東京美術
(2) 「宝石3 ジュエリー その品質と価値の見方」諏訪恭一 著 世界文化社
(3) 「ジュエリーの世界史」山口遼 著 新潮文庫
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