婚約指輪にエメラルドカットを選ぶ魅力とは?特徴・注意点・当店おすすめデザインも紹介
- 2025.05.27
- コラム

婚約指輪といえば「円形のダイヤモンド(ラウンドブリリアントカット)」ですが、「他人とかぶらない、個性的なデザインにしたい」と考える方には「エメラルドカット」のダイヤモンドが人気です。
長方形のフォルムと階段状のカットによる、静かな輝きと透明感。
エメラルドカットは、華やかさとは違う、大人の落ち着きやクラシックな雰囲気が魅力的なポイントです。
こんにちは。チャームスジュエリーです。
この記事では、エメラルドカットの特徴やラウンドとの違い、選ぶ際の注意点、おすすめのデザインや素材についてご紹介します。
後半では、当店でご案内しているエメラルドカットの婚約指輪についても、価格帯別にご紹介します。
他の人とは違う、知的で洗練されたエンゲージリングを探している方は、ぜひこの記事を参考にして下さい!
目次
エメラルドカットとは?
エメラルドカットは、細長い長方形で、角が面取りされた形にするダイヤモンドのカット方法です。
エメラルドカットの「エメラルド」は、元々エメラルドのために開発されたことに由来し、耐久性の低いエメラルドがセッティングしやすいよう角が面取りされています。
エメラルドカットは、「バゲットカット」などにシェイプが似ており、いずれもステップカットという独特な種類に分類されます。
プリンセスカットは、直線的な形状という意味でエメラルドカットと類似しますが、輝き方が違います。
エメラルドカットは、個性的な形ですが、ダイヤモンドは比較的多く流通しています。
エメラルドカットの魅力
エメラルドカットのダイヤは、優雅で洗練されたヴィンテージ感があります。
形状バランスの取れた最高級のエメラルドカットは芸術的な評価も高く、世界的に、王族の婚約指輪やジュエリーにも使われてきた歴史があります。
エメラルドカットは、
- テーブルが滑らかに磨かれ、覗き込む時に覚える透明感
- ステップ状に連なる縦長のファセットから放たれる輝き
に、独特な魅力を感じます。
光の反射と細長い長方形の輪郭、面取りされた角の形状から、目線は中央へ引き寄せられ、エメラルドカット特有の美しさを覚えます。
ラウンドカットとの違い
エメラルドカットのダイヤを、ラウンド(正式名:ラウンドブリリアント)カットと比較してみます:
価格:
ラウンドカット: 一般的
エメラルドカット:ラウンドよりやや高額
見た目のインパクト:
ラウンドカット:指輪によく馴染む
エメラルドカット:目に留まりやすい
個性:
ラウンドカット:一般的
エメラルドカット:形に個性がある
希少性:
ラウンドカット:人と被る。一般的な指輪に見える
エメラルドカット:人と被らない。特別な指輪に見える
輝き:
ラウンドカット:よく輝く
エメラルドカット:ラウンドより輝かない印象
透明感:
ラウンドカット:一般的
エメラルドカット:ラウンドより透明感がある
価格
エメラルドカットのダイヤは、ラウンドよりも、やや高価です。
高額な理由の一つとして、品質があります。
エメラルドカットは、ラウンドに比べて、ダイヤモンドに透明感が重視されます。
そのため、透明度の高いVS2以上が好ましく、高い品質が求められます。
個性の強さ
エメラルドカットは、ラウンドとは異なり、形に個性があります。
ハートやペアシェイプ、オーバル、クッションカットのように、エメラルドカットは、ラウンド以外の形状になることから、ファンシーカットと呼ばれます。
指輪として身に着けるとダイヤモンドが目に留まりやすく、友人や知り合いとあまり被らない特別な指輪になります。
ダイヤそのものの特徴
エメラルドカットは、ラウンドカットに比べて輝かない分、ダイヤモンドに透明感があります。
エメラルドカットは、カット面のファセットが長くて大きく、光が開かれたファセットから透過して放たれます。
その輝きは、エメラルドカットなどのステップカットにしかない、独特な美しさがあります。
エメラルドカットを選ぶときの注意点
エメラルドカットには、注意点があります。
主な注意点を3つ紹介します。
縦横比に注目(1:1.3〜1:1.5が多い)
エメラルドカットは、長方形のような形をしているため、縦と横の比率があります。
縦横比には、完璧な比率は存在しませんが、縦/横の比率が1.3~1.5のものが中心で1.4辺りが最適とされます。
横に長い(縦/横=1.2)
縦横の比率が1.2で、横に長い印象のエメラルドカットです。
ダイヤモンドは十分美しいですが、横が長めな場合は、縦横の比が1対1に近づき、エメラルドカットの形における個性が弱まります。
また、比率が低すぎると、「アッシャーカット」という正方形に近い別のカットに類似してきます。
理想形(縦/横=1.4)
縦横の比率が1.4で、理想とされる形のエメラルドカットです。
バランスが良く、エメラルドカットの特徴がよく発揮されます。
縦に長い(縦/横=1.6)
縦横の比率が1.6で、縦に長い印象のエメラルドカットです。
細長い場合は、「ダイヤモンドが個性的」と感じます。
比率が高すぎると、「バゲットカット」という細長い別のカットに類似してきます。
しかし、人によっては、形が滑らかになるなどの理由から、1.50~1.60の細長い比率を好む場合もあります。
カラット数とサイズ感の関係
エメラルドカットは、ダイヤのカラット数とサイズ感が比例しないことがあります。
一般的なラウンドカットは、カラット数に伴って、サイズ感も比例して大きくなります。
しかし、エメラルドカットは、カラット数が増えても、サイズ感が大きくならない場合があります。
サイズ感は、指輪として身に着けた時に、目に留まるダイヤモンドの面積の広さに直結します。
エメラルドカットの場合、カラット数が増えると、ダイヤの高さや厚さ、深さのみが大きくなる場合があります。
そのため、例えば、0.5カラットの指輪を身に着けた時に、「このダイヤ、大きめのカラットの割にはあまり大きくないな」と感じることがあります。
一般的なラウンドカットは、カラット数と高さのバランスに、厳しい基準が設けられています。
しかし、エメラルドカットは、カラット数と高さのバランスに基準が設けられていないため、小さく感じることがあります。
ただし、サイズ感を重視しすぎて、浅すぎるエメラルドカットを選ぶと、輝きが少しぼやけて見える場合があるため、注意しましょう。
品質
エメラルドカットは細長く、一つ一つの面も大きく細長いことから、気泡や傷、内包物があると目立ちやすいです。
そのため、品質では、クラリティのグレードが、VS2(顕微鏡で10倍の倍率で内包物がなんとか確認できるが、微少と特徴付けられる程度)以上のものを選ぶと良いです。
婚約指輪のお悩みは、ぜひ無料相談を。
チャームスジュエリーとは?
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サイズ別の印象と選び方
エメラルドカットを、サイズ別に比較してみます。
0.2〜0.4ct(平均的サイズ)
指輪とのバランスが良く、指の上に来ると、指馴染みも良いです。
控えめで、上品な印象です。
0.5〜0.7ct
エレガントな雰囲気を纏(まと)い、エメラルドカットが存在感を放つようになります。
1.0ct
優雅でクラシックな印象を放ち、エメラルドカットの存在感が強くなります。
素材の違いで変わる印象
素材のカラーを変えることで、エメラルドカットの個性と素材の特徴が合わさり、指輪の印象が変わります。
プラチナ
プラチナは、婚約指輪で、92%の人が選んでいます。
定番の素材で、純白の輝きはウェディングドレスや白無垢の白色と相性が良いです。
イエローゴールド
イエローゴールドは、美しいゴールドカラーが、肌なじみに優れます。
素材の特徴から、イエローゴールドで作るエメラルドカットの指輪は、とてもクラシックな印象を放ちます。
また、エメラルドカットでは無色透明以外にも、カラーグレードが「G」以下で、やや黄色を呈した品質ダイヤが出回っています。
それらのダイヤとイエローゴールドを組み合わせれば、ダイヤの黄色と素材のゴールドカラーを個性的に同調させられます。
ピンクゴールド
ピンクゴールドは、含まれている銅の影響で淡いピンク色を呈した素材です。
ほんのりとしたピンク色が特徴で、温かみと肌なじみの良い色合いから、女性らしさや可愛らしい印象を引き立てます。
当店のエメラルドカット婚約指輪のご紹介
当店では、エメラルドカットのダイヤモンドを使った婚約指輪をフルオーダー・セミオーダーの両方で承っております。
エメラルドカットは、パヴェやソリテールなどのデザインと非常に相性が良く、ダイヤのセッティング方法はシンプルな爪留めが最適です。
特徴的なカットゆえ、デザインとのバランスが重要になりますが、
お客様ご希望の雰囲気やお相手の手元の印象に合わせて、石のサイズや縦横比、アームの太さ・素材まで細かく条件を絞って、ご提案いたしております。
以下に、店舗のコレクションの中から代表的なデザイン例とともに、商品詳細・価格・納期・サービスをご紹介します。
ソリテールタイプ(シンプルな一粒デザイン)
【※掲載画像は1.0ct、リング幅2.3mm及びプラチナ950のイメージです。実際の商品は、お選びいただく石や素材により変わります。
ご希望のイメージがございましたら、お気軽にご相談ください(以降同様)。】
ダイヤモンド:エメラルドカット 0.4ctから
素材:プラチナ950、K18イエローゴールド、ピンクゴールド
価格帯:40万円台〜(税込)
納期:平均4〜5週間(石・デザインにより変動)
-直線的なカット面と奥行きのある輝きが魅力の、エメラルドカットダイヤ。
シンプルなデザインが石の透明感を引き立て、凛とした印象に仕上がります。
メレ付き(パヴェ1列)タイプ
【※掲載画像は1.0ct、リング幅2.3mm及びプラチナ950のイメージです。】
ダイヤモンド:エメラルドカット 0.4ctから
メレダイヤモンド:合計0.2ct台中心
素材:プラチナ950、K18イエローゴールド、ピンクゴールド
価格帯:50万円台〜(税込)
納期:平均4〜5週間(石・デザインにより変動)
-中央のエメラルドカットの透明感と、メレの繊細な輝きのバランスが特徴。
上品さと華やかさを両立させたデザインです。
ヘイロータイプ
【※掲載画像は2.12ct、リング幅2.5mm及びプラチナ950のイメージです。】
ダイヤモンド:エメラルドカット 0.4ctから
メレダイヤモンド:合計0.3ct台中心
素材:プラチナ950、K18イエローゴールド、ピンクゴールド
価格:お問い合わせ下さい
納期:平均4〜5週間(石・デザインにより変動)
-メレダイヤで囲むことで輝きが増し、中央石が大きく見える人気デザイン。
クラシカルな雰囲気をお求めの方におすすめです。
店頭でのご相談のほか、オンラインでのご案内も承っております。
まとめ
本記事をまとめると、以下の通りです:
- エメラルドカットとは?→ダイヤモンドを細長い長方形で、角が面取りされた形にするカット方法。ステップカットという独特な種類に分類される
- エメラルドカットの魅力→優雅で洗練されたヴィンテージ感がある
- ラウンドカットとの違い:
-価格→ラウンドカットよりも、やや高値
-個性の強さ→形に個性がある
-ダイヤそのものの特徴→ラウンドカットに比べて輝かない分、透明感がある - エメラルドカットを選ぶときの注意点:
-縦横比に注目:
--横に長い(縦/横=1.2)→エメラルドカットの形における個性が弱まる
--理想形(縦/横=1.4)→エメラルドカットの特徴がよく発揮される
--縦に長い(縦/横=1.6)→ダイヤモンドが個性的に感じる
-カラット数とサイズ感の関係→カラット数とサイズ感が比例しないことがある。小さく感じることも
-品質→気泡や傷、内包物があると目立ちやすい。VS2以上を選ぶと良い - サイズ別の印象と選び方:
-0.2〜0.4ct(平均的サイズ)→指輪とのバランスが良く、指の上に来ると、指馴染みも良い
-0.5〜0.7ct→エメラルドカットが存在感を放つようになる
-1.0ct→エメラルドカットの存在感が強い - 素材の違いで変わる印象:
-プラチナ→92%の人が選んでいる。ブライダルと相性が良い
-イエローゴールド→美しいゴールドカラーが、肌なじみに優れる。とてもクラシックな印象を放つ
-ピンクゴールド→女性らしさや可愛らしい印象を引き立てる - 当店のエメラルドカット婚約指輪のご紹介→「ソリテール」「メレ付き」「ヘイロー」の3種類をご用意
エメラルドカットは、ダイヤモンドがクラシックで、ラウンドカットにはない洗練された魅力があります。
価格はやや高めで、カラット数の割には「小さい」と感じることがあるかも知れません。
しかし、エメラルドカットには、特有の雰囲気や透明感などの“深み”があります。
エメラルドカットは、ラウンドカットのように、形状に厳しい基準が設けられておりません。
ラウンドカットの場合は、「EXCELLENT」表記されたものを選べば、確実に綺麗な形を入手できます。
しかし、エメラルドカットは、自身で、縦横比と高さを確認して、理想的な形のダイヤを選ばなくてはいけません。
そのため、エメラルドカットを購入する際は、専門家の意見を取り入れると、良いかと思います。
ぜひ、エメラルドカットと、素敵なリング枠のデザインの組み合わせで、一生モノの美しい婚約指輪を入手して下さい!
婚約指輪のお悩みは、ぜひ無料相談を。
チャームスジュエリーとは?
- 1996年創業名古屋のジュエリーブランド。
- 1人でも多くの方の「心を豊かに」できるジュエリー製作を心掛けています。
- 「デザインや目安を知りたい」「婚約指輪の悩みを専門家に聴いてほしい…」「オーダーメイドに興味がある」という方におすすめです!
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